三重の牡蠣街道
冬の味覚、牡蠣。牡蠣おというと、広島や岡山などの瀬戸内海沿いや宮城県が有名ですが、いえいえ、志摩にも美味しい牡蠣のお店が道沿いに並んでいます。温暖で冬のツーリング定番の伊勢・志摩ですが、冬ならではの味覚の牡蠣を食べにツーリングに行かれてみてはいかがでしょうか。

伊勢自動車道を玉城ICで下りて、2~3kmほど西に戻りますと、玉城アクトファームがあり、場内のアスピア玉城には菜の花畑があり早めの菜の花が咲きますが、ピークは1月で、12月下旬から1月下旬にかけて菜の花を楽しむことができます。また、玉城アクトファーム内のふるさと味工房 アグリではとれたての野菜を購入したり、特産の美味しいハムやソーセージを食べることができます。

さて、再び玉城ICから伊勢自動車道に入ってもいいですし、そのまま一般道を走って伊勢神宮方面へと向かいます。伊勢神宮は内宮(ないくう)と外宮(げくう)があり広大な、また周辺には由緒ある猿田彦神社やおかげ横丁などみどころがたくさんありますので、できれば、伊勢神宮巡りだけで一日かけて楽しみたいところです。もし、参拝されるなら、外宮を参拝してから、外宮から約4km離れた内宮を参拝するのがならわしです。但し、それだけでも結構、歩いて時間がかかりますので、もし伊勢神宮を参拝されるようでしたらタイムスケジュールにはご注意を。

さて、伊勢神宮の内宮横から、伊勢志摩 E-Power Road に入ります。伊勢志摩 E-Power Road は以前は伊勢志摩スカイライン伊勢と鳥羽を結ぶ有料道路(900円)で125cc以下は通行できません。道沿いには、宇田展望台、そして天空のポストがある朝熊山頂展望台(勘吉台展望台)などの好景観地があります。

また、道中には15世紀創建の金剛證寺もあり、お金はかかりますが、ぜひ走りたい道です。そして、 伊勢志摩 E-Power Roadを下りて、突き当りの国道42号線を右折して、鳥羽市街に入ります。JR鳥羽駅のすぐ先の駅前商店街ほかで牡蠣を食べられる店が集まっていますが、国道からは行けないので、JR鳥羽駅で国道側と逆の西側にアクセスします。なお、駅の南側には「TOBA」のオブジェがある城山公園や、登録有形文化財の旧鳥羽小学校のそばにあり海が一望できる鳥羽城などがあります。

せっかくですので、鳥羽水族館などのある交通量の多い国道には出ず、そのまま鳥羽城西側の錦町通りを通り、鳥羽市街の風情を感じながら走ります。国有形文化財の鳥羽大庄屋 かどやを過ぎて、そして国道42号線に入りますが、そのまま国道は走らずに、県道750号線に入り、加茂川を渡ります。やがて英虞湾沿いを走りますが、ここがまさに三重県の牡蠣街道で、多くの牡蠣の食事処が街道沿いに建ち並んでいます。

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