復活の梅郷
以前は25,000本の梅の木があり、関東有数の梅の名所でした吉野梅郷。2010年にウメのウイルスが発見され、ほぼすべての梅の木が伐採され、梅の再植栽が可能となった2016年に梅の木が植樹されました。そんな背景を想いながら吉野梅郷の梅の花を見ますと感慨深いものがあります。本年も2月中旬~3月中旬にかけて、吉野梅郷梅まつりが開催されます。
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吉野梅郷の最寄りICの圏央道の青梅ICで下りて、そのまま国道468号線で西に向かいます。途中で県道63号線に入り、青梅市街に。青梅市街は、昭和レトロ商品博物館や昭和幻燈館などがあるレトロ感を楽しめる町並みになっていて、古い映画の看板などもとこころどころにあります。その中でも、1931年~34年に建てられた国登録有形文化財の津雲邸は素晴らしい建築様式を見れるので立ち寄りお勧めです。
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さて、青梅市街を抜けて国道411号線に入ります。国道411号線は多摩川沿いに走る国道で、交通量はありますがところどころで風情を感じながら走ることができます。やがて、国道沿いにへそまんじゅう 総本舗があります。駐車場も広いですので、休憩がてらここでへそまんじゅうを食べるのも良いかとも思います。
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そして、 へそまんじゅう 総本舗の手前の神代橋を渡りまっすぐに進み、途中で梅の公園通りに入り進みますと、吉野梅郷 梅の公園に到着します。周辺にはあまり駐車場がないため(梅郷4丁目駐車場(東京都青梅市梅郷4-680-3、普通車 20台、大型車 3台))、早めの来訪がお勧めです。但し、梅まつり開催中は駐車場が使えなかったりする場合もありますので、事前にご確認ください。
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さて、梅の公園を後にして、多摩川を渡らずにそのまま旧道(吉野街道)を進みますと、吉川英治記念館や玉堂美術館があり、玉堂美術館の脇には御岳渓谷があり、多摩川に架かる御岳橋から、その光景を望むことができます。
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そしてその先には武藏御嶽神社 一之鳥居があり、その鳥居をくぐって進みますと御岳登山鉄道 滝本駅があり(一般車両はここまで。P:500円)、そこからケーブルカーに乗れば(往復1,130円)、御岳山駅から330段の階段を含めて、徒歩20分ほどで武蔵御嶽神社に到着します。
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武蔵御嶽神社は、紀元前91年創建と伝わる古刹で、日本武尊の伝説もある由緒ある神社で、境内にある標高929mの山頂からは、好眺望を望むことができます。さて、 武藏御嶽神社 一之鳥居 のところからそのまま吉野街道を進みますと、やがて多摩川を渡り、国道411号線に突き当ります。左折しますと、多摩川沿いに沿って奥多摩湖、そして奥多摩周遊道路方面に向かいますが、どんどんと標高が高くなっていって凍結もしやすくなるので、冬場でしたら鳩ノ巣渓谷あたりまで行って戻られるのが良いかと思います。
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奥多摩湖、奥多摩周遊道路方面の情報はコチラ↓
さて、今度は国道411号線を走り、多摩川沿いに青梅方面へと戻ります。そして、再びへそまんじゅう総本舗の先で神代橋を通って多摩川を渡り、突き当りの県道45号線を南下し、県道238号線を右折します。道中には、日米首脳会談が行われた日の出山荘などがあり、突き当りの県道31号線を進みますと、あきるの市の武蔵五日市に着きます。そのまま進みますと秋川渓谷に行きますが、 武蔵五日市駅前から県道7号線に入り、東に向かいます。途中には、日本奇岩百景にも選ばれています、秋川渓谷のサンドイッチ岩があります。
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そして、そのサンドイッチ岩の手前から旧五日市街道に入り、途中の分岐路で左に曲がりJR五日市線を渡りますと大悲願寺があります。
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大悲願寺は、創建1191年と伝わるお寺で、境内には観音堂や梵鐘などの風情ある建物があり、また、境内で四国八十八か所巡りができます。そして、 大悲願寺から田園風景などを楽しみながら東に進みますと、圏央道の日の出ICに入ることができます。
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