■やまなみハイウェイ~ミルクロード~ケニーロード [爽快ツーリングルート]

国内屈指のツーリングロードパラダイス

バイクで走って楽しい爽快ロードが数多くあり、まさに国内屈指のツーリングロードパラダイスの阿蘇。今回、メジャーどころながら阿蘇を満喫しながら長く走る阿蘇の爽快ツーリングルートプランをご紹介いたします。よろしかったら、是非、阿蘇ツーリングのご参考にして頂けましたら幸いです。

米塚付近

また、いろいろな道があり阿蘇のみちの全体像が分かりづらいので、かなり簡単で恐縮ですが、阿蘇の道のMAPを作成してみました。どうしても、やまなみハイウェイやミルクロードを中心に阿蘇の道を見がちですが、中岳を囲む4つの国道(R57、R325、R212、R265)を中心に俯瞰的に各道を見ると、阿蘇周辺の全体像が分かりやすいかもしれません。

今回は、上記のMAPで言いますと、右上の別府ICから「やまなみハイウェイ」に入り、途中で「ぐるっとくじゅう周遊道路」を走り、ミルクロードに。そして、阿蘇パノラマラインを通り、左下のグリーンロード南阿蘇(ケニーロード)、マミコゥロードに抜けて行くというルーティングになります。

まず、東九州自動車道を別府ICで下りて、阿蘇を代表するやまなみハイウェイに入ります。やまなみハイウェイは大分県の湯布院から熊本県阿蘇市の宮地まで阿蘇の北麓を横断する約60kmの爽快ロードで、景色も素晴らしですが、止まるのが嫌なくらいに爽快な走りをずっと楽しめる道です。そのやまなみハイウェイに入った後、鶴見岳の麓を走り、途中で雨乞牧場方面へと向かい、道中の由布院展望台から由布岳の絶景を望みます。ここから見る由布岳の景色は随一かと思います。

→ ■やまなみハイウェイ(ツーリングルート)

由布院展望台

再び、やまなみハイウェイを進み、道中の狭霧台展望台に寄りつつ、由布院の町、湯布院IC、JR久大本線の架線を越えて、蛇越展望台に着。

遠望にはなりますが、 蛇越展望台も由布岳の好眺望が望めます。

そのままやまなみハイウェイを南下して、長者ヶ原に着。記念撮影スポットの長者ヶ原の看板と直線路があります。

やまなみハイウェイの長者原の看板

そして、そのままやまなみハイウェイを進んでもよいのですが、今回はから県道621号線に入って少し戻り、泉水グリーンロードに入ります。遠回りルートになりますので、時間やお好みでそのままやまなみハイウェイを進まれるのもありかと存じます。実は、この長者ヶ原のあたりは眺望がよく、やまなみハイウェイも走りたいけれど、泉水グリーンロードも走りたい…ということで、走ることをメインとした少々変則的なルーティングをしてみました。

まずは長者ヶ原から 泉水グリーンロード を通って西へと向かいます。 泉水グリーンロード 高原とくじゅうの火山の息吹を感じながら走れる全長9kmの爽快路で、目の前に小国富士tとも呼ばれています涌蓋山を望みながら走ります。

涌蓋山

九重青少年の家の先で左折。ここから 「ぐるっとくじゅう高原道路」 との重複区間になります。道中には、筋湯温泉のここのえ苔アートや小松地獄園地、日本一の地熱発電量を誇る八丁原の地熱発電所などがあります。そして、猟師山の西麓を走り、瀬の本高原で再びやまなみハイウェイに入ります。

その後、やまなみハイウェイを2kmほど南下し、国道442号線を左折します。ここも 「ぐるっとくじゅう高原道路」 になります。「ぐるっとくじゅう高原道路」 は、その名の通り、くじゅう高原をぐるっと周遊する国道442号ほか県道などを繋いで走る周遊道路の愛称で、総距離は約70kmにおよぶ爽快路になります。

国道442号線を少し走りますと、久住高原越しに阿蘇五岳の好眺望が望めます久住高原展望台やヒゴタイ公園がありますので、立ち寄って見られるのも良いかもしれません。

再び、国道442号線を走り、 くじゅう花公園のところで県道669号線に入ります。少し走りますと道沿いに「天空のプロムナード」という眺望ポイントがあります。そしてしばらく走った後、そのまま二車線の快走路の 「ぐるっとくじゅう高原道路」 を走ってもよいのですが、長湯温泉街を通り少し交通量が多くなりますので、ここは途中で「奥豊後グリーンロード」に入ります。「 奥豊後グリーンロード 」は二車線路ながら、他の高原道路と違って周囲に樹々が立っている箇所が多くて、走っていて開放感は少ないのですが、車通りが少なくて、細かいワインディングが続き、走りを楽しめる道です。そして再び、 ぐるっとくじゅう高原道路に入り、しばらく走りますと県道621号線と交差しますのでそこを左折しますと、やがて、男池(おいけ)に到着します。

男池の原生林

男池は黒岳の麓にあります湧水群で、その水は日本名水百選にも選ばれています。県道沿いに無料駐車場があり環境保全のため入場料100円がかかりますが、綺麗な湧水群と原生林が自然の伝えてくれます。時間があれば、立ち寄って行きたい場所です。

男池の湧き水

さて、そのまま ぐるっとくじゅう高原道路 を走りますと、久住連山を周遊して再び飯田高原でやまなみハイウェイと交差しますが、やまなみハイウェイを越えてそのまま県道621号線を走ります。そして、 ぐるっとくじゅう高原道路 としては突き当りを左に曲がるのですが、ここも時間によりけりですが右に曲がり2kmほど走りますと、歩道専用としては、高さ173mと日本一の高さを誇る九重“夢”大吊橋(500円)があります。

特に、 九重“夢”大吊橋 からは、日本の滝百選にも選ばれています最大落差93mの震動の滝を見ることも出来ます。

九重“夢”大吊橋を後にして、そのまま県道を南下しますと、道中に川端康成文学碑などがあり、そしてちょうどやまなみハイウェイの長者原道標のあたりに入ります。これでくじゅう連山をぐるっと一周したことになります。

長者原道標

そして、再びやまなみハイウェイを南下します。やがて、道沿いにやまなみハイウェイ展望台があります。瀬の本高原沿いに阿蘇五岳の絶景が望める展望台で、空いていればバイク絡みで阿蘇五岳が撮れますので、是非とも立ち寄って行きたいところです。

瀬の本高原と阿蘇五岳

そのままやまなみハイウェイを南下して、瀬の本高原でさきほど走りましたぐるっとくじゅう高原道路と交差しますが、今度はそのままやまなみハイウェイを進み、走りを楽しみます。 やまなみハイウェイ展望台から10kmほど走りますと、県道45号線、通称ミルクロードに入れますので、そこを右折します。

ミルクロード

ミルクロードは、阿蘇市波野の国道57号線との分岐部から、県道45号線、県道12号線、県道339号線などを走り繋いで大津町へと続く約47kmの草原道路の呼称で、現在は崩落して通行止めとなっているラピュタの道で有名になった道でもあります。周囲に遮るものが少なく、草原越しに阿蘇の好景観を望みながら走ることのできる爽快路です。

→ ■ミルクロード(ツーリングルート)

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