ロード系オールラウンダーバイク

「Adventure Touring 日常から世界一周までを叶える、新世代ジャストサイズオールラウンダー」がコンセプトのホンダ xL750トランザルプ。トランザルプとは「アルプス越え」を意味するらしく(ラテン語:TRANS(越えて)+ALP(アルプス)」、初代モデルは1986年に発売され、2012年まで販売されていました。基本的には市街地から高速道路、峠道から未舗装路までオールラウンドでロングツーリングを快適に楽しめるモデルになります。

今回、新たに開発されました、ユニカムバルブトレイン採用の754cm3 270度クランク直列2気筒を搭載。最高出力は9,500回転91PS[67kW]を発生。最大トルクは7,250回転で7.6kgf・m[75N・m]を発生させます。

電子装備として、4つのプリセットモードと自分好みに調整できるユーザーモード(リアブレーキのABSキャンセルが選択可能)の計5つのモードのライディングモードを装備。また、クラッチレバーの操作を軽くし、後輪のホッピングを抑制するアシスト&スリッパー®クラッチも装備しています。

ディスプレイは、5.0インチTFTフルカラー液晶で、さながらスマートウォッチのように好みで4つのスタイルから表示スタイルを選ぶことができます。

パッと見目立ちますのが、その大型スクリーンで高速ツーリングでは防風性が高いですが、可変式ではないため、街中やワインディングなどではスクリーン越しの前方視界になります。
そして、スマートフォンをBluetooth®で連携して、スマートフォンのマップやミュージックアプリなどの操作ができるHSVCS(Honda スマートフォン・ボイスコントロール・システム)を装備しています。その操作は左ハンドルにあるセレクトスイッチで行います。

タイヤはメッツラーのオンロード用タイヤでありますKAROO STREETという溝の深いブロック系オンロードを装着しています。

そして、リアキャリアの装備。なお、一体型シートの下のスペースは少なく、ETCの車載器は収納できますが、荷物の積載は少々難しそうです。

車体はオフロード系のタンクが大きいタイプではなく、オンロード系のスリムな車体で、その車格の大きさに臆することなく普通のオンロードバイク的に乗りやすいのが嬉しいところです。

タンク容量は16Lということで、WMTCモード値を参考にしますと22.8km/Lのため、満タンで約365km走ることができます。
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