日本有数の観光エリアは、日本屈指のツーリングスポット
年間、1200万人もの観光客が訪れる世界遺産「日光」。そんな、日本を代表する観光地の日光は、東北自動車道路から日光宇都宮道路に入り終点の清滝ICを降りて国道120号線を少し戻ると、東照宮ほか日光の寺社にすぐアクセスできる至便さが嬉しいです。
ちなみに、混んでいる東照宮付近をパスしたい場合は、清滝ICを降りて国道120号線を左に進めば、日本三名瀑の華厳の滝や、中禅寺湖へと至る、第二いろは坂(無料)に入れます。おなじみの東照宮は、数多くの外国人観光客の方々が来訪していて混雑していて、拝観料が1300円とかなり値は張るものの、東照宮の豪華さは必見。中では無料でお祓いも行ってもらえます(詳細は東照宮まで)。
土日祝日は渋滞必至で駐車場もどこもほぼ満車になっていますが、バイクなら空きスペースも多く周囲の駐車場に止めやすいです。世界遺産の二社一寺は隣接しているので同時に回りやすいですが、意外と時間を取られるので、どの寺社を見るかはある程度事前に決めてから行く方が良いようです。
さて、国道120号線を西に向って走っていくと、やがて一方通行の峠道へと入ります。第二いろは坂です。
二車線の上り道で樹々に挟まれて眺望は無いですが、とても快適に走れる中低速のワインディングロードです。たまに猿が道を横断したりするので、ここはゆっくり景色を楽しみながら走りたいもの。ちなみに、カーブ毎に「いろはにほへと…」の文字の看板があり、上りと下りのいろは坂両方でいろは歌が全て楽しめるようになっています。
さて、第二いろは坂も終盤を迎え、最後のカーブを迎えるところに「明智平」があります。その雄大な眺望を見るには有料のロープウェイ(往復730円)に乗る必要がありますがが、3分ほどで中禅寺湖と華厳の滝、男体山の絶景が眺められるので、好天時はお勧めです。
ただし、明智平の駐車場には猿が出没し食べ物などを奪っていきますので、ここでの飲食は厳禁。バックなども取られないようにシートやタンクなどに物は置いていかないようご注意を。引っ掛かれるとけがをします。
第二いろは坂を上り切り突き当たったところを左に行くとすぐに中禅寺湖畔に着きます。ちなみに、突き当りを右に曲がるとすぐに華厳の滝の観瀑台へと向かうエレベーター乗り場があります。中禅寺湖の見るポイントは、男体山バックであれば、この湖畔沿いに半月山へ向かう道に入ってすぐのあたり(立木観音)か、
少し走りますが、半月山がお勧めです。特に紅葉時は、駐車場から少し歩きますが、半月山展望台からは赤く染まった紅葉に囲まれた中禅寺湖の好景観が望めます。
中禅寺湖と男体山の間を抜けていく国道122号線沿いにも中禅寺湖の景観スポットは各所ありますが、奥の方にある菖蒲が浜もお勧めです。
菖蒲が浜で国道120号線が中禅寺湖から離れてしばらくすると竜頭の滝があります。長く流れる滝で滝沿いに遊歩道もありますが、バイクを降りてぷらぷらするのももいいですが、国道が滝と交わる橋から眺めるのもお勧めです。
日光には、その他にも(駐車場から少し歩きますが)寂光の滝や、裏見の滝、霧降の滝など多くの滝がありますので、時間とお好みに応じて観光するのまありかと思います。そして、そのまま進むと戦場ヶ原に。
昔々、下野国の二荒神が化けた大蛇と上野国の赤城神が化けた大ムカデが戦った戦場跡とされる場所で(伝説では大蛇が勝ったらしいですが)、広大な湿原が広がっています。
通りすがらに見ることができますが、じっくりゆっくりと見たいという方は、戦場ヶ原内の国道沿いにある三本松駐車場にバイクを止めて国道を渡ってすぐのところに展望台があります。ちなみに、この三本松駐車場からは男体山の雄姿も間近に見ることができます。
戦場ヶ原を過ぎてしばらく走ると湯ノ湖があります。その入口には湯ノ湖の水が大きな流れを持って落ちる大きな湯滝があります。駐車場代が200円(バイク)かかりますが、駐車場からすぐのところで壮大な滝の全貌が眺められるので、是非、立ち寄ってみたい場所です。
ただ、以前あった滝の近くにあった売店がコンビニに変わっていて、少し風情が失われてはいますが…
そのまま、国道120号線を進み山を登っていくと、金精峠を超えて、菅沼・丸沼経由で沼田市の方に抜けますが、今回は湯ノ湖から再び来た道を戻り、そのまままた戦場ヶ原を抜け、華厳の滝のエレベーター乗り場に来ました。
駐車料金100円(バイク)と、観瀑台までのエレベーター代が550円かかりますが、ここも是非とも立ち寄りたいスポットです。
観瀑台からは日本三名瀑の華厳の滝が間近で見れます。水量が多いときは、飛沫がかなり飛んでくるくらいの距離です。さて、そこから国道を戻っていくと、今度は下りの第一いろは坂に入ります。
二車線の上りに比べて、下りは一車線でヘアピンだらけなのでスポーツ走行は出来づらいですし、車が渋滞しがちなので、ここものんびりヘアピンのライン取りなどを楽しみながら下山していく方がいいと思います。そして、また、日光市内に戻り、日光駅を過ぎたあたりから杉並木が始まります。
ずっと杉並木が続いているので、どこかで見計らって、国道と平行して走っている日光宇都宮道路に入って、帰路に着かれた方がいいと思います。なお、同杉並木は交通量が多く路側帯の狭いので、止めて写真を撮られる場合は広くなっている場所で撮られることをお勧めいたします。
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