5つの城郭をめぐるスタンプラリーを開催中
三重県伊賀市の伊賀上野観光協会が行っています、三重県にある5つの城郭を巡るスタンプラリー。コロナ禍により一時中断されていましたが、昨年の10月より再開しました。該当となる5つの城郭を巡り5つの各城のスタンプを集めすと、抽選で伊勢えびやあわびなどの名産品が当たるそうです。6月と12月と年に2回、抽選が行われるそうですので、是非、ツーリングがてら立ち寄られてスタンプラリーに応募されてみてはいかがでしょうか。
伊賀上野城
藤堂高虎が普請した高石垣が残る城
もともと忍者の里でもありました伊賀国において、1585年に同地の領主となりました筒井定次が伊賀上野城の三層の天守を築きました。関ヶ原の戦いの後、入城した築城の名手としても名高い藤堂高虎により、本丸の周囲にに高さ30mの高石垣を築き、城を拡張しました。現在の天守は昭和10年に再建されたものになります。国史跡。伊賀上野城の天守からは伊賀盆地の好景観が望めます。また、伊賀上野城址公園には日本で唯一の忍者をテーマにした伊賀流忍者博物館もあります。
伊勢亀山城跡
東海道の要衝にある城
1265年ごろに建てられたと伝わる古城で、1590年に岡本宗憲により天守が築造され、1639年より本多俊次により大改修が行われました。亀山は東海道の要所ということもあり、多くの譜代大名が入れ替わり城主となったお城でもあります。1873年の廃城令で場内の建造物は破却されましたが、多門櫓と土居が良好な状態で残されています。さて、亀山といいますと、東海道の往時の様相を今に残している関宿があります。今でも200軒以上の古い町家が残っていて、バイクで走ることも出来ます。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
津城跡
最大幅100mの内堀
織田信長の弟の織田信包によって1580年に築かれたお城で、1608年に伊勢・伊賀の城主となった藤堂高虎によって1611年に大改修が行われました。津城最大の特徴として最大100mにもおよぶ幅広の内張と高石垣があげられます。お城公園内には津藩の藩祖でもあります藤堂高虎の像が立っています。さて、津といえば、日本一短い名前の駅名(その他市町村名とかなんでもそうですが…)でも有名なので、ちょっと立ち寄って「つ」の文字と一緒に記念撮影をするのも面白いかもしれません。
松坂城跡
野面積みの石垣に風情あり
1584年に南伊勢12万石の所領を得た蒲生氏郷により築かれ、1588年に松坂城が築城しました。野面積みされた風情ある石垣が特徴で、国史跡に指定されています。さて、松阪といえば国内最高級の松阪牛ですが、さすがに焼肉やすき焼きは高くてなかなか手を出しづらいとは思いますが、コロッケなど、是非、地元で松阪牛を味わってみたいところです。
鳥羽城跡
九鬼嘉隆が作った海城
鳥羽城は標高40mの小山に建てられた平山城で、1594年に水軍大将の九鬼嘉隆によって竣工されました。当時は、大手門は海に開いた水門で、四方を海に囲まれていました。また天守のほか、13もの櫓があったそうです。現在は本丸跡周囲の野面積みの石垣などわずかに面影を残すのみになっています。なお、鳥羽城跡近くから伊勢志摩スカイライン(無料)が通っていて道中には朝熊山展望台という鳥羽湾の好眺望が望める展望台があります。
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