房総 水仙ロードを走る(ヤマハ MT-09)

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冬にしか見れない風景を見に行く

冬に花を見にツーリングに行こう…と思うと、菜の花だったり、梅だったり、2月も中旬になれば河津桜楽しめます。しかし、そのほかにも水仙や蝋梅などもあり、梅・臘梅 (ろうばい) ・茶梅(さざんか)・水仙の4種は雪の中でも見れる花として雪中四友とも呼ばれています。

水仙

特に水仙の日本三大群生地として、福井県の越前海岸のほか、冬場のツーリングの行き先として人気の兵庫県淡路島と千葉県鋸南町(房総半島)が挙げられています。そう、冬しか見れない風景を房総半島で見れるということで、早速ツーリングに行ってきました。首都高速を走っている時は、少し風が強いかな?と思うくらいでしたが、アクアトンネルに入ると電光掲示板に「横風注意」の表示が。嫌な予感はしたものの、もう引き戻せないのでそのまま進んでいくと、東京湾アクアブリッヂの吹き流しが、真横というか真横&暴れまくっているくらいの強風が吹いていました。推定風力10m以上。バイクを斜めにしながら走り、ドキドキしながら4,425mを渡りました。

道の駅 保田小学校

館山道に入り、強風で砂埃が舞う中、鋸南保田ICで下りて、IC近くの道の駅 保田小学校で休息をとりました。道の駅 保田小学校は、廃校になった小学校を道の駅に改装したところで、教室で宿泊をすることができます。また、食事処では昔懐かしの給食メニューを食べることができます。

道の駅 保田小学校

さて、道の駅 保田小学校のすぐ先から「江月水仙ロード」に入れます。ちなみに途中の保田川では2月中旬から3月にかけて川沿いに早咲きの頼朝桜を楽しめます。江月水仙ロードは車線のない一部狭路の道で、今回、1月中旬に伺いましたが、残念ながら道沿いに咲く水仙はチラホラといった感じでした。

江月水仙ロード

2月2日まで水仙まつりが行われているということもあり、道の駅から歩いて散策しに来ている方々もいらっしゃいました。道が狭いことと、駐車場が整備されていないこともあり、車だと止まることが出来ず、すれ違いも難儀しそうです。その点バイクは気軽さがあっていいですが、それでもバイクを止める場所に困ったくらいです。

江月水仙ロード

水仙の日本三大群生地というイメージで走りますと肩透かしを喰らった感じですが、それでもやはり今だけしか見れない花景色ということで、ゆっくり走りながらパラパラと咲いている水仙を見るのも乙なものです。

江月水仙ロード

水仙ロードの狭路部を過ぎて少し走りますと県道184号線に突き当たりますので、右折して県道に入ります。途中に「笑楽の湯」(10:00〜 500円)という日帰り温泉があります。そしてしばらく走りますと、佐久間ダムというダム湖に到着します。

佐久間ダム

佐久間ダムは湖畔に頼朝桜やソメイヨシノなど桜の木が約2,200本も植えられていて、2月中旬ごろ〜3月にかけて湖畔を桜が彩る南房総屈指の桜の名所です。

水仙と頼朝桜

水仙も咲いていて、ツーリング訪問時には江月水仙ロードより多くの水仙が道沿いに咲いていました。時期が合えば、桜と水仙の共演を楽しむこともできます。

佐久間ダム湖畔に咲く水仙

特に売店ポラリスの近くには水仙の群生地があり、とても綺麗でした。

佐久間ダム湖畔の水仙の群生地

さて、佐久間ダムを後にして「をくずれ水仙郷」に。ここは有料ながら広い(未舗装の)駐車場があり、そこにバイクを止めて水仙の群生地まで歩いて行きます。なお、駐車場の近くからでも別の水仙の群生地を見ることもできます。

をくずれ水仙郷

そのまま進みますと県道34号線(長狭街道)に突き当たりますので、そこを右折。1kmほど走りますと、もみじロード(県道182号線)の入り口がありますので、そこを左折します。もみじロードは志駒川に沿って続く県道182号線に約10kmの区間の呼称で、沿道には約1000本もの紅葉が植えられ、秋には紅葉狩りを楽しめます。ただし、周囲には民家が点在していますのと、段差カーブが多いので、くれぐれもスピード(騒音)を出さないようにご注意を。

もみじロード

もにじロードを走りますと、国道465号線に突き当たります。そこをいったん左折して少し走り、県道93号線に入ります。県道93号線は丘陵地を通りなだらかなカーブもある道ですが、無車線区間や段差カーブがあり爽快な走りはしづらいです。それでも沿線にはマザー牧場や鹿野山 神野寺などがあり、風情を楽しむことができます。

鹿野山 神野寺

そして、鹿野山九十九谷展望公園に到着。広い未舗装の駐車場があり、その先から千葉の丘陵地を180度パノラマで望めることができます。朝霧での光景が有名ですが、日中でも好天なら素晴らしい景色を見ることが出来ます。ちなみに、同砂利駐車場から道を挟んだところにも、小さな展望公園がありますが、そちらからの丘陵の稜線の景色が綺麗に見えますですので、合わせて見ることをおすすめします。

鹿野山九十九谷展望公園

鹿野山九十九谷展望公園を後にして少し走りますと、房総スカイラインに入ります。そのまま進んで、館山道(東関東自動車道)の君津ICに向かいました。君津IC近くにあります房総四季の蔵には食事処や温泉処や足湯(現在休業中)があります。

房総四季の蔵

食事を取ろうと思い立ち寄りましたが残念ながら団体さんの貸切となっていましたため、その近くの食事処の「でんでん」(未舗装の駐車場あり)に伺いました。「でんでん」は刺身が人気の食事処ながら、同日は海が荒れていたため刺身が用意できないとのことで、マグロのテールフライ定食をいただきました。フライはもちろんソースも美味しくて、満足の食事をいただくことができました。

君津IC近くの食事処でんでんのマグロのテールフライ定食(1,320円)とカキフライ定食(1,400円)

そして、そのまま君津ICから館山道に入り、通行止めにはなっていませんでしたが、強風を懸念して、帰路はアクアラインを通らずに、ぐるっと京葉道で東京湾を回って帰路に着きました。

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