冬だからこそバイクで行きたいツーリングルート~内房

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菜の花と東京湾越しの富士山の絶景

房総半島で菜の花といいますと、房総フラワーラインやいずみ鉄道沿いなどが有名ですが、館山道のインターチェンジを下りてすぐのところにも菜の花畑があります。そして、空気が澄んでいる冬ならではですが、内房の海岸からは冠雪した富士山の好眺望が望めます。夏場は混み海水浴場は人もなく、ゆっくりたたずむことができます。

原岡桟橋と富士山

館山自動車道を走り、終点の冨浦ICまで行きます。一般道に下りて国道127号線を進みますと、菜の花が綺麗な枇杷倶楽部がありますが、一端、国道127号線を南下して那古寺に寄って行きます。境内には千葉県指定有形文化財の観音堂や多宝塔などがあり、風情を楽しむことができるお寺です。

那古寺多宝塔

そして、海沿いに向かい、ここで立ち寄りたいのが那古海岸です。人気の原岡桟橋のように木製の桟橋があり、原岡桟橋ほど風情はないですが、人も少なく、のんびりとその風景を楽しむことができます。

那古桟橋

そして、海沿いを走り、船形漁港の漁港町を通りながら進みますと、途中に船形駐車場があり、洋上に浮かぶ船形平島灯台の好眺望を望めます。そのまま進みますと県道302号線(内房なぎさライン)に入り、目の前の崖に赤い社殿が見える大福寺(崖観音)があります。参拝用の駐車場があり、30分ほどで参拝しながら東京湾の好眺望が望めますので、立ち寄ってご参拝されるのもよいかと思います。

大福寺(崖観音)

県道302号線を進み、国道127号線と合流するところで国道を右折して数百メートル進みますと、枇杷倶楽部があります。お土産屋や海鮮食堂などがあり、そして敷地の南側には東京ドームが入るくらいの広大な菜の花畑が広がっています。見頃は2月中旬ごろから3月中旬ごろになります。

枇杷倶楽部の菜の花畑

さて、菜の花畑を後にして、再び国道127号線を戻り、途中で一般道に入り大房岬(たいぶさみさき)へと向かいます。大房岬は東京湾に突き出た約2kmの岬で、岬の突端は芝生が広がる自然公園になっています。大房岬は関東富士見百景にも選ばれていて。園内の展望塔や展望台からは東京湾の向こうに富士山を望むことができます。

大房岬自然公園

大房岬から海沿いに北上してきましと、やがて、人気の原岡桟橋に到着します。電灯の付いた桟橋が海に伸びて、その先に冠雪した富士山が浮かび、とても綺麗な風景を見ることができます。

原岡桟橋

但し、好天で富士山の眺望が良い日は多くの人が訪れますので、ゆっくりしづらいかもしれません。尚、未舗装ですが駐車場はあります。

駐車場より原岡桟橋を望む

原岡桟橋から海沿いに北上しますと、逢島や豊岡海岸のそばを通り国道127号線に入ります。そして、トンネルを越えて少し走りますと、ちょっと分かりづらい(人の家に入っていくんじゃないかと思うような)狭路を通って行きますと、人が少なく静かな南無谷海岸にでます。海岸沿いに左側に進んで行きますと雀島と船虫島がありますが、途中で私有地(立入禁止)となり残念ながら近くまでは行けないので、遠くから望むに留めます。

雀島・船虫島と、南無谷海岸

再び、国道127号線に戻り、途中で岩井海岸へと向かう道に入ります。海沿いに走る舗装狭路ですが、バイクでは走りやすくプチシーサイドロード感を味わえます。但し、砂が道に出ている場合もありますので、走行にはご注意を。

岩井海岸

岩井海岸を過ぎますと、やがて岩井袋の漁港に着きます。穏やかな漁港で雰囲気もあり、突端西ヶ崎からは洋上に浮かぶ浮島を望むことができます。

岩井袋

ちなみに岩井袋から少し内陸部に入りますと、堤ヶ谷堰という小さな堰があり、周辺には菜の花が咲き誇ります。そして岩井袋漁港の先には勝山港があり、漁港の近くには食事処なぶらがあり、地物の海産物を食べることができます。

なぶら定食

そのまま海沿いの道を進みますと、竜島海岸や真珠島を通り、国道127号線に入ります。もし、走り足りなければ、勝山港から国道127号線方面に進み、県道184号線に入り鋸南富山ICを越えて佐久間ダム方面に向かいますと、プチワインディングロードのもみじロードや県道88号線がありますので、それらの道経由で国道465号線に入り、そして国道を西に向かいますと、国道127号線と交差しますので、国道127号線を海座沿いに南下しますと、燈籠坂大師の切通しトンネルに着きます。

※内房からもみじロードへのツーリングレポートはコチラ

燈籠坂大師の切通しトンネル

さて、真珠島から国道127号線に入り、北上しますと、道の駅 きょなんがあり、道の駅内には菱川師宣記念館と切手取集をされた方ならご存じの見返り美人の像があります。そしてその先には保田港があり、人気の食事処のばんやがあります。

ばんやにて

そのまま進みますと保田川を渡りますが、この保田川沿いに内陸部の方に少し進みますと、2月下旬ごろから頼朝桜(頼朝桜の里)を楽しむことができます。

保田川 頼朝桜の里

そして、保田川を過ぎて海沿いの道を進みますと、好天なら富士山の遠望を望みながら保田中央海水浴場や元名海水浴場などの砂浜沿いに走ることができます。

保田海水浴場

再び国道127号線に入り海を左に見ながら進みますと、鋸山の麓に到着します。鋸山山頂近くまで鋸山登山自動車道が通っていますが、バイクは通行禁止のため、鋸山ロープウェイ乗り場の駐車場にバイクを置いて、ロープウェイで山頂に向かいます(往復950円)。鋸山の山上の日本寺の境内には、地獄のぞきという絶壁の展望台があります。休日は順番待ちの列ができるほどで、高所恐怖症の方はご注意を。

鋸山の地獄のぞき

725年創建と伝わります日本寺には多くの見どころがあり、特に千五百羅漢道や高さ31.05mの日本一の磨崖仏の大仏様、百尺観音は一見の価値ありです。

鋸山の百尺観音

鋸山を後にして国道127号線を北上しますと、やがて金谷港に着きまので、ここから東京湾フェリーに乗って三浦半島の久里浜港に行くのもありかもしれません(約40分、オートバイ:2,000円~2,800円(片道)※運転者1名の旅客運賃を含む)。

東京湾フェリー

そのまま海沿いに国道127号線を進んで行きますと、近くに東善寺 燈籠坂大師へと繋ぐ手作業で掘られた燈籠坂大師の切通しトンネルがあり、そして、その先には醤油ダレで真っ黒なスープが特徴な竹岡式ラーメンのお店が点在しています。

竹岡式らーめん

そしてそのまま国道127号線を進んで行きますと、富津中央ICに繋がる道があり、館山自動車道に入ることができます。

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