目次
ひとつの花から考える、自然の未来

国営ひたち海浜公園の「砂丘エリア」では、小さな紅紫色の花が魅力のハナハタザオが咲いています。ハナハタザオは絶滅が危惧される植物で、環境省レッドリスト(2020)・茨城県版レッドデータブック(2012)では絶滅危惧I類に指定されています。ガイドツアーでは、公園のボランティア「野生植物パートナー」がハナハタザオをはじめ、スカシユリやカワラサイコ、ノアズキなどの砂丘に生育している希少な植物の自生地等をご案内します。
ハナハタザオとは

ハナハタザオは山地や海岸の砂地などに自生するアブラナ科の植物で、「旗竿のように1本茎で立ち、きれいな花を咲かせること」が名前の由来とされています。高さは15~50cm、直径1cmほどの紅紫色の花を咲かせます。主な自生地は、茨城県、山梨県、熊本県などで、ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い希少な植物とされています。
【ハナハタザオ】
分 類 | アブラナ科ハナハタザオ属 |
開花時期 | 6月上旬~7月中旬 |
場 所 | 砂丘エリア |
コメント