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環七沿いにある城跡
都心を走る環状七号線沿いにあります葛飾区青戸の御殿山公園。実は、この地は昔、葛西城という城がありその城跡でもあります。
小さな公園ですが、公園内には史跡広場なるものがあります。
同公園のその一角が葛西城址公園になっているようです。
実際の広場はこんな感じでベンチと石碑が建っています。
手洗い所の横に葛飾城跡の案内板があり、ここが城跡だということを知らせてくれます。
葛西城は室町時代の1461年にその記録があり、特に1500年代半ばの北条氏と里見氏らによる戦いの国府台の戦いでは、城主で北条方の遠山綱景の戦死もあったほどの激戦が繰り広げられたらしいです。
その後、1590年の豊臣秀吉により小田原征伐の際に落城し、そのまま廃城となったそうです。
尚、同城址公園内には、鎌倉時代の伝説の武士、青砥藤綱の城跡の石碑がありました。どうやらこの地は、鎌倉時代の後期、青砥藤綱の邸宅の場所と伝わっているようです。それが、この青砥(青戸)の地名の発祥なのでしょうか。
公園内にはアスレチック的な器具が点在していますが、奥の方に行くと樹々があり、城址公園らしい雰囲気を感じされてくれます。
都内の幹線沿いに佇む、鎌倉時代、室町時代、戦国時代とその時を過ごした城址の公園。近くに行った際には、ぷらっと立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
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