冬に見たい全国のお勧め夕日絶景スポット 55選

晴天率が高くて空気が澄んでいる冬は、綺麗な夕日を見るのに絶好な季節です。この時期、ツーリングやドライブで訪ねやすい降雪や凍結の心配が少ない全国の夕日スポットをご紹介いたします。

ご存知の通り、太陽は東から昇って西に沈みます。ですので、夕陽は西の空でしか見られません。例えば、伊豆で海に沈む夕陽を見にいこうとしましたら、東伊豆ではなくて西伊豆になります。日本海側から見る夕日も綺麗ですが、この時期は降雪・凍結の恐れがありますため、「冬に見たい〜」ということで、温暖な太平洋側を中心とした夕日の絶景スポットをご紹介。洋上に浮かぶ夕日も綺麗ですが、岩礁や富士山などの景観があると、よりその地ならではの夕日絶景を楽しむことができます。

目次

関東

1.涸沼 2.刑部岬 3. 北条海岸 4.原岡桟橋 5.明鐘岬 6.富津岬 7.海ほたるPA 8.川崎工業地帯 9 .城ヶ島  10.荒崎公園 11.立石公園 12.長者ヶ崎 13.森戸海岸 14.稲村ヶ崎 15.鵠沼海岸

茨城県

涸沼

涸沼

釣りで人気の大洗町などにある周囲長22kmの沼で、しじみ漁で有名です。2015年にはラムサール条約に登録。体験交流センターの夕日の郷 松川からは、沼越しに夕日に輝く筑波山を望むことが出来ます。すぐぞばの松川漁港からもその光景を眺めることができます。

千葉県

刑部岬

刑部岬

九十九里浜の北端にあり、アクセス至便な飯岡刑部岬の展望館から房総半島を照らす夕日の絶景の望むことができます。外房ながら太平洋に岬が出ていることもあり、日の出と夕日の両方を楽しめる場所です。「日本の夕陽百選」のほか「日本の朝日百選」、「日本夜景百選」にも選ばれています。

北条海岸

北条海岸

南房総の館山市にある海岸で海沿いの道沿いにあり、バイクでも車でも行きやすい場所です。夕焼け時には、東京湾、及び相模湾越しに富士山のシルエットを浮かび出されます。日本の夕陽百選、及び関東の富士見百景、東京湾100選にも選ばれています。

原岡桟橋

原岡桟橋

海に突き出た桟橋で有名な原岡海水浴場。夕日時には東京湾越しに富士山のシルエットが浮かび、周辺が暗くなりだすと桟橋に電灯が灯り、幻想的な風景を見ることができます。但し、好天時はいつも人が多くて桟橋上にも人が歩いていて風情は味わいにくい感もあります。無料の未舗装駐車場があります。

明鐘岬

明鐘岬

夕日スポットとしてはマイナーな場所ですが、その分、訪ねる人も少なくのんびりと東京湾に広がる夕日を楽しむことができます。また、岬にはコーヒーショップ「音楽と珈琲の店 岬」があり、コーヒーを飲んでくつろぎながら夕日を見ることができます(但し、夕日前に営業が終了することもあります)。また愛車とともに夕日が撮れるのもポイントです。

富津岬

富津岬

内房の夕日スポットとして著名な富津岬。東京湾に突き出た砂州で、日本の白砂青松100選や関東富士見百景にも選ばれています。岬の突端にあリます展望台の明治百年記念展望塔と夕日のコラボレーションは富津岬ならではの光景です。そして、関東富士見百景に選ばれているだけあり、富士山のシルエットもとても綺麗です。広い無料駐車場もあり都心からも行きやすいのが嬉しい場所です。

海ほたるPA

海ほたる

東京アクアラインにあるパーキングエリアの海ほたるPAは、東京湾上にあり360度の海景を望めることから、夕日はもちろん、朝日や夜景などの景色も楽しめる場所です。ちょうど海ほたるの対岸にあります三浦半島越しに日が落ちる感じになり、東京湾が黄金色に染まる絶景を望めます。おすすめは5階の展望デッキからアクアトンネルを掘った際の大きな刃であるカッターフェイスを入れた夕日カット。実は約5kmの東京湾アクアブリッジから見る夕日が富士山のシルエットと羽田に着陸する飛行機の景観がとても綺麗で絶景スポットなのですが、もちろん停車はできないので、走りながらその光景を楽しみましょう。

神奈川県

川崎工業地帯

川崎工業地帯

川崎の工業地帯といいますと夜景スポットとして有名ですが、夕日に照らされる工業地帯のシルエットや煙突からの煙も雰囲気があります。おすすめの夕日スポットは東扇島にあります東扇島西公園で、特にマジックアワーといわれる光り輝く時間帯には赤く染まった空に対岸の工業地帯のシルエットがとても綺麗に醸し出されます。東扇島西公園は駐車場完備で二輪車は無料なのも嬉しいところです。

城ヶ島

城ヶ島

三浦半島の南にある城ヶ島。ここからは岩礁越しに富士山のシルエットが洋上に浮かぶ夕景を見ることができます。島の西側にあります駐車場(営業時間を要ご確認)にバイクを止め、城ヶ島灯台に向かいます。灯台からの夕日も綺麗ですが、その先にあります西崎の磯という広い岩礁地からですと、岩礁越しのより風情のある夕日を鑑賞することができます。

荒崎公園

荒崎公園

その名の通り、荒々しい岩肌が作り出す岩礁地の紋様が綺麗な荒崎公園。なんといってもここの公園の良さは、すぐ近くに広い駐車場があり公園内の夕日スポットまですぐにアクセスができること。そして、なんとバイクは駐輪無料なのです(二輪車置き場あり)。「夕日の丘 展望台」からは岩礁越しの綺麗な夕日を見ることができ、好天時には富士山のシルエットを望むことができます。高台にある「潮風の丘」からも岩礁は見えませんが、海一面が赤く染める夕日を見れて、二つの雰囲気の違う夕景を楽しめる場所です。

立石公園

立石公園

洋上に突き出た立石と、梵天の鼻にある松の木越しに見える富士山の景色を眺めることができる相模湾沿い屈指の景勝地の立石公園、もちろん、夕日もとても綺麗で、好天ならば夕日をバックに富士山が輝いて見えます。駐輪も無料ですが、人気夕日スポットということもあり、好天時にはカメラを持った多くの来訪者が訪れ、なかなかゆっくり夕日を楽しいづらいのが難点ですが…

長者ヶ崎

長者ヶ崎

湘南と三浦半島を繋ぐ国道134号線沿いにありながら、意外と訪れる人が少ない夕日スポットの長者ヶ崎。海に突き出ている岬ということもあり、海岸(長者ヶ崎海岸)から相模湾を照らす夕日がより見やすいのがいいです。また、駐車場も平日は無料なのが嬉しいところ(冬期は9時〜17時開放)。広角レンズであれば、海岸と逆側から長者ヶ崎を入れて夕日を撮ることができます。ちなみに、長者ヶ崎の少し北にあります葉山御用邸の裏手にある「小磯の鼻」も夕日が綺麗に見えるスポットです。

森戸海岸

森戸海岸

「森戸の夕照(もりとのせきしょう)」とも呼ばれ、その夕景がとても綺麗で有名な森戸海岸。夕日スポットは森戸大明神のすぐ裏の海岸で、葉山灯台や名島(菜島)の鳥居の遠望、そして江の島や富士山を望むことができます。源頼朝公創建の森戸大明神横にあります参拝用の駐車場にバイクを止めて、森戸大明神を参拝してから相模湾を照らす絶景の夕日を観に行かれてはいかがでしょうか。

稲村ヶ崎

稲村ヶ崎

湘南で、江の島越しの富士山の夕景を見るとしたらおすすめなのが稲村ヶ崎。夕が海を照らす先に江の島と富士山のシルエットが見える様は、まるで絵画のようです。但し、近くに四輪用(有料)の駐車場はあるのですが、公的な二輪駐輪場がないのが残念。しかし、その夕景は折り紙つきです。

鵠沼海岸

鵠沼海岸

三浦半島の西側から湘南にかけては夕日が綺麗に見えるエリアで、海沿いであれば綺麗な夕日を見ることができます。特に、湘南の海岸からはどこからでも夕景を楽しめますが、その中で夕日スポットとし有名なのが鵠沼海岸です。のんびり海岸を散策しながら、湘南の海岸線、波越しに見る富士山の夕景はまさに絶景。バイクを駐輪するのにおすすめは中部駐車場横にある無料駐輪場で、歩いてすぐに片瀬西浜・鵠沼海岸に出ることができます。

中部

1.千貫門遊歩道 2.瀬浜海岸(堂ヶ島) 3.大田子海岸 4.黄金崎 5.御前崎 6.中田島砂丘 7.浜名湖 8.伊良湖岬

静岡県

千貫門遊歩道

伊豆半島の西側も多くの夕日スポットがあります。その中でも雲見温泉のそばにあります名所の千貫門へと至る遊歩道から見る夕景はまさに絶景です。周囲が赤く染まる中、雲見浅間神社がある崎越しに富士山がシルエットが望める景色は言葉を失うほどに綺麗です。但し、周辺には駐車場(駐輪場)が無いのでご注意を。

瀬浜海岸(堂ヶ島)

瀬浜海岸

西伊豆の代表的な名所である堂ヶ島。天井が空いて、そこから光が洞窟内に差し込む天窓洞が有名ですが、夕日もとても綺麗に見えるスポットで、日本の夕陽百選にも選ばれている場所です。特に干潮時には島へと渡れるトンボロ現象が見れる三四郎島が望める瀬浜海岸はその代表格です。また、島が折り重なって見える乗浜海岸もおすすめ。近くの沢田公園の露天風呂に浸かりながら夕日を楽しむのもまた絶品です。

大田子海岸

日本の夕陽百選に選ばれ、夕陽日本一宣言をしている西伊豆の夕日の絶景ポイントです。赤く染まった洋上に浮かぶゴジラ岩や小島などが夕日をバックにそのシルエットが洋上に浮かび、まさに絶景です。無料駐車場も完備され絶景ポイントにはベンチも用意されていますが、週末には多くの観光客が訪ねます。それでも一生に一度はぜひ見たい夕日絶景スポットです。

黄金崎

黄金崎

奇岩百景にも選ばれています馬の頭の形をした「馬ロック」の岩肌が、夕日を浴びて黄金色に染まることからその名が付いた西伊豆の名所です。夕日に染まる海と黄金色に輝く岸壁の後継は息を呑むほどの絶景です。荒天なら富士山の遠望を望むことができます。無料の駐車場があり、そこからすぐに見れるのも嬉しいところ。三島由紀夫の小説「獣の戯れ」の舞台にもなった場所で、三島由紀夫文学碑もあります。

御前崎

御前崎

静岡県の最南端にあります御前崎は日本の夕陽百選にも選ばれている場所で、遠州灘一面を赤く染めて輝く夕景を望むことができます。御前崎と言いますと御前埼灯台が有名ですが、夕日を見るスポットとしておすすめなのが、灯台そばの「地球が丸く見えるん台」とその少し先にあります「御前崎ケープパーク 潮騒の像」。高台から赤く染まった大海原を望むことができます。

中田島砂丘

中田島砂丘

浜松市にあります日本三大砂丘の中田島砂丘。ここも絶景の夕日が見れる人気スポットです。中田島砂丘の特徴の一つでもあります風によってできた砂の風紋が夕日に照らされてとても綺麗に映し出されます。特に秋から冬にかけては海側に日が沈むため、より綺麗に夕日に染まった風紋を見ることができます。砂丘の入り口から徒歩5分ほどのところに広い無料駐車場があり、アクセスが至便なのも嬉しいところです。

浜名湖

浜名湖

汽水湖として日本最長の周囲長を誇る浜名湖。ここでおすすめなのが鳥居越しに落ちる夕日の景色。11月中旬から1月中旬にかけては浜名湖の南の弁天島に立つ赤鳥居越しに沈む夕日を見ることができます。夕日スポットの弁天島海浜公園の駐車場は、特に湖との間に柵がないのでバイク越しに赤鳥居と夕日という写真を撮ることもできます。

愛知県

伊良湖岬

伊良湖岬

冬場に人気のツーリングエリアの一つでもあります渥美半島。その南端にあるのが伊良湖岬です。日本の灯台50選にも選ばれています伊良湖岬灯台越しに洋上を輝かせて夕日が広がる光景はまさに絶景です。駐車場は、道の駅 伊良湖クリスタルポルトと恋路ヶ浜にありどちらからでも灯台までアクセスができます。また、伊勢湾フェリー乗り場の駐車場脇にあります恋咲公園からは時期によってはバイクを絡めて洋上に落ちる夕日の景色を撮ることができます。なお、岬の立つ伊良湖オーシャンリゾートでは日帰り温泉(1,600円)も行っていて、インフィニティ風呂から絶景の夕日を見ることができます(13時〜最終22時)。

近畿

1.ともやま公園(桐垣展望台) 2.潮岬 3.白浜千畳敷 4.白良浜 5.円月島 6.白崎海洋公園 7.加太 8.大阪港ダイヤモンドポイント 9.万葉の岬 10.淡路サンセットライン

三重県

ともやま公園(桐垣展望台)

ともやま公園

英虞湾は紀伊半島の東側に位置するため、太陽は陸側に落ちため、英虞湾の多島美越しの夕日が見られませんが、実は、この友山公園は三方を英虞湾に囲まれているため、ちょうど陸地は逆側から英虞湾の多島美越しに夕日が輝く景観を見ることができます。ポイントとしましては英虞湾に広がる多島美を撮るために脚立使用がおすすめですが、さすがにバイクには積みづらいので、ちょっとした台になる小さな椅子を持って行かれると良いと思います。また、自撮り用に三脚も持参したいところです。ちなみに、日本の夕陽百選としては近くの西山慕情ケ丘が選ばれていますが、狭路を走るのしと多島美が見づらいため、個人的にはともやま公園がおすすめです。

和歌山県

潮岬

潮岬

紀伊半島の南端で、本州最南端でもあります潮岬も夕日スポットとして人気の場所で、日本の夕陽百選にも選ばれている場所で、しかも朝日百選にも選ばれていて、朝日、夕日ともに絶景を望める場所でもあります。最南端ということで、広い太平洋上に落ちていく夕日がとても幻想的で自然の大きさを感じることができます。また、岬には日本の灯台50選にも選ばれている潮岬灯台もあり、灯台越しの夕日を楽しむこともできます。なお、夕日が綺麗に見えそうな潮岬観光タワーは16時に閉まってしまい、タワーからは夕日が見れないのでご注意を。

白浜千畳敷

白浜千畳敷

紀伊半島の南西部の位置する南紀白浜は夕日の絶景スポットが数多くあります。まずは、白浜千畳敷です。白浜千畳敷は国の名勝にも指定されている景勝地で、荒々しい岩肌が広がり、千畳敷の岩の白さと夕日で赤く染まった海とのコントラストがとても綺麗です。近くの三段壁も夕日時には岩肌が赤く染まり絶景が望める人気夕日スポットですので、ぜひ、合わせて訪ねたいところです。

白良浜

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白良浜

白い砂浜で有名な南紀白浜の白良浜。日本の夕陽百選に選ばれている浜です。砂浜に寝そべりながら、ゆっくりと海を黄金色に照らしながら落ちていく夕日をのんびりと見る贅沢な時間を満喫することができます。もちろん、砂浜ですのでレジャーシートなど敷くものを忘れずに。バイクは白浜海岸公園の駐輪場に止めることができます。

円月島(高嶋)

円月島

南紀のシンボル的な存在でもあります円月島(正式名称は高嶋)も夕日百選に選ばれている日本の名勝です。夕日で染まった洋上に浮かぶ円月島のシルエットはまさに絶景の一言。円月島の真ん中の穴の部分にちょうど太陽が沈むのは春分の日と秋分の日の頃で、残念ながら冬場ではないですが、ご覧になりたい方は3月の春分の日の前後を狙ってみてはいかがでしょうか。

白崎海洋公園

白崎海洋公園

和歌山県の北西、紀伊半島の西にあります白崎海洋公園も日本の夕日百選に選ばれています夕日の名所です。白い石灰岩で囲まれ、そこから見る青い海は日本のエーゲ海とも称されています。その白い岩礁越しに見る赤く染まった海と夕日は他では見られない格別の景色です。簡単ですが白崎海洋公園は道の駅にもなっていますので、トイレや自販機があり、また軽い食事を取ることもできます。

加太

加太

和歌山市の北西にある加太も、紀伊水道に浮かぶ友の島や地ノ島、そして淡路島越しに沈む夕日がとても綺麗な場所です。夕日スポットとしては、地ノ島が間近に見える深山第一砲台跡や城ヶ崎がおすすめ。見晴らしの丘ほか、周囲には紀伊水道防衛線跡の戦争遺跡が点在しているほか、少し南に行きますと、日本のアマルフィと称され人気の雑賀崎があります。

大阪府

大阪港ダイヤモンドポイント

大阪港ダイヤモンドポイント

日本の夕陽百選選考委員会により選ばれました日本全国の日本の夕陽百選。選ばれた道府県は36に及びますが、実はその中で一番選ばれた場所の数が多いのが大阪府で、その数は10箇所になります。今回ご紹介しますのは大阪港の中央突堤にあります夕陽のテラスで、別名、ダイヤモンドポイントとも言われています。ウッドデッキからの南港ポートタウン越しから見る夕日はまさに絶景。但し、人気スポットだけに夕日時には多くの人が訪ねますので風情は薄いかもしれません。

兵庫県

万葉の岬

万葉の岬

兵庫県の西、相生市の瀬戸内海に突き出た約130mの丘陵地であります万葉の岬。奈良時代の万葉集でも和歌が詠まれたほどの好景観地で、瀬戸内海に浮かぶ家島や西島などの小島や小豆島などのシルエットが浮かぶ夕景は息を呑むほどに美しいです。冬で瀬戸内海といえば旬の牡蠣が美味しく食べられますので、ぜひ合わせて楽しみたいところです。

淡路サンセットライン

淡路サンセットライン

淡路島の西岸、松帆の浦から慶野松原へと至る県道31号線は淡路サンセットラインと呼ばれ、夕日で真っ赤に染まった瀬戸内海を見ながら走ることのできるツーリングロードです。ずっと夕日を浴びながら海岸線沿いを走る様はまさに至極です。なお、道中の小山にサンセットパーク五色 夕日が丘公園という公園があり、のんびりと夕日を楽しむことができます。

中国

1.鷲羽山 2.高見山(向島)3. 夕日岬  4.角島大橋

岡山県

鷲羽山

鷲羽山

夕日が綺麗に望める瀬戸内海。本州側の瀬戸内海を望む高台であれば、ほぼどこからでも美しい夕日の景色を見ることができますが、その中で鷲羽山は夕景の絶景が望めるスポットの一つで、夕景鑑賞のバスがあるくらいです。日本の夕陽百選も選ばれており、標高134mの高台にあります鐘秀峰(しょうしゅうほう)からは夕日に染まる瀬戸大橋と周辺の島々の多島美を望むことができます。第1展望台と第2展望台があり、それぞれ景色も違うのとさほど離れていないのでできれば両所で夕日を楽しみたいところです(夕日時は第2展望台の方が混んでいますが…)。また、旧鷲羽山スカイラインの道中の水島展望台からは夜景100選にも選ばれています水島コンビナートの夜景が望めますので、合わせて訪ねられてみてはいかがでしょうか。

広島県

高見山(向島)

高見山(向島)

広島県の尾道と愛媛県の今治とを繋ぐ西瀬戸自動車道、通称、しまなみ海道の各所からも綺麗な夕景を見ることができます。その中で向島(むかいしま)の最高峰の高見山からの夕日をチョイス。しまなみ海道が通る島々の中で最も本州に近いこともあり、標高283mの山頂にあるウッドデッキの展望台からは因島や岩子島、細島、佐木島など、夕日に染まる海に浮かぶ各島々のシルエットを楽しむことができます。向島へは尾道から高速道路に乗らずに一般国道でアクセスできるのも嬉しいところ。なお、高見山から見る朝日も絶景です。

山口県

夕日岬

夕日岬

山口県の笠戸島にある夕日岬も、その名の通り綺麗な夕景が見れる場所です。本州から笠戸大橋を渡りすぐのところにありアクセスも至便。夕日で黄金色に染まる海にはなぐり岩の穴から見える光が特徴的な光景です。西日本でも有数と言われる夕日の絶景を楽しむことができます。

角島大橋

角島大橋

ライダーに人気の道であり橋梁の角島大橋。全長1780mの橋でエメラルドグリーンの海が輝く日中も素晴らしい光景ですが、夕景も素晴らしいです。ちょうど、橋の左側に太陽が沈むため、橋の左側から徐々に赤く染まっていき、橋を境に左側の海が赤色に、橋の右側がエメラルドグリーンという素晴らしい夕景を見ることができます。そして、マジックアワー時には海全体が黄金色に輝く絶景を望めます。

四国

1.父母ヶ浜 2.エンジェルロード 3.亀老山展望公園 4.夕やけこやけライン 5.佐田岬 6.大堂山展望台

香川県

父母ヶ浜

父母ヶ浜

父母ヶ浜は香川県三豊市にあります約1kmの浜で、日本の夕陽百選にも選ばれている場所です。干潮時の夕暮れには幻想的なリフレクション写真が撮れることから、日本のウユニ塩湖とも称されています。ちなみに、綺麗なリフレクション写真が撮れる条件として、「干潮と日の入り時刻が重なっている」「風がなく波立っていない」「日没前後」などが挙げられますので、まずは事前に干潮と日の入りの時刻は確認しておくことをおすすめします。距離が必要で潮溜まり越しに撮るため、タイマー撮影で一人で撮るのは難易度が高いですが、カメラを三脚で固定して、ロングタイマーかリモコン撮影を行えば撮れる可能性もあります。なお、潮溜まりを歩きますので、別途、濡れてもいい靴と足拭き用のタオルを持参されることをおすすめします。

エンジェルロード

エンジェルロード

小豆島の西にあります干潮時に現れる砂の道。1日に2回現れて、弁天島に渡ることができます。海に現れる日中のエンジェルロードも綺麗ですが、夕景に赤く染まった海に現れるエンジェルロードも幻想的です。なお、エンジェルロードの全景を見るには、近くの約束の丘展望台から見られるのがおすすめです。

愛媛県

亀老山展望公園

亀老山展望公園

しまなみ海道の愛媛県大島の南側にある標高301mの亀老山から見る夕景もまた別格です。瀬戸内海が黄金色に輝く中、来島大橋が渡るしまなみ海道の小島と橋梁のシルエットが浮かび、その景観はまさにしまなみ海道随一と言われるほどに絶景です。展望デッキは2箇所あり、好天の週末には多くの観光客が訪れますので、夕景を見ながらのんびりとはしづらいかもしれません。

夕やけこやけライン

四国の西北、海岸線を入る378号線の愛媛県伊予市双海町から八幡浜市保内へと至る区間は夕やけこやけラインという愛称が付けられており、その名の通り瀬戸内海に沈む夕日の絶景を見ながら走ることができます。とはいえ、夕景にみとれていると危ないので、のんびりと夕日を堪能するなら夕やけこやけライン沿いにのあるに道の駅 ふたみ(ふたみシーサイド公園)がおすすめです。なお、夕やけこやけラインとふたみシーサイド公園にある恋人岬は日本の夕陽百選に選ばれています。また、同道沿いには日本一海に近い駅の予讃線下灘駅があったり、2月から3月にかけて綺麗な花を咲かせる閏住の菜の花畑などがありますので、色々立ち寄りながら夕景を楽しまれてはいかがでしょうか。

佐田岬

佐田岬

太陽は東から昇り西に沈みますので、やはり夕日を見るのに西端という場所はそそられます。四国の最西端の佐田岬半島の突端の佐田岬からも綺麗な夕景を見ることができます見ることができます。ただ、岬の突端にある佐田岬灯台までは、無料駐車場からかなりアップダウンがある悪路を歩くことになり、日没後に暗い中を戻るのには少々リスクがあります。途中の椿山展望台までも徒歩で往復約1時間かかりますため、駐車場から徒歩5分のところにあります水尻展望台から四国最西端の夕日を見た方がいいようです。但し、日本一細長いと言われます佐田岬は片道約50km。ハードルの高い夕日スポットです。

高知県

大堂山展望台

大堂山展望台

大月半島の先端にある柏島は、まるで船が浮いているかのような透明度の高い海で話題となった島ですが、その柏島の全貌が望めます大堂山展望台がおすすめの夕日スポットです。柏島はもちろん、その先の蒲葵島や沖の島が夕日で輝く海にシルエットで浮かびとても綺麗です。また、夕刻は人がほとんどいないためゆっくりと夕景に浸れるのも嬉しいところ。なお、大堂山展望台までの山道は狭路で無灯のため、できましたら暗くなる前に下山されることをおすすめいたします。

九州

1.宮地嶽神社 2.桜井二見ヶ浦  3.九十九島 4.生月サンセットウェイ 5.神崎鼻公園 6.真玉海岸 7.高舞登山 8.西平椿公園 9.聖母マリア像 10.御輿来海岸 11.パノラマパーク西原台  12.長崎鼻

福岡県

宮地嶽神社

宮地嶽神社

「光の道」と呼ばれます神社から海へと向かう真っ直ぐの参道が夕日で照らし出される現象で有名な神社です。光の道が見られますのは、毎年2月と10月の20日前後の2回のみ。まさに神秘的な光の絶景を見ることができますが、とにかく観光客が多く、駐車場も無ければ、光の道を見る場所も取れない状況のため、光の道は諦めてその近くの1月下旬とかのまだ訪問者が少ない特に行くのがおすすめ。それでも、赤く染まる海から夕日が差し込む様はまさに絶景です。

桜井二見ヶ浦

桜井二見ヶ浦

福岡県の糸島にあります、白い海中鳥居越しにしめ縄で結ばれた夫婦岩が見れる人気の観光地です。年間を通して夕日が見れる場所で、日本の夕日百選にも選ばれています。夫婦岩の間に夕日が落ちるのは夏の夏至のころのため冬場には見られませんが、冬場は夕日が南の方に移動するため、鳥居越しの夕日を見ることができます。桜井二見ヶ浦を通る海沿いの県道54号線は志摩サンセットロードという愛称も付いていて、夕景を楽しみながらシーサイドを走ることができます。

長崎県

九十九島

九十九島

佐世保市の西、北松浦半島の西岸に数多くの小島が浮かぶ景勝地の九十九島。黄金色に染まる夕景の中にシルエットでの多島美を見ることができます。その光景はまさに言葉を失うほどの絶景です。九十九島は陸側から西側にあるため、どの九十九島の展望台からもその絶景を見ることができます。著名な展望台としては展海峰や石岳展望台園地などがありますが、九十九島のモニュメントがある九十九島観光公園もおすすめ。どの展望台もアクセスはしやすいです。

生月サンセットウェイ

生月島サンセットウェイ

長崎県の北西部にある生月島の西岸を走ります10.4kmの農免道路で、洋上に綺麗な夕日が見れることからサンセットウェイと呼ばれています。日中でも綺麗な海が望めてCMや映画の撮影にもよく使われている道です。そして太陽が水平線に沈む頃には周囲は黄金色に輝き、素晴らしい時間を過ごすことができます。止まって景色を望むなら石原橋展望所がおすすめです。生月サンセットウェイの先には、塩俵の断崖や大バエ灯台などの名所があるほか、4月からになりますが御崎野営キャンプ場も開設されます。

神崎鼻公園

神崎鼻公園

日本本土の最西端にあります神崎鼻公園。西の端にある岬ですので、もちろん夕日は綺麗ですし、最西端ということで、是非とも夕日を見たい場所です。但し、平戸大橋で繋がっている平戸島に渡ればより西に行けますし、日本の最西端は沖縄本島から約520km離れた与那国島になりますので、あくまで日本本土(九州)の最西端での夕日にはなります。本土最西端のモニュメントもありますので記念撮影もできます。無料駐車場あり。

大分県

真玉海岸

真玉海岸

九州の東側にあり、基本的には夕日は海に落ちない大分県において、水平線に沈む夕日を望めます真玉海岸。海に突き出た国東半島の西側に位置することから、瀬戸内海越しに夕日を見ることができ、日本の夕陽百選にも選ばれています。夕日時には海一面が黄金色に輝くとともに、干潮時には水が残った干潟が輝き、幻想的な夕景を見ることができます。すぐ近くには恋叶ロードという道もあります。

熊本県

高舞登山

高舞登山

天草諸島の上島にあります高舞登山。前島や瀬島ほか天草松島とも言われます天草諸島の多島美と各島を繋ぐ天草の五橋の好景観を望める標高117mの展望台です。夕日に照らし出される天草諸島の景観はまさに絶景。国指定の名勝で、日本の夕陽百選にも選ばれています。

西平椿公園

西平椿公園

天草下島の西側にある公園で、水平線に夕日が沈むと、天草灘が赤色に染まる中で沖に浮かぶ大ヶ瀨の岩礁のシルエットが浮かぶ、日本の夕陽百選にも選ばれています絶景の夕景を見ることができます。園内には椿の展示園があるほか、大きなアコウの木が自生していて、その迫力ある光景から天草のラピュタとも言われています。キリシタンの墓地が隣接し、また近くには大江天主堂もあり、異国感を感じられる場所でもあります。

聖母マリア像

聖母マリア像

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つとして世界遺産に認定されています崎津集落。その集落の南の丘に海に向かってマリア像が立っています。漁の安全を祈って建てられたもので、海上マリア像とも呼ばれています。10月下旬〜11月下旬、及び2月ごろには夕日とマリア像が重なり、展望デッキからは他所では見れない黄金の陽光の中にマリア像のシルエットが浮かぶ厳かな光景を見ることができます。もちろんそれ以外の時期でも、夕暮れにマリア像が浮かぶ神秘的な景色を見ることができ、天草夕陽八景にも選ばれています。サンセットラインと呼ばれています天草下島の西海岸線もおすすめです。

御輿来海岸(おこしきかいがん)

御輿来海岸

日没と干潮が重なった時に夕日に照らし出された絶景の干潟の紋様を見ることができます。この景色が見られますのは、2~4月の2ヶ月程度程度で、特に絶景日と言われます10日ほどの日には多くの観光客が訪れます。もちろん、海岸自体に行っても綺麗な砂の紋様は見づらいですので、夕景を見るなら高台にある御輿来海岸 展望所に。近くに駐車場がありますが狭いので、止められない場合は10分ほど歩きますが、御輿来海岸の駐車場に止めるのがおすすめです。日本の夕陽百選にも選ばれています。

鹿児島県

パノラマパーク西原台

パノラマパーク西原台

佐多岬の西側の標高439mn高台にある公園で、錦江湾を挟んでそびえる開聞岳越しに夕陽が沈み、黄金色に輝く錦江湾と開聞岳のシルエットの絶景を見ることができます。また、北側には桜島も見ることができます。展望台までは狭い林道を走ることになり通行止めになっている場合もあるので、事前に要ご確認を。

長崎鼻

長崎鼻

夕日に照らされる開門岳の美峰を見るには、山の東側からになりますが、薩摩半島の南端にあります長崎鼻は、まさにその絶好の場所です。東シナ海に沈む夕日を輝く海に浮かぶ開門岳の絶景を、ベンチに座りながらのんびりと眺めることができます。白亜の灯台とのコントラストも綺麗で、また、浦島太郎伝説のある場所でもあります。駐車場あり。

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