東海のお勧め紅葉ツーリングスポット.12~その他

首都圏から近い伊豆半島には紅葉スポットが点在していますが、やはり一番人気は修善寺です。但し、修善寺だけですと走り的に物足りないかもしれませんので、時季に応じて、西伊豆スカイラインを走ったり、西伊豆に抜けて大瀬崎経由で内浦湾沿いを走るのもありかと思います。また、静岡県や愛知県、そして岐阜県の紅葉の名所で山間部のところがありますが、走る時季によっては狭い山道が落ち葉で覆われていたり、凍結している場合もありますので、事前に道路状況の確認や、地元の道の駅などで路面状況の確認を行ってから訪ねた方が良いかと思います。

目次

静岡県

7.修善寺

静岡県東部の伊豆半島には一碧湖や熱海梅園、滑沢渓谷などの紅葉の名所がありますが、錦秋が楽しめるのはやはり修善寺です。虹の郷や竹林の小径、楓橋など、修善寺内で多くの紅葉スポットがあります。但し、修善寺の町自体は小さくて、また一本道のため、シーズン時は渋滞しがちです。東名高速からのアクセスも良いので、やはり早い時間の来訪がお勧めです。

修善寺(楓橋)
  • 修善寺自然公園もみじ林 11月中旬〜12月上旬
  • 伊豆パノラマパーク 11月中旬〜12月上旬
  • 修善寺虹の郷 11月中旬~12月上旬

修善寺自然公園もみじ林~修善寺温泉の北側の山間部にあります約80haの公園で、もみじ林があり綺麗な紅葉を楽しめます。もみじまつりも行われ、期間中は公園の駐車場はバス専用となります。園内から富士山が一望できます。

修善寺虹の郷~イギリス村やカンダ村、伊豆の村や日本庭園などがある東京ドーム10個分にもなる広大な公園で、各村をロムニー鉄道やロムニーバスなどに乗って周ることができ、各所で四季折々の花を楽しむことができます。園内には1,000本のもみじ林を含めて和風・洋風約2,000本もの紅葉があり、伊豆最大級の紅葉を楽しめます。11月中旬~12月上旬には紅葉のライトアップが行われます。入園料1,220円。

修善寺温泉~修善寺温泉街内にも多くの紅葉の見どころがあります。代表的な場所では桂橋、楓橋、竹林の小径、修禅寺など。特に桂川に架かります桂橋越しの竹林の小径では、美織の竹林と赤い紅葉の見事なコントラストを楽しめます。

伊豆パノラマパーク(葛城神社)
伊豆パノラマパーク (碧テラスより望む)

伊豆パノラマパーク~伊豆中央道の伊豆長岡IC近くにありますロープウェイ乗り場がらロープウェイ(往復2400円)を利用して行ける、標高452mの葛城山にあります富士山の設計が望める公園です。特に葛城神社周りやボードウォークの周辺の紅葉が見事で、富士山が映る水鏡がある碧テラスからも葛城山の紅葉が楽しめます。夜には紅葉のライトアップも行われます。

8.遠州森町・秋葉山

遠州の小京都の森町。由緒あるお宮やお寺、そして蔵のある町並みなどもあり、風情を楽しめる場所です。ここには、静岡県を代表する紅葉の名所の小國神社や大洞院があり、また、森町から北に向かった天竜には東海随一の霊山とも称されます秋葉神社があり、山岳の紅葉を楽しめます。なお、秋葉神社より国道362号線(日本一の大天狗面あり)、そして秋は落ち葉などで走行注意の狭道の県道389号線(水窪森線)を走りますと明神峡や山住神社などの紅葉スポットがあるほか、国道152号線を北上して長野県との県境にあります国境を決める綱引きが行わる国盗り公園の紅葉も綺麗で、そのまま進むと下栗の里がある南信州の遠山郷に入ることが出来ます。

小国神社の紅葉
  • 秋葉山本宮秋葉神社 11月中旬
  • 白倉峡 11月中旬~11月下旬
  • 小國神社 11月中旬〜12月上旬
  • 大洞院 11月下旬~12月上旬

小國神社~遠江国一宮で、神話の因幡の白うさぎでうさぎを助けた大国主命が祀られている名刹です。秋には境内の中を流れます宮川沿いにある約1,000本もの紅葉が色づき壮観な景色を望むことができます。縁結びの神社でもあり、もみじ守もあります。

大洞院~遠州 森野の石松のお墓があり、別名、森の石松のお寺としても知られています。こじんまりとしたお寺ですが、紅葉の名所でもあり、鐘楼越しのモミジがとても綺麗です。紅葉のライトアップも行われます。

秋葉山本宮秋葉神社(下社)~浜松市の北部、標高866mの秋葉山にある神社で、全国にある秋葉山秋葉神社の本山になります。秋には、秋葉山中のモミジが赤く染まり、綺麗な景観を見ることができます。

白倉峡~天竜川の支流である白倉川の上流5kmにある紅葉スポットで、全長1kmの遊歩道が整備されていて約30分ほどで散策することができます。渓流の落水と紅葉のコントラストを楽しめます。

愛知県

9.岩屋堂公園・小原の四季桜公園

岩屋堂公園や小原、川見の四季桜など、愛知県北部にあります人気の紅葉スポットです。そのまま北に向かって岐阜県に入り、美濃の紅葉名所でもあります永保寺や曾木公園などを回ることも出来ます。

小原の四季桜
  • 岩屋堂公園 11月上旬~11月下旬
  • 四季桜(川見、小原四季桜公園) 11月中旬~11月下旬
  • 定光寺公園 11月上旬~11月下旬
  • どうだん亭 11月中旬

岩屋堂公園~瀬戸市にある香嵐渓とともに愛知県で人気の紅葉絶景スポットです。瀬戸大滝や奇岩がある静かな渓谷内を流れる鳥原川沿いに紅葉が朱色に染まり、夜にはライトアップがされて幻想的な光景を見ることができます。駐車場は通常無料ですが、ライトアップ時は有料になります。

四季桜(川見四季桜の里小原四季桜公園~豊田市にある春と秋とに二回咲く四季桜が咲く場所で、秋には全国的にも珍しい桜と紅葉のコラボレーションを見ることができます。四季桜と紅葉のスポットとして数キロ離れて川見の四季桜の里と小原の四季桜(ふれあい)公園があります。秋の桜の開花時には小原四季桜まつりが行われ、多くの人で賑わいます。

定光寺公園・大もみじ広場~瀬戸市内にあります定光寺公園も紅葉の名所で、散策路沿いが赤黄に染まり、とても綺麗です。また、園内の正伝池では逆さ紅葉も楽しむことができます。 定光寺公園の北、庄内川沿いにあります大もみじ広場も紅葉の名所で、秋には廃線路の愛岐トンネル群の特別公開が行われ、多くの人が訪れます。

どうだん亭~1723年に建てられた居宅で、国登録有形文化財に指定されています。秋には庭園が朱色に色づき、風情ある錦秋の日本庭園を見ることができます。庭園が赤く染まる秋には無料で一般公開されます。

10.岡崎市

愛知県のほぼ中央に位置する岡崎市には幾所もの紅葉スポットがあります。岡崎市東公園や岡崎城は市街地にありますが、岡崎市東部のかおれ渓谷やくらがり渓谷まで足を延ばせば、ツーリング的な走りも楽しめます。そして、くらがり渓谷の東には本宮山スカイラインがあり、別途、紅葉スポット(鳳来寺山)で紹介しました新城市に入れます。

岡崎市東公園
  • 岡崎市東公園 11月下旬~12月上旬
  • 岡崎城(岡崎公園) 11月下旬
  • かおれ渓谷 11月中旬~11月下旬
  • くらがり渓谷 11月下旬

岡崎市東公園~動物園やいくつもの池がある広大な敷地を持つ公園で、園内には約1500本のモミジがあり、秋には素晴らしい錦秋を楽しむことができます。特に池に浮かぶ浮御堂はモミジや広場の北にある紅葉並木は綺麗ですが公園が広く歩くので、見に行くスポットは事前に決めておいた方が良いようです。夜にはあしのべ池で紅葉のライトアップがされます。

岡崎城(岡崎公園)~徳川家康が生まれた城であり、日本100名城にも選ばれています。赤く染まったモミジ越しに白い天守を見ることにできます。5階の展望室からは岡崎市内を一望することができます。

かおれ渓谷~ 新東名高速道路の岡崎東ICを下りて、国道473号線を北東に進んだところの乙川沿いにある渓谷で、穴場の紅葉スポットで訪れる人も少なくてのんびりと紅葉狩りができます。日近の里へと向かう赤い橋と紅葉の赤が相まって綺麗です。

くらがり渓谷~岡崎市の東部、本宮山自にあるキャンプやマスつりなどを楽しめる渓谷で、秋には渓流を赤黄に染める紅葉で包まれます。遊歩道がありますが、突き当りのピストン道のため、くらがり八景 かえで並木あたりまで行って戻ってくるのが良いかと思います。

岐阜

11.奥飛騨

飛騨地方の奥部にあります奥飛騨温泉郷。その中の新穂高温泉や平湯温泉の近くには紅葉の名所が点在していて、温泉を紅葉が楽しめます。平湯はバイク(一般車両)が入れない乗鞍スカイラインとの分岐にあるほか、先には一般車両が入れない上高地があり、時間があれば、平湯温泉などに泊まりながら乗鞍や上高地の紅葉絶景も楽しみたいところです。

新穂高ロープウェイ
  • 新保高 9月下旬~10月下旬
  • 平湯峠 10月上旬~10月下旬
北アルプス大橋

新保高~紅葉シーズン時には、飛騨温泉郷の最奥にあります新保高温泉の先から新穂高ロープウェイ(往復1,900円:第1・第2ロープウェイ連絡)に乗って眼下に錦の紅葉を楽しむことができます。第2ロープウェイ終点の西穂高口駅の屋上にある展望台からは北アルプスの山々のパノラマ絶景を望むことができます。麓には山岳絶景が望めます北アルプス大橋もあります。

平湯峠~奥飛騨温泉郷の平湯温泉の近く、岐阜県高山市と長野県松本市とを繋ぐ国道158号線の旧道の県道沿いにある峠で、乗鞍スカイライン(一般車両通行不可)との分岐点にあります。カエデやナナカマドが真っ赤に染まり美しい錦秋を望めます。

平湯大滝~奥飛騨温泉郷の平湯温泉の奥にある落差64mの直瀑で、日本の滝百選、及び飛騨三大名瀑にも選ばれています。秋には秋は滝周辺が赤く染まり、滝と落水とのコラボレーションが見事です。駐車場から滝までも比較的近くて、道中の遊歩道でも紅葉狩りを楽しめます。

12.白川郷

世界遺産の白川郷の秋の里山風景を中心に、ツーリングで周れる白川郷の周囲の紅葉スポットです。やはり一番は人気の白川郷の紅葉風景のため、できるだけ混む前に訪ねたいところです。また、白山白川郷ホワイトロードは標高差が800mもあるため、高所部の道中の落ち葉にはご注意を、また、同ロードを超えますと石川県に入りますので、事前にルーテインングのご確認を。

白川郷
  • 白川郷 10月下旬~11月上旬
  • 白山白川郷ホワイトロード 10月上旬~11月上旬
  • 天生峠 10月中旬~10月下旬

白川郷~世界遺産に認定されています白川郷。一年中を通して観光客の来訪が多く、茅葺屋根の里が赤黄に染まる紅葉の時季も多くの人が訪れます。ライトアップもされて、幻想的な風景を見れますが、やはり混むことは必至。渋滞も鑑みて、できれば朝早めに人気の城山天守閣の展望台に訪ねたいところです。

ふくべ大滝[石川県](白山白川郷ホワイトロード)~岐阜県の白川郷と石川県の白山とを繋ぎます白山白川郷ホワイトロード。山深い中を走るため、走っている最中はどこもが紅葉の見どころです。特に紅葉スポットとして有名なのが、石川県側になりますが落差86mのふくべ大滝や姥ヶ滝、岐阜県側の白川郷展望台など。道の標高差が800m以上もありますため、比較的長い間、どこかで紅葉が楽しめます。但し、道中が33.3kmもあり最高所も1,400mを超えるため落ち葉で道に散乱している場合もありますので、走行にはご注意を。

天生峠(あもうとうげ)~白川郷から国道360号線で西に進みますと通る峠で、峠一体は県立公園に指定されていて、同地はブナの原生林が広がり、その紅葉は飛騨・美濃紅葉33選にも選ばれています。峠近くには天生湿原や自然公園のカツラ門などの景勝地がありますが、峠から歩くため、ツーリング的には天生峠で周辺の紅葉を楽しむのに留めておくのが良いかも。

御母衣湖~堤高131mのロックフィルダムの御母衣ダムによってせき止められてできた湖でロックフィルダムとしては総貯水容量は国内で2位を誇ります。エメラルドグリーンの湖面と紅葉のコントラストが見事で、飛騨・美濃紅葉33選にも選ばれている場所です。

東海の日本紅葉の名所100選

名称所在地見頃
大矢田もみじ谷岐阜県美濃市11月中旬-下旬
寸又峡静岡県川根本町11月上旬-下旬
天城静岡県伊豆市11月20日ごろ-12月中旬
香嵐渓愛知県豊田市11月中旬-12月上旬
曽木公園岐阜県土岐市11月中旬-下旬
岩屋堂公園愛知県瀬戸市11月中旬-下旬
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