【入間市の貴重な開花情報】絶滅危惧種ヒメザゼンソウ、「さいたま緑の森博物館」で今年も開花を確認

さいたま緑の森博物館で、埼玉県の絶滅危惧種に指定されているヒメザゼンソウが今年も咲き始めました。県内では希少なこの植物の開花は、自然愛好家や研究者にとって貴重な観察機会となっています。

■小さな花に秘められた価値

わずか4センチほどの赤紫色の仏炎苞をつけるヒメザゼンソウは、まるで森に隠された宝石のような存在です。落ち葉に埋もれひっそりと咲く姿は、訪れる人にとって幻の花を探すような体験をもたらします。大谷戸湿地入口の林縁という限られた場所で、園路柵沿いの数株のみが観察可能です。

絶滅危惧種ヒメザゼンソウ さいたま緑の森博物館より提供

■観察には特別な配慮を

・自生地:大谷戸湿地入口の林縁(同館敷地内)

・観察可能株数:園路柵沿いの数株

・注意事項:保護区域のため柵内立ち入り禁止、マナーを守った観察を

博物館では開花期に合わせ、特別イベント「みどり森ミニトーク」を開催。専門スタッフがヒメザゼンソウの生態や保護の重要性について解説します。

「みどり森ミニトーク」の様子

【狭山茶の伝統と未来】

入間市は、全国の主要茶産地の中では北方に位置する狭山茶の主産地です。見渡す限りの茶畑は入間ならではの景観で、今も素朴な里山の風景を残しています。昔ながらの歴史や文化が息づく場所が点在する一方、ジョンソンタウンや三井アウトレットパーク入間などの話題のスポットも充実。

 022年度にSDGs未来都市に選定され、2030年のあるべき姿「健康と幸せを実感できる未来共創都市『Well-being Cityいるま』」を目指し取り組んでいます。2022年10月には「おいしい狭山茶大好き条例」を施行し、入間市の特産物である狭山茶と茶文化の継承・発展に取り組んでいます。

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