あんこう鍋と冬でも走りやすい爽快路
北関東自動車道の水戸大洗ICで下りて、国道51号線で大洗へと向かいます。大洗には大洗サンビーチやマリンタワーがありますが、この時期立ち寄りたいのが、あんこう鍋が食べられるお店です。西のふぐ鍋、東のあんこう鍋と言われますように、冬の代表的な鍋料理で、特に12月~2月が旬で、淡白でぷりぷりなあんこうの身を食べられます。ちょうど大洗港の北側にはあんこう鍋を食べられます食事処が数多く点在していますので、事前にご確認をされておくことをお勧め致します。また、大洗港の周辺では牡蠣も食べることができます。
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さて、大洗港を過ぎ海沿いの県道173号線を進んで行きますと、インスタ映えで有名になりました神磯の鳥居が海に立っていますが、普通に見れば、普通の鳥居ですので過度な期待はなされないように。
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その先の道沿いにあります無料駐車場はベンチもあり、のんびりと海を眺めることができます。そのまま進みますと大洗水族館があり、道の突き当りを右折して海門橋を渡ります。那珂湊市に入り魚市場がある漁港方面の海側の道を走りますと、やがて県道6号線に合流します。岩礁が綺麗な高磯や平磯海岸があり、県道から海に下りることもできます。
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しばらく海沿いを走る県道6号線を走って行きますと、磯崎漁港の近くに樹木が覆うようにしてトンネルになっています酒列磯前神社がありますので、是非立ち寄って行きたいところです。
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駐車場が分かりづらいですが、本殿近くに参拝用の駐車場があります。また、参道の途中には海が見える鳥居もあります。
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また、近くには金の鳥居が並ぶほしいも神社やひたちなか海浜鉄道の終着駅の阿字ヶ浦駅などもあります。そして、再び海沿いを通る県道6号線を走りますと、阿字ヶ浦、ひたち海浜公園などを通り過ぎます。
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ちなみに初春にはなりますが、3月中旬にはひたち海浜公園の菜の花が綺麗に咲き誇り、その後、4月中旬~5月上旬にはネモフィラの花がみはらしの丘いっぱいに咲き誇り、多くの観光客が訪れます。入園料もリーズナブル(450円)で二輪駐輪場(南口)がエントランスに近い場所にあるということもあり、バイクでも立ち寄りやすい場所です。
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やがて国道245号線に突き当りますので、右折して北茨城を北上します。そのまま原子力施設が並ぶ東海村を過ぎ、久慈川を渡りひたち市に入ります。ここで久慈川を渡ってすぐに川沿いに上流方面へと進みますと、JR常磐線の線路を越した先に、菜の花緑地公園があります。
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菜の花~というだけあり、多くの菜の花が咲き誇りますが、見頃は4月から5月になります。さて、再び国道245号線に入り北上し、途中、久慈浜海水浴場を過ぎたあたりで海沿いに続く細い道に入ります。その先に古房地公園があります。園内の見晴らし台からは太平洋の好眺望が望めるほか、園内には白亜の日立灯台が立っています。
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また、 古房地公園から再び国道245号線に入り、少し走った先の内陸部に泉神社があります。ここの湧き水の綺麗な泉はパワースポットとも言われ、多くの来訪客が訪ねています。
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泉神社を後にして、国道245号線を越えて再び海へと向かいます。ちょうど水木海水浴場あたりから海沿いの道を走り楽しむことができます。奇岩の烏帽子岩、そしてビーチバーガー9というパンズが黒いハンバーガーショップを過ぎますと、河原子海岸の北浜の駐車場があります。綺麗な海岸なので、ちょっと立ち寄りつつ休憩するのもありかと思います。
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再び国道245号線に戻り北上します。やがて、国道6号線に突き当りますので、そこを右折しますと海上橋を渡り、やがてループ橋があります。特に何ということのないループ橋ですがちょっとくるっと回ってみるのも楽しいです。もしループ橋の写真を撮るようでしたら、ループ橋の一本北側にある道に入った先にあります浜の宮公園からループ橋越しの海を撮ることができます。そして、そのまま海沿いを走る国道6号線を進み、途中で海沿いの一般道に入りますと東滑川ヒカリモ公園があります。
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東滑川ヒカリモ公園(東滑川海浜緑地)では、その名のとおり関東では珍しいはヒカリモが見れるほか、海に浮かぶ奇岩越しに海が望めるお勧めの立ち寄りスポットです。そして、再び国道6号線に入り、海側ではなく日立市街方面へと南下します。やがて日立中央ICに繋がる県道36号線と交差しますので、そこを右折します。日立中央ICへの入口を越して、常磐道を潜りますと、今は折れてしまって大煙突の跡、という感じになっていますが、往時は約156mもあった日立の大煙突の跡の遠望を望むことができます。
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そのまま県道36号線を進んで行きますと、常陸国最古の霊山とも言われています御岩神社に到着します。 御岩神社がある御岩山全体で188柱の神が祀られていて、強力なパワースポットの地として知られています神社です。
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御岩神社の先にグリーンふるさとラインが走っています。山岳地というよりは丘陵の中を走るような道ですが、場所的には関東でも北の方ですので、路面に注意して走行ください。北の起点とも言えます五浦付近からですと距離もあり凍結も心配ですが、この日立あたりから入る分にはそれらの心配も半減する感じです。
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御岩神社からグリーンふるさとラインに入り終着の国道118号線まで約27km。終始、樹々が沿線に続き景観は無いですが、ほぼ信号のない道で車通りもなく、バイクならではの走りを楽しめる道です。道中には旧町屋変電所もあります。そして、国道118号線に入り1kmほど南下しますと、笠間市へと続くビーフラインがあります。
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ビーフラインは国道118号線(常陸大宮市)と笠間市とを繋ぐ約30kmの県道(112号線)と農道で、やはり走りやすい道ながら信号も少なく、なだらかな丘陵間の道のため、比較的、冬でも走りやすい道っです。とはいえ、関東北部の北茨城の丘陵路で、樹々に囲まれていて日陰部分も多いのため、早朝や寒い日は凍結に注意を。また、陽が落ちると街灯や民家などがないため真っ暗になりますので、時間を見て遅くなりそうでしたら、常磐道で帰る方が安心です。そして、笠間に着きましたら、友部ICか笠間西ICから北関東自動車道に乗って、帰路に着くことができます。
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