■北伊豆(ヤマハ MT-09)

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美味! 富士山と干物

富士箱根ランド入口にて

寒い冬のツーリングの早朝出立は辛いです。まだ、身体もタイヤも冷えていますので、両方ともウォーミングアップが必要です。バイクに乗る前にストレッチなどをして身体をほぐし、そして走り出してまだタイヤが温まる前は、特に急加速や急ブレーキなど、「急」が付くライディングは避けてタイヤを温めていきます。

小田原城 学橋

首都高速、東名高速、そして小田原厚木道路と走り、萩窪ICで下りて小田原市内に入りました。戦国時代には、北条250万石のお膝元の町として栄えた小田原。再興天守の小田原城の天守が市中から望めます。まずは、その小田原城を見学しました(→■小田原城~北条五代)。

小田原城~1417年に築城。その後、北条早雲から5代に渡り北条氏の本城として関東の覇権を握りました。江戸時代には大久保氏が入り、明治時代に廃城。1960年に現在の再建天守が完成。天守閣内は各時代の説明や工芸品などが展示されていて、最上階からは小田原の町や相模湾の好眺望を望むことが出来ます。入館料:510円。

城外に二輪駐輪所のある有料駐車場があり、そこから天守閣まではさほど歩かずに到着。天守閣内は、北条氏を中心とした城の歴史や工芸品などの展示があります。最上階からは周囲の景観が望めますので、時間があれば立ち寄りお勧めの場所です。

さて、小田原城を見学した後に、小田原港に寄ります。でかい港、とう訳ではないですが、港の周りには何軒かの海鮮食堂がある、地物の海産物が食せます。

そして、ターンパイク入口の前にあります石垣山城へと向かう道に入ります。狭路で一部坂のある道ですが石垣山城まではすぐで、大きな駐車場があります。豊臣秀吉が小田原城を攻める際に一夜で作ったとも言われてますが、結構大きな城跡で、駐車場から天守閣跡までは10分ほど歩きます。当時、ここに朝廷の使者や徳川家康、伊達政宗も訪ねたと言われ、天守閣近くからは湘南の好眺望を望むことが出来ます(→石垣山城~豊臣秀吉)。

石垣山城跡より湘南を望む

石垣山城を後にしてターンパイクへと向かいますが、もし時間があれば、是非、ターンパイクの入口前にあります干物の山安ターンパイク店に立ち寄られてみられることをお勧めします。1Fは売店ですが、2Fが食事処になっていて脂ののった各種干物定食を食べられます。今回はあじの干物定食を頂きました。脂がのっていて美味でした。但し、食堂の時間が11:00~14:30(オーダーストップ)と短く、また、無料の駐輪所はあるのですが少々狭く出し入れし辛いですのでご注意を。

あじの干物定食 800円(干物の山安)

そして、そこからすぐにアネスト岩田ターンパイク箱根に入ります(箱根小田原本線:550円)。入口の早川口から終点の大観山まで約16kmの中速コーナーの多い山岳路ですが、路面状況もよく見通しも良くスピードを出して走る車やバイクが多いですので、結構バックミラーを見ながら走ることが多く、なかなか、その風景を楽しみながら走りづらいといった部分はありますが、道中の大観山の少し手前にあります白銀展望駐車場には、是非、立寄りたいところです。相模湾と海に浮かぶ初島の好景観が望めます。

白銀展望駐車場

その先に大観山パーキングがあります。多くのライダーが集うパーキングで、スカイラウンジがあり、休憩や軽食を撮ることが出来ます。また、展望台からは芦ノ湖越しの富士山の好眺望を望むことが出来ます。

大観山展望台より

さて、大観山パーキングを出て椿ラインを右折して少し走った先の左側にも展望台があり、大観山とは少し趣の違う芦ノ湖沿いの富士山を望むことが出来ます。

そして、しばらく細かいワインディングロードを走り、途中の分岐を左折しますと、アネスト岩田ターンパイク箱根の箱根伊豆連絡線(130円)に入ります。この路線の道中にも見晴台があり、駿河湾と初島の眺望を望めます。そのまま走り料金所を過ぎて右折しますと、箱根峠に到着。ここから、芦ノ湖畔に向かって箱根関所のある箱根町へと下りたり、箱根新道に乗って箱根湯本方面に向かったり、芦ノ湖沿いを走ります芦ノ湖スカイラインに入ることが出来ますが、今回は国道1号線を左折して三島方面へと向かいました。

道を下って行きますと急に視界が開けて、三嶋市、そして沼津市を眼下に好眺望を望むことが出来ます。比較的走りやすくカーブが幾つかありますが、幹線のため車通りは多いです。途中で、国指定文化財の史跡 山中城(→■山中城・韮山城~豊臣軍 vs 北条軍)がありますので、お城好きでしたら、是非とも立ち寄りたい場所です。

そして、その先に全長400mの日本最大の人道吊橋の三島スカイウォークがあります。好天でしたら富士山が綺麗に見えますが、入場料1,100円がかかります(駐車場無料)。

三島スカイウォーク

そのまま国道1号線を下りて、途中に伊豆縦貫道と交差しますので、三島塚原ICかた伊豆縦貫道に入ることも出来ます。また、そのまま国道を走りますと三島市街に入り、そして国道136号線を左折しますが、ちょっと、三嶋大社によってみられるのもいいかもしれません。

三嶋大社~本殿・幣殿・拝殿が国の重要文化財にしてされている古社で、伊豆国の一宮としてして崇拝されてきました。安藤広重の東海道五十三次浮世絵内でも三島宿内に描かれています。

国道136号線は北伊豆を縦断する幹線のため車通りは多いですが、途中には近くに国指定史跡で世界遺産の韮山反射炉や、富士山の好眺望が伊豆パノラマパーク、春ならば桜と菜の花のコラボを楽しめます狩野川の河津桜並木などがあります。

やがて国道414号線と名前を変えて、そして伊豆縦貫道の修善寺ICと交差します。伊豆修善寺道に乗られてきた方はここで下ります。ここから県道18号線(修善寺戸田線)を西上していきますとすぐに修善寺温泉街に着きました。

虎渓橋より修善寺温泉街を望む

修善寺温泉内には、同温泉を代表する修禅寺や足湯の独鈷の湯や、SNSで人気の竹林の小径、そして鎌倉幕府二代目将軍の源頼家のお墓がある源氏公園や源範頼の墓などがありますので、バイクを駐車場に止めてぷらぷらするのがお勧めです。各々、そんなに広い範囲には無いので、時間を掛けずに巡ることが出来ますが、竹林の小径は人気で人が多く、なかなか人が切れることがありませんでした。

桂橋より桂川を望む

さて、修善寺温泉を後に、県道18号線を再び西上します。少し狭いですが、樹々に囲まれたリズミカルな気持ちの良い道を走りますと、やがて、だるま山高原レストハウスに到着します。

だるま山高原レストハウス付近の道

だるま山高原レストハウスは無料の駐車場やWCもあり、思ったより富士山が遠望でしたが、駿河湾越しに富士山の秀麗を望むことが出来ます。またレストハウスで食事や休憩を取りながら、ゆっくり景観を望むことが出来ます。

だるま山高原レストハウスから先に進みますと戸田峠があり、ここを左折しますと西伊豆スカイラインに入ります。今回は西伊豆スカイラインには入らず、そのまま真っすぐに進みますと瞽女展望地という好眺望の展望台があり、そのまま県道18号線を進みますと西伊豆の戸田漁港へと降りて行きますが、今回は県道127号線の方を北上し伊豆半島の北側の古宇の町へと下りて行きます。ちなみにこの県道127号線は、車通りが少ないながら、追い越し可の二車線路で、路面状況も良くて爽快な走りが楽しめる道です。そして、海沿いの県道17号線(沼津土肥線)を右折して駿河湾を左手に見ながら沼津市街へと向かいます。道中には、長浜城址や内浦重須見晴台、発端丈山見晴台などの好眺望地があります。

そして、そのまま進みますと、左手海上に淡島が見えます。やがて、国道414号線に入り再び海沿いを走りますが、この辺りから車通りが多くなる、ストップ&ゴーが続きストレスが溜まりやすくなります。そして、沼津漁港に着。

ちなみに沼津港には「沼津みなと新鮮館」という施設があり、地元海産物のお土産屋飲食店があるほか、沼津魚市場という食事処が並ぶ場所がありますので、時間があれば足を運んでみるのもいいと思います。特に沼津魚市場入口の沼津港のちょうちんはフォトスポットでもあります。さて、沼津港の隣には千本松原のあります千本浜公園があります。海風のためか、松が陸側に曲がっているのがとても印象的でした。

そこから沼津市街方面へと向かい、国道1号線沿いにある柿田川公園に(駐車場あり)。この公園内にはSNSでも話題の青色で綺麗な柿田川湧水群があり、特に第2展望台の湧水部分は人気のフォトスポットです。公園内には各所で湧水が湧いていて、好天なら富士山が見えます柿田川沿いに遊歩道などもありますので、ぷらぷら散策されて見られるのもお勧めです。

柿田川公園第2展望台の湧水

そして、柿田川公園から東名高速の沼津ICに向かう途中の住宅街にある鮎壺の滝に寄りました。大きい滝ではないですが水量が多く迫力があります。

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