伊豆を代表する二大絶景道の伊豆スカイラインと西伊豆スカイライン。今回、酷道の県道59号線を経由して両絶景道を周遊してみました。
絶景を見るには展望地に寄るべし
絶景道として人気の高い伊豆スカイラインと西伊豆スカイラインを擁する伊豆半島。今回、長尾峠から箱根スカイライン(箱スカ)、芦ノ湖スカイライン(芦スカ)を通り、箱根峠を超えて伊豆スカイライン(伊豆スカ)を走り、県道59号線経由で西伊豆スカイライン(西伊豆スカ)へと至る伊豆絶景道ツーリングに出掛けました。
絶景道のほとんどがそうですが好天でないとその絶景が見ることが出来ません。そして、箱スカ、芦スカ、伊豆スカ、西伊豆スカ全ての絶景の素が富士山なので、富士山が綺麗に見えることが伊豆の絶景道を楽しむ必須条件となります。
そして、今回は逆ルートになりましたが、伊豆スカと西伊豆スカを走り繋ぐなら、まずは西伊豆スカで南下してから伊豆スカで北上した方かお勧めです。
西伊豆スカは富士山の眺望スポットが限られているのに対して、伊豆スカの方は同道の途中から芦スカ、箱スカとほぼずっと富士山の眺望が見られることと、富士山を望む展望駐車場のほとんどが道の西側にあるので北上する方が立ち寄りやすいからです。
東名の御殿場ICで下りて長尾峠で大涌谷を眺めつつ、箱根スカイラインに入りました。箱スカには富士見ヶ丘公園や箱根芦ノ湖展望公園などの展望地がありますが、同道は全長5kmと短いのでノンストップで爽快な走りを楽しむのもありかと思います。そして湖尻峠を過ぎて芦ノ湖スカイラインに入りました。富士山の眺望の良い芦スカでは三国峠と杓子峠が立ち寄りお勧めです。特に杓子峠からは美しい稜線を描く富士山の絶景を見ることができます。また、道中のレストハウス フジビューでは芦ノ湖カレー(1580円)が食べられます。
そして箱根峠を通り十国峠駐車場を過ぎますと、伊豆スカイラインの熱海峠料金所に到着。ここから天城高原料金所まで約40.6kmに渡り、中高速コーナーが続く国内屈指の爽快路の伊豆スカイラインの走行が楽しめます。
但し伊豆スカを南下すると富士山を背にして走るため、都度展望地に止まらないと絶景は望めません。
また富士山の眺望が良い展望地は同道の北半分にあるため、前半は展望地に立ち寄りつつ眺望が減る後半は爽快な走りを満喫するというような楽しみ方が良いかもしれないです。
なお、今回は伊豆スカイラインから西伊豆スカイラインに行くために、伊豆スカイラインを冷川ICで下りて県道12号線経由で県道59号線に入りました。風早峠までの約27kmは車ですと離合困難な狭路ですが、バイクでなら走りやすいです。とはいえ落石などがあるので走行は慎重に。道中にはわさび田や棚田などもあり、県道59号線を抜けるのに1時間以上は見た方が良いかと思います。
やがて、風早峠で県道411号線に突き当たります。一度南に下り、仁科峠、西天城高原に立ち寄りました。好天なら少し登った仁科峠の展望台から富士山の好眺望が望めるのですが、今回は曇りで、仁科峠からは富士山が見られませんでした。残念。
そのまま県道411号線を北上して船原峠に到着。ここから戸田峠までの10.8kmが西伊豆スカイラインとなります。とはいえ西天城高原から戸田峠までの約20kmで続けて爽快な走りが楽しめます。
なお、西伊豆スカの展望スポットは少ないですが、その中でも達磨山北側登山口から登山道を100mくらい登ったところからの景色がお勧めです(登山道下に駐車場あり)。
そして、戸田峠で県道18号線に突き当たりますが、左折して100m先の霧香峠にはぜひ立ち寄りたいところ。眺望は先の瞽女(ごぜ)展望地の方が良いですが、霧香峠ではバイク越しに駿河湾の景観を撮ることができます。
さて、18号線を戻りだるま山高原レストハウスに。内浦湾越しに富士山の絶景を望むことが出来、レストハウスではわさび丼や鹿肉ビビンバなどを食しつつ館内からゆっくり富士山の眺望を楽しむことが出来ます。
その後、修禅寺、そして落差105mの旭滝に立ち寄り、修善寺ICより伊豆縦貫道に入り帰路につきました。
ちなみにこの御殿場〜修善寺の走行距離は約130kmだが、御殿場市街を出ると修善寺ICまでルート沿いにガソリンスタンドが無いのでご注意を。
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