一生に一度は” 日本国道の最高所”を走ってみたい!
信州ではビーナスラインと双璧を成す人気の山岳路で、群馬県の草津温泉と長野県の湯田中・渋温泉の間を繋いでいます。道中には日本国道最高地点(2,172m)があるほどの高所を走るのが特徴で、渋峠や横手山付近では眼下に絶景を見下ろしながら入ることができます。また、志賀高原エリアでは一や琵琶池、蓮池や木戸池などの湖沼をたのしむことができます。
- 全長:約43km
- 無料
- 絶景★★★★
- 爽快★★★★
- 冒険★★
全長約43kmの志賀草津高原道路ですが、日本国道最高所があることから高度が高いイメージがありますが、高所を走るものの道沿いからの山岳絶景箇所は殺生河原から横手山までの先ぐらいで、そこを過ぎると林間コースになり、雰囲気は良いのですが走りながらの絶景は見辛くなります。群馬県側はヘアピン路が、長野県側は中速コーナーが多いのが特徴です。また、草津白根山は噴火警戒レベルが1で湯釜などには近づけず、噴火警戒レベルが2になりますとバイクは草津〜万座が通行出来なくなりますので、事前に確認を。
さて、志賀草津道路は絶景を見ながらガーッと走り抜けるのも贅沢な感じでいいですが、立ち寄りポイントが多いので通り過ぎないよう事前に立ち寄り場所をチェックしておくのがお勧めです。メインの目的地はやはり「日本国道最高地点碑」で、記念撮影もいいですがここから望む草津方面の景色が絶景です。また、スカイレーターとリフトを使って行ける横手山のヒュッテやビューテラスもお勧めです。
周辺には万座ハイウェイ(740円)や上信スカイラインなどの道がありますが、お勧めは志賀高原から野沢温泉を繋ぐ県道502号線(旧奥志賀スーパー林道)で、全舗装路ながら車通りが少なく、眺望はあまり無いものの、時折、爽やかな奥志賀の高原の風景を見つつ、爽快な走りを楽しみやすい道です。
但し、志賀草津道路を含めて道中にはガソリンスタンドが無いので、残走行距離が60km以下であれば中野市街か草津で入れてから志賀草津道路に入られますように。ちなみに、周囲には、草津温泉や万座温泉の他、渋温泉や湯田中温泉など名湯が多くありますので、志賀草津道路を走った後に立ち寄り湯に寄るのもいいかと思います。
伊豆スカイラインの立ち寄り7スポット
1.湯畑
古からの名湯の草津温泉。いまでも多くの湯治客が訪れ、日中は人も多く温泉街としての風情が感じづらいため、草津温泉を満喫するなら宿泊は必須。立ち寄りということでしたら、観光的ではありますが、やはり温泉地の中心にあります温泉の源泉を木製の樋に掛け流している湯畑に寄りたいところ。草津に来たという満足感と、これからここ草津を起点とした志賀草津道路を走るという高揚感を感じられます。
2.殺生河原
草津から、志賀草津道路を走り、ヘアピンを幾つか通り過ぎますと、突然山肌が白くなっている荒涼とした場所を通ります。ここが殺生河原で、活火山の白根山の山腹にある休火山の一つです。硫化水素ガスが吹き出しているため駐停車禁止ですが、その異質な光景と臭気は思い出に残りやすいです。
3. 渋峠南側展望駐車場
草津方面から志賀草津道路を走り、中央分水嶺のある山田峠を過ぎますと、冬期通行止め解除時には雪の回廊となりますダブルヘアピンがあります。1本目のヘアピンを通り直線路になった谷側に舗装された(以前は未舗装でしたが…)広めの駐車スペースがあり、多くの車が止まっています。ここから、志賀草津道路と白根山、そして浅間山まで見渡せます。ぜひ、通り過ぎず、立ち寄ってバイクに跨ったままでも良いので、その絶景を楽しんで頂きたい場所です。
4.日本国道最高地点碑/(渋峠ホテル)
志賀草津道路沿いに日本の国道の最高地点(2.172m)の碑があります。但し、群馬県と長野県との県境ではなく、その県境から群馬県側に750mほど走った場所にありますので、お間違えないように。ここで記念の撮影はもちろん、ここから見える白根山方面の景色が絶景ですので、是非、ここを目的地として志賀草津道路をツーリングされることをお勧め致します。なお、日本国道最高地点到達証明書は、群馬県と長野県の県境(外壁も半分ずつ色分けされています)にある渋峠ホテルでもらうことができます。但し、営業時間中のみになります。
5.横手山ビューテラス(もしくはその先の駐車場)
志賀草津道路沿いにあります無料駐車場にバイクを止めて(ここからも笠ヶ岳を正面に綺麗な山峰景観を望めます)、スカイレーター、そしてリフトと乗り継げば横手山の山頂に行くことができます(往復1,800円)。山頂には満点ビューテラスがあり、富士山や浅間山、日本アルプスの絶景が望めるほか、山頂ヒュッテには日本一高い場所にある美味しいパン屋さんがあります。
6.志賀高原の湖沼群
志賀高原にはその名がスキー場名になっています蓮池や丸池のほか、最大の面積の琵琶池などがあり、どこを訪ねても高原の池らしい風情を楽しめます。個人的にはサンバレー駐車場にバイクを止めて、丸池、琵琶池、一沼と散策(15分~20分)するのがお勧めです。なお、紅葉時は激混みです。
7.澗満滝展望台
志賀高原随一の落差107mを誇ります滝で、志賀高原から湯田中温泉の間のヘアピンの途中に駐車場があり、そこから徒歩2~3分ほどで展望台に着きます。遠望になりますが、落差と水量ばあるため、結構な滝景を見ることができます。特に紅葉時は絶景です。草津方面から走ってきた場合、湯田中温泉で終点となる志賀草津道路の最後の休憩ポイントとして、ぜひ。
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