東北自動車道の裏を走る、車が少ないマイナールートの良さ
東北自動車道を走り日光宇都宮道路に。
ちなみに、東北自動車道の佐野SA(下り)のグッズコーナーには、何故かバイクのフィギュアがずらっと並んで販売していました。これだけの商品を揃えているお店も普通にはないぐらいです。買わなくても、見るだけでも立ち寄る価値ありです。
ちなみに同SAでは、佐野ラーメン(730円)はもちろん、レストランで朝7時~10時に朝食バイキング(1080円)を行っていますので、マスツーリングの待ち合わせ場所にもいいかもしれないですね。
さて、日光宇都宮道路の日光ICを降りて県道169号線に入り、道中の霧降の滝を見ました。整備された遊歩道が続いているので観瀑台まで行きやすいですが、残念ながら滝自体は樹々に覆われていて分かりづらいです。
県道169号線、別名霧降高原道路は、路面コンディションのいい中速ワインディングで、今回乗ってきたスズキのGSX-S750との相性も良く、とても気持ちよく走れました。
また、この県道169号線沿いは、道沿いに色々なオブジェクトが立っていて面白いです。
道中には六方沢展望台や、霧降高原の散策出発地点となる駐車場からは天空回廊が伸びていて、展望台まで1,446段もの階段があります。体力に自信がある方は、是非、チャレンジしてみてはいかがっでしょうか。
そして、牧草地内の気持ちの良い道を走り、やがて大笹牧場に。
大規模な観光農場で、駐車場も広くて湯西川への休憩地点として、是非とも立ち寄りたいポイントです。
そして、牧場といえば、やっぱり、あれ、です。
そう、ソフトクリーム(400円)と、何故か売っていました燻製卵(150円)を朝飯替わりに食しました。
んー、なんかツーリング気分が高揚してきます。
県道169号線が突き当り県道23号線を左折すると、右方の山のの岸壁に沿って水が落ちる唐滝が見えてきます。大きくはないですが、その風景美がなかなかいいです。ちなみに県道23号線は新道ではなく、黒部ダムの堤体を走れる旧道の方がお勧めです。
そして、湯西川に続く県道249号線に。
全線舗装済で、細い道で木々に囲まれて見晴らしはないですが、気持ちのよく走れる道です。ただし、このあたりには(湯西川まで)ガソリンスタンドが無いので、ガソリンが日光でタンクに半分くらいだったら入れてから来た方がいいです。
やがて、平家落人の里と言われる湯西川に入ります。ちなみに途中に「平家狩人村」というシュールな施設がありましたが、残念ながら今は営業していないようです。
約800年前、源平合戦で敗れた平家の落人伝説が残る温泉町の湯西川。
湯西川沿いに旅館や平家集落が並び風情を醸し出していますが、落人伝説が残るような不便な場所にありながらも温泉地として賑わっている感があり、秘境というほどの感じはないです。ただ、今なお、目立たぬように鯉のぼりを揚げない、鶏を飼わない、などの独特の風習があるようです。ちなみに温泉は美肌の湯として全国で1位になったこともあるそうです。
ちなみに、川沿いの公共浴場「薬師の湯」(200円)は風情がありますが、少々狭くて湯は熱いです。
湯西川で立寄りお勧めの場所が「平家の里」(510円)です。
里内には昔の瓦葺き屋根の家が移築され、当時の生活を垣間見ることができます。
それから、「道の駅 湯西川 水の郷」も立ち寄りお勧め場所です。
源泉かけ流しの温泉(500円)のほか、無料で浸かれる足湯もあり、食事処では郷土料理の「ばんだい餅」が食せます。また売店では、伝統グルメのサンショウウオの干物?が売っていますし、なんと三河沢ダムのダムカードも貰えます。
人気のばんだい餅のセット料理「水の郷Aセット」(1,100円)
道の駅から少し走ったところに落人となった平家武将たちの遺品などが展示された平家落人民族資料館(500円)があります。
再び県道249号線を走り湯西川湖沿いを走り、五十里湖で突き当たった後、左折。ちなみにこのあたりの湖の風景もきれいです。
ちょっと北海道美瑛の青い池っぽい光景が湯西川湖で見られました。
しばらく走ると、1本の柱に3つの国道の表記が。全国でも珍しい3本の国道の重複区間です。
やがて、会津鉄道とトレースしながらやや単調の道を走りつつも、養鱒公園駅に。この辺りは、森の中を走る電車や、隣りのふるさと公園駅へと向かう道の途中に線路との並走区間もあり、時間があれば風情ある会津鐡道の写真も撮るのも楽しいです。
さて、養鱒公園駅前から観音沼森林公園へと向かう道に入ると、短いながらも白樺の中を走りととも気持ちがいいです。そして、観音沼森林公園に。
まるで絵画のような風景が見られて、マイナーな場所ながら立ち寄りお勧めの場所です。
その後、国道289号線に入り、ひたすら信号のない爽快路を走ります。別名、甲子道路と呼ばれるこの道は、長いトンネルやプチワインディング、高い橋などを渡るいろいろなシチュエーションがって、走って楽しい爽快路です。
さて、那須の魅力のひとつといえば温泉。奥那須にある甲子温泉の大黒屋には幅15mもある歴史ある混浴の大岩風呂がありますが、日帰り入浴は15時までなので要注意。
そして、同じく奥那須にある北温泉に。
あの、ローマ人が主人公の温泉映画のロケ地にもなった温泉で、薄暗い館内には骨とう品が多く置かれていて、趣にあふれています。江戸・明治・昭和に建てられた3つの時代の建物が連なっていて、館内はほぼ迷宮状態です。
同温泉は専用駐車場から5分ほど歩きますが、それもまた乙な感じです。日帰り入浴700円。宿泊も可能です(1泊2食付き:7,700円~)。
1200年前に発見されたという天狗の湯や、プール並みの広さの大露天風呂もあり。外湯の相の湯もいい感じです。
そして、那須に入り、同地の代表的な観光地の殺生河原に到着。
火山ガスが噴出している岩石群で、殺伐感がいい感じです。しかも入場料無料で無料駐車場からもすぐなのも素晴らしいです。那須のシンボルといっても過言ではないかもしれません。
科学的根拠をまだ知らない昔の方々が、この景色を見てどう思ったことでしょう。地獄の入口、とか、そんなことを夢想させる殺生石なる石もあります。
さて、那須の魅力といえば個人的にもう一つはB級スポット。今回、その両方を併せ持った老松温泉に。ネットで注目を浴びた日本一怖い温泉ですが、まさに日本一怖い温泉にふさわしい崩壊っぷりに驚愕です。
老松温泉 喜楽旅館~ネットで話題の日本一怖い温泉。何が怖いってほぼ倒壊しかけている旅館?の中に入ること。腹をくくって戸を開けて奈落の底に降りて行くような気分で階段で下りると、崩壊している反対側の箇所は旅館、いや、民宿っぽい感じの廊下があり、突き当りにきちんと男湯と女湯が別々にありました。男湯はゆるめながら肌ざわりの良いしっとりとした白濁の湯。ただ、いつ壊れるかと、湯舟に浸かっていても気が気ではないですが…。なお、入湯する際は、温泉の向かい宅の黒田さんに入湯料500円を払うように。
ちなみに、那須ICへと向かう途中に「黄金の神様」という、さながら、TDLのビッグサンダーマウンテンほどの(作られた)岩山?に、どでかい黄金の神様像がありました。まさにB級スポット。
残念ながら、閉館していたので今回は入館できませんでしたが、外から見るだけでもその価値あり。是非、一興として立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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