武家屋敷と白鳥の郷
外に出るのに二の足を踏んでも、バイクには乗りたい!そんな時はショートツーリングがお勧め。今回、日本の原風景を見に、都内から葛飾や松戸経由で50kmほど走ったところにあります佐倉市を訪ねてみました。
まずは、国道6号線を走り葛飾区に。環状七号線に入り、まずは亀有駅に。ここは、某漫画で有名な場所で、駅前には両さんの像が立っているほか、漫画のモデルとなった派出所があり、そして、駅の近くには亀有公園があります。
再び、国道6号線に入り、次は寅さんで知られている柴又に。柴又帝釈天や、歌で有名な矢切の渡しがあります。
ちなみに、柴又帝釈天の裏にある帝釈天の駐車場は、バイクは100円/30分なので、バイクを止めて帝釈天の参拝や参道にある商店街をプラプラするのも楽しいかと思います。
そして、帝釈天から少し走り、江戸川沿いにあります矢切の渡しに。ここの駐車場は少し矢切の渡しから離れていますが、バイクは駐輪無料なので、是非、利用したいところです。
なお、矢切の渡しは土日祝のみの運行になります。また、矢切の渡しの近くにはトンガリ帽子の藤のある金町浄水場取水塔があります。
そして、江戸川を渡り千葉県に入りました。この辺りは伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台となったところで、野菊の墓文学碑や石碑などがあります。
野菊の墓文学碑は石段を上った高台にあり、公園からは江戸川沿いの風景を楽しめます。また、 野菊の墓文学碑のある場所は、北条氏と里見氏が戦った国府台の合戦城跡でもあります。
また、近くには、土木学会選奨土木遺産に認定されています栗山配水塔があります。
さて、松戸ICから外環道、京葉道路と走り、四街道ICで下りて佐倉の武家屋敷に着。
同武家屋敷は江戸時代に佐倉藩士の住んでいた武家屋敷が復元されたもので、雰囲気があり、特に竹藪のひよどり坂は風情があり、できれば、バイクを駐車場に置いて武家屋敷からひよどり坂へと、往時の武士の方を鑑みつつぷらぷらと歩いてみたい場所です。
佐倉市街から北西に進むと印旛沼があります。利根川水系の湖沼で干拓により北と西の2つの水域に分かれています。その西側の水域の湖岸にあるのが風車が回る佐倉ふるさと公園です。
風車をバックにバイク絡みの写真が撮れるところで、特に、毎年4月の「佐倉チューリップフェスタ」、7月の「風車のひまわりガーデン」、10月の「コスモスフェスタ」時はとても綺麗で、多くの人が訪れます。
佐倉ふるさと公園の道向かいには農産物直売所のマルシェかしまがあり、売り切れ必至の人気のプリンの シューちゃんを売っています。
また近くのサンセットヒルズ下桟橋はその名の通り夕焼け時には印旛沼の絶景が望めます。
再び印旛沼の南を走り湖岸にある舟戸かっぱ公園に。
日中ならこの近くから見る印旛沼がお勧めです。ちなみに最強力士と伝わる雷電のお墓も近くにあります。
さて、西の印旛沼を渡り、北の水域の印旛沼へと向かいます。途中で道がまっすぐに貫く爽快な干拓地の萩原干拓を走ります。
ちなみに近くには樹齢300年の一本桜の吉高の大桜があり、見ごろが4月中旬なので、その時期のツーリングでしたら、ぜひ、立ち寄りたい場所です。
また、11〜2月には白鳥の飛来数が千羽以上という新潟県の瓢湖に次ぐ規模を持つ白鳥の飛来地の白鳥の郷も同地にあり、小さな水田に溢れんばかりの白鳥が見れますので、同時期であれば訪ねてみたい場所です。
そして、千葉県内の古民家等を移設した千葉県立房総のむらに立ち寄りました。
入場料300円で、明治や江戸時代、そして、農家の家などエリアに分けられていてのどかな雰囲気を楽しめますので、ツーリング途中にぷらっと立ち寄られて見られるのもいいかと思います。
そして、最後に成田山の新勝寺を参拝し(近くに駐車場あり)祈念しました。今年も交通安全で…と。
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