4.国東半島・宇佐(大分県)
国東半島は大分県の北東部にあります半島で、標高721mの両子山をはじめ両子火山群の峰々があり半島各所にある磨崖仏で有名です。半島を周遊すると約120km(豊後高田市役所から別府駅まで)ですが、紅葉の名所の各寺院は半島部の中央部に集まっていて 磨崖仏にも近いので、宇佐から国崎半島に入り、紅葉名所の寺院や、磨崖仏を巡りつつ、悠久の浪漫に浸ってみる旅も良いかと思います。 なお、宇佐市の福貴野の滝の近くには 東椎屋の滝や余の滝などの著名な滝や宇佐のマチュピチュと呼ばれる場所などもあります。
- 福貴野の滝 11月上旬~11月下旬
- るるパーク(大分農業文化公園) 11月中旬(※コキア 10月上旬~10月下旬)
- 両子寺 11月中旬~11月下旬
- 旧千燈寺 11月中旬~11月下旬
- 文殊仙寺 11月中旬~12月上旬
- 杵築城 11月下旬
- 富貴寺 11月下旬~12月上旬
- 長安寺 11月下旬~12月中旬
福貴野の滝~宇佐市にある高さ65mの滝で、 雄滝と雌からなります。秋には滝が紅葉に囲まれて、錦秋のとても綺麗な滝景を見ることができます。駐車場から徒歩5分ほどで展望台に着きます。滝壺がとても綺麗な滝です。また、福貴野の滝から車で約10分ほどのところにあります奇岩の仙の岩( 仙の岩公園)も岩間から見える紅葉が綺麗です。ちなみに同滝からほど近くには、落差85mの東椎屋の滝があります。
るるパーク(大分農業文化公園)~ 日指ダムのダム湖周辺に造られた約120ha公園の公園で、果樹園や農業体験などが楽しめます。園内では季節ごとの花が見れますが。秋には、コキアが楽しめるほか、正面入り口から徒歩1分のところにもみじ谷があり、赤、黄、緑の多彩な色の紅葉を楽しめます。入園無料なのが嬉しいところです。駐車場あり。
両子寺(ふたごじ)~両子山の山腹にあります718年に開基されたと伝わる古刹で、山道には国東半島最大の石造りの仁王像が立ち、また境内は全国森林浴の森百選にも選ばれています。紅葉の名所、子授けの寺としても知られていて、紅葉シーズンには多くの参拝客が訪れ、駐車場は満車になりがちです。拝観料300円。近くの食事処の両子河原座もお勧めです。
文殊仙寺~国東半島の中央部にあります文珠山の中腹にあります古刹で、日本三文殊のひとつです。参道の入口には仁王像が立ち、日本一大きいとされる高さ9mの宝篋印塔もあります。知恵を授かるご本尊をして合格祈願や学業成就の参拝者が多き訪れ、秋には境内からは国指定名勝の文殊耶馬と呼ばれるお寺を囲む岩峰の紅葉を楽しむことができます。駐車場あり。
杵築城~戦国時代には大友氏と島津氏の戦いがあったお城で、江戸時代には杵築藩3万石の藩庁が置かれました。昭和45年に模擬天守(資料館)が建築され、城山公園として親しまれています。秋には園内の紅葉が色づき、穏やかな秋の景色を楽しむことができます、駐車場あり。
富貴寺~718年開祖と伝わるお寺で、阿弥陀堂(大堂)は、平泉中尊寺金色堂、宇治平等院鳳凰堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂の一つと数えられ、九州最古の木造建築物でもあり国宝に指定されています。国東半島有数の紅葉スポットで、特に境内を敷き詰めるイチョウの絨毯がとても綺麗なため、webで確認しながら落ち葉の頃に訪ねるのがお勧めです。ライトアップも行われます。拝観料500円。駐車場あり。
旧千燈寺跡~不動山の中腹にある現在は廃寺となっていますが寺院跡で、本堂跡には半肉彫りの仁王像などが残っています。秋の時季は周辺が色づき、寺跡もイチョウの絨毯で染まります。駐車場より石畳や階段を登り本堂跡まで約15分。なお、山中の道は狭いので走行にはご注意を。また、現在、 旧千燈寺跡の麓に現 千燈寺がありますので、お間違いないよう。
長安寺~ 718年 に 仁聞 菩薩によって聞基されたと伝わり、鎌倉時代には満山65ヶ寺を統括していた古刹です。四季折々の花を楽しめることから花の寺とも言われていて、秋にはイチョウやモミジが色づき、境内は黄色いイチョウの落ち葉で埋まります。駐車場あり。大分県内に同名のお寺がありますので、検索時は金剛山 長安寺(豊後高田市)で。
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