圧倒される東北の絶景紅葉地10~月山・山寺・秋保大滝

6.月山・山寺・秋保大滝(山形県・宮城県)

  • 月山 9月中旬〜10月下旬
  • もみじ公園(宝幢寺跡) 11月上旬~11月中旬
  • 山寺 11月上旬
  • 面白山紅葉川渓谷 10月下旬~11月上旬
  • 磐司岩(二口峡谷) 10月中旬~10月下旬
  • 秋保大滝 10月下旬~11月中旬
もみじ公園

山形県を代表する紅葉絶景地の月山は、出羽三山にひとつで標高は1,984m。山頂までは本格的な登山になりますが、ペアリフトがあり、リフト上から月山に紅葉絶景を望むことができます(1,100円:2022年のグリーン期は10月16日まで運行)。

月山リフト付近の紅葉

月山から県道114号線を下りてきますと道沿いに地獄沼があり、ここも紅葉が綺麗です。もし、月山ペアリフトの運行が終わった後でも、ここの紅葉を楽しむことができます。

月山 地獄沼

そのまま県道114号線を進み突き当りの国道112号線を右折しますと、山形道の月山ICに入れますが、ここは左折して、国道112号線で東へと向かいます。月山湖の北岸を走り、やがて寒河江ダムの好眺望を望める風吹峠に着きます。その先に、湯殿山の口宮があり(通常は無人で中には入れません)、しばらく走り県道292号線に入り北上しますと月山出羽湯殿山三神社 本殿があります。そして、国道112号線で東に向かい西川ICから山形道に入ります。そして山形蔵王ICでおりて、山形市内のもみじ公園に。もみじ公園は宝幢寺の跡地に開設された池泉回遊式古庭園で、紅葉の名所として知られている場所です。山形市を通る際は、ぜひとも立ち寄りたい場所です。

もみじ公園から国道13号線を北上し、県道276号線、大森トンネルと走り県道19号線に入ります。その先に、山形を代表する景勝地の山寺(立石寺)があります。名物の石段は最上部の奥之院まで1000段以上ありますので、ご自身の体力と時間を鑑みて訪ねられることをお勧めします。山寺全山がカエデで包まれていることもあり、紅葉はとても綺麗です。また10月下旬から11月上旬にかけてはライトアップがされますが、立石寺は夜間は入場禁止のため、麓からその景観を望むことになります。

そして、山寺からその名も紅葉川沿いに走る一般道を東に走りますと、こちらも紅葉の名所の面白山紅葉川渓谷があります。但し、渓谷自体は紅葉川沿いにあり、渓谷を楽しむには車道から離れた遊歩道を歩く必要があるため、バイクで訪ねる目的地は藤花滝くらいになるのと、渓谷から狭路を走り天童高原経由で天童市に入ることがありますが、今回は秋保大滝の方に向かうプランのため、山寺から藤花滝までの片道約7kmのピストン往復になります。

ちなみに、山寺から面白山紅葉川渓谷の道中に宝珠山 千手院の鳥居があり、そこから山を登りますと、秘景スポットの垂水不動尊(垂水遺跡)がありますので、興味ある方は立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

さて、山寺から県道62号線を進みますと狭路の林道二口線(二口街道)となります(11月初旬に通行止めになります)。やがて、高さ80-150mもの岩壁の磐司岩が見えてきます。紅葉時は岩肌が赤く染まり、とても綺麗な景観を望むことができます。

磐司岩の辺りも含めて名取川に沿って約8kmに渡り二口峡谷が続きますが、ここといった峡谷スポットが少ないので、二口峡谷自然歩道駐車場にバイクを止めて小行沢あたりでその雰囲気を味わったり、見やすい秋保大滝近くの釜渕あたりを見るのが良いかもしれません。

晩秋の二口峡谷

そして、二口街道(県道62号線)をそのまま進みますと道も広くなり、やがて、秋保大滝に到着します。秋保大滝は落差55mの直瀑で、日本三名瀑のひとつにも数えられることもある名瀑で、日本の滝百選や国の名勝にも選ばれています。県道62号線からもすぐでアクセスが至便ですので、是非とも立ち寄りたい景勝地です。

そして、県道62号線をずっとに東に進んで行きますと、磊々峡に着きます。磊々峡は名取川沿いにある峡谷で、奇岩が連なり、八間巌や時雨滝などの見どころがあるほか、 磊々峡公園の対岸には「もみじのこみち」なる小径があります。

磊々峡を後にして県道62号線を東に進みますと、やがて国道288号線に入り、東北道の仙台南ICに入ることができます。面白山紅葉川渓谷の錦花滝に立ち寄りますと、月山ペアリフト乗り場から仙台南ICまでの走行距離は約154kmで、錦花滝に寄らなければ140kmほどですが、月山のリフトを乗ったり、1000段以上の階段のある山寺や山道を上る垂水遺跡に寄ったり、また各紅葉の名所を散策するのに時間がかなり取られますので、1泊2日で周られるか、立ち寄る場所を取捨選択して訪ねられることをお勧めしたいルートです。

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