柳生・伊賀・甲賀の三里を巡る
伊賀コリドールロードは三重県の伊賀市と名張市にまたがる広域農道で、コリドールとは回廊という意味の通り1周 94.5kmのぐるっと周れます環状の道です。走りやすく、信号も少なく、途中に国道や県道など交えて走りますが、コリドールロード沿いには名所や景勝地が少ないため、今回は、奈良市街から柳生の里、伊賀を通り、 伊賀コリドールロード を半周ぐらい走って、青山高原へと抜け、甲賀へと向かう、
奈良、京都、三重、滋賀の4府県を繋ぐツーリングルートをご紹介致します。
青山高原(三重県)
総走行距離~約160km
京奈和自動車道を木津ICで下りて、そのまま国道24号線を南下。県道104号線(一条通り)に入りますと、やがて正倉院と東大寺、興福寺や奈良公園があります。時間にもよりますが(7:30~(冬期8:00~))東大寺の大仏殿(拝観料:600円)に参拝してからツーリングに行くのも良いかもしれまん。
興福寺のあります県庁東交差点から北に向かいますと、若草山の北側を回ります奈良奥山ドライブウェイ(380円)があり若草山山頂に行けて、道中には東大寺の大仏殿が見える大仏殿ビューポイントがあります。また南側には高円山ドライブウェイ(片道320円)があり、奈良市展望図があります東山緑地のそばを通り、そしてドライブウェイの道中には見晴らしの良い展望所が2か所あります。個人的には若草山に寄りつつ奈良奥山ドライブウェイを走るのがお勧めですが、この辺りはお好みで。
そして、石切峠経由で東方面に進み、県道164号線に入り、国道369号線(柳生街道)に入ります。やがて、柳生の里の柳生町に着きます。
柳生氏は、徳川家康以降、秀忠、家光に、剣や兵法の指南として仕え、同地柳生藩を明治維新まで領しました。その柳生氏の菩提寺として歴代のお墓がありますのが芳徳寺や、柳生家の資料が展示展示されています旧柳生藩家老屋敷などの見どころがあるほか、是非、立寄って見たいのが天乃石立神社にあります柳生石舟斎が斬ったと伝わる大岩の一刀石です。昨今、人気のアニメの影響で訪問客が増えていますが、一度は見てみたい石です。その他にも境内にはいろいろな岩があり、天照大神が天の岩戸から出る時に飛び散って落ちてきた石とのことでその雰囲気を楽しめます。一刀石は駐車場から徒歩で10分くらいかかります。
さて、柳生の里を後にして、県道4号線で笠置町へ。時間がありましたら、国道325号線の方を走り笠置寺に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。境内には多くの巨石が多く、その大きさに圧倒されます。
笠置寺 千手窟・伝虚空蔵磨崖仏
そして、木津川を渡り、国道163号線に突き当たり右折、1.5kmくらい進みますと、小さい沈下橋と、そして、風情のある國津神社があります。しばらく国道を走りますと、やがて伊賀市に入り、伊賀上野城に到着します。ちなみに、途中の県道138号線に入り北上しますと、徳川家康が本能寺の変で織田信長が討たれた際に、京都から三河に変えるために通ったと言われます、伊賀上野を眼下に望む好景観の御斎峠があります。ここから階段など10分ほど山を登ったところにあります御斎峠展望台は、朝霧の撮影にカメラマンが多く訪ねる場所で、日中でも好眺望が望めます。
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