梅見ツーリング

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春の訪れを予感させる可憐な花を、愛でに行く

ピンクで鮮やかな桜に比べて、赤や白の可憐な花を咲かせる梅は玄人好みの花かもしれません。でも、紅白の梅はおめでたさの象徴でもあり、梅が咲く時期はまだ少し肌寒いですが、春の到来を予感させてくれます。そして、見事な梅林やしだれ梅は、桜に勝るとも劣らない絶景を見せてくれます。そんな、この時季にしか見れない、華麗な梅を見にツーリングに出かけられてみてはいかがでしょうか。

箕郷梅林(群馬県)

ちなみに、梅の収穫量が多い都道府県は、1位「和歌山県」、2位「群馬県」、3位「三重県」になります。また関東三大梅林は、水戸偕楽園(茨城県)、越生梅林(埼玉県)、曽我梅林(神奈川県)で、ぐんま三大梅林は秋間梅林、箕郷梅林、榛名梅林で、奈良の三大梅林は広橋梅林、賀名生(あのう)梅林、月ヶ瀬梅林になります。

1.水戸偕楽園(茨城県)  2.筑波山(茨城県)  3.ぐんま三大梅林(群馬県)  4.越生梅林(埼玉県)  5.吉野梅郷(東京都)  6. 熱海・湯河原(神奈川県・静岡県) 7. 磐田・浜松(静岡県) 8. 川売(かおれ) 9. 鈴鹿・いなべ(三重県) 10. 月ヶ瀬梅林(奈良県) 11. 淡路島(兵庫県) 12. 栗林公園(香川県)

□関東

水戸偕楽園(茨城県)
偕楽園(茨城県)

金沢の兼六園、岡山の後楽 園と共に日本三名園のひとつに挙げられる水戸の偕楽園。都心から日帰り圏内にも関わらず、なかなかツーリングでは行くことが少ない場所です。その偕楽園の名物が梅、2月中旬ごろから3月中旬にかけて園内にある3,000本もの梅の桜が開花し、梅まつりも開催されます。なかなか訪ねることの少ない日本三名園。是非、この時季だからこそ訪ねられてみてはいかがでしょうか。

筑波山(茨城県)
筑波山の梅林(茨城県)

都心から約80km、バイクで約1時間30分で行ける日本百名山の筑波山。標高が877mと百名山では最も標高が低く、関東平野の北東部にある独立峰ということで、冬でも走れる山です。この時季、万葉集にも詠まれた筑波山の山腹は梅の花で埋め尽くされます。筑波山の梅の見頃は2月上旬から3月上旬。北関東エリアからも行きやすい筑波山。ちょっと、ぷらっとツーリングに出かけられてみてはいかがでしょうか。

ぐんま三大梅林(群馬県)
榛名梅林

全国で2位の梅の産地の群馬県。その群馬県の高崎市から安中市にかけて群馬県の三大梅林があります。初春にはなりますが、標高が低い場所にありますため好天なら路面凍結も心配なく走れますし、3つの梅林間の距離はおおよそ20kmのため、上毛三山の榛名山や妙義山を見つつ梅林巡りはいかがでしょうか。見頃は3月上旬から下旬になります。

越生梅林(埼玉県)
越生梅林(埼玉県)

埼玉県の三波渓谷から南に6kmほど進みますと関東三梅林の越生梅林があり、2月下旬から3月上旬にかけて園内の約1,000本もの梅の木が可憐な花を咲かせ、周囲の梅林を含めますと、梅の木の数は約20,000本にもなります。都心からぷらっと訪ねられるツーリングエリアでもあります。

吉野梅郷(東京都)
吉野梅郷(東京都)

以前は25,000本の梅の木があり、関東有数の梅の名所でした吉野梅郷。2010年にウメのウイルスが発見され、ほぼすべての梅の木が伐採され、梅の再植栽が可能となった2016年に梅の木が植樹されました。そんな背景を想いながら吉野梅郷の梅の花を見ますと感慨深いものがあります。本年も2月中旬~3月中旬にかけて、吉野梅郷梅まつりが開催されます。

熱海・湯河原(神奈川県・静岡県)
曽我梅林(神奈川県)

都心や横浜などからアクセスが至便な熱海周辺。実は、早桜や梅林があり、冬だからこその景色が楽しめます。シーズン時には慢性渋滞の真鶴道路も、この時期では走りやすいので、この時期だからこそ、ぷらっとツーリングで訪ねたいところです。

□中部

磐田・浜松(静岡県)
豊岡梅園(静岡県)

静岡県の磐田市にあります豊岡梅園から、浜名湖湖畔にある大草山のしだれ桜へと走り繋ぐルートです。梅を目的としつつも、道中には展望地や本田宗一郎記念館などがあり、いろいろ立ち寄り楽しめるツーリングルートです。

川売(かおれ)
川売(かおれ)梅の里

山里の集落の階段状の岩間に、約1,500本もの梅が咲き誇り、春の訪れを知らせてくれます。中には樹齢100年以上の梅の木もあり、可憐な白やピンクの梅の花が咲き、圧巻の梅景を見せてくれます。川売は日本の里100選にも選ばれており、3月には梅花まつりも開催されます(見頃は3月中旬)。

鈴鹿・いなべ(三重県)
鈴鹿の森庭園(三重県)

4月に華やかな桜が開花して日本中が桜色に包まれる前でもあり、花も小ぶりで、どうしても梅見は玄人っぽい花見に感じられますが、そんな概念を覆すのが鈴鹿・いなべの梅です。まるで桜か?と見間違うようなその豪華な花景は一見の価値ありです。

□近畿

月ヶ瀬梅林(奈良県)
月ヶ瀬梅林(奈良県)

奈良県にあります国内有数の梅の名所の月ヶ瀬梅林。約1万本もの梅が名張川をはさんで咲き誇り、その様はまさに梅の渓谷といった感じです。まさに日本を代表する梅の絶景地です。

淡路島(兵庫県)
広田梅林ふれあい公園 (兵庫県)

大阪や神戸などの阪神エリアや四国の香川から橋を渡りアクセスができる淡路島。瀬戸内海にあり温暖な気候のため、冬を含めて一年中バイクで走りやすく、島一周が約150kmということで、ツーリングで淡路島の海岸線を周遊するアワイチも人気です。そんな人気の淡路島ですが、12月下旬から2月中旬が見頃の有名な水仙が咲いた後も、島内には梅の名所があるので、梅見ツーリングが楽しめます。そんなツーリングルートをご紹介いたします。

□中部・四国

栗林公園(香川県)
栗林公園(香川県)

栗林公園は2月から3月にかけて園内の梅が咲き、綺麗な梅見を楽しむことができます。そして讃岐まんよう公園へと訪ねるツーリングプランです。

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