冬だからこそバイクで行きたいツーリングルート~琵琶湖(南湖)

目次

滋賀県随一の菜の花畑と湖南の景色

「冬だからこそバイクで行きたいツーリングルート」。今回は琵琶湖をご紹介いたします。琵琶湖を一周するビワイチが人気ですが、冬場は特に琵琶湖の北部は降雪が多いことから、今回は琵琶湖の南側の南湖を周遊するルートになります。とはいえ、内陸部のため、太平洋岸よりは降雪や凍結の確度も高いですので、比較的、温暖な日に行かれることをお勧めいたします。

第1なぎさ公園

今回のルートのメインは、この時季だからこそ行きたい滋賀県屈指の菜の花畑の第1なぎさ公園です。見頃は例年1月下旬~2月上旬頃になります。アクセスにもよりますが、まず、国道161号琵琶湖西縦貫道路(湖西道路)の真野ICで下りて国道477号線を走り道の駅 びわ湖大橋 米プラザに。ここから琵琶湖湖畔越しに琵琶湖大橋を望むことができます。

道の駅 びわ湖大橋 から琵琶湖大橋を望む

交通量の多い有料の琵琶湖大橋(10円~100円)を渡り、琵琶湖の東側に行きます。料金所を過ぎて県道559号線を左折して北上しますと、すぐに第1なぎさ公園(無料)があります。例年、1月下旬~2月上旬頃に早咲きの菜の花が約12,000本も咲き誇り、冠雪している比良山をバックに菜の花の黄色いじゅうたんを望むことができます。但し、有名スポットなため、週末はかなり混みます。ですので、できるだけ早い時間に行かれることをお勧め致します。

第1なぎさ公園

また、その先の第2なぎさ公園にはBIWAKOのモニュメントがあります。

BIWAKOモニュメント

さて、なぎさ公園を後にして、来た道を戻り、琵琶湖の南湖沿いにさざなみ街道(県道559号線)という湖沿いの道を、時計周りに回ります。交通量はあり風情は薄いですが、湖のすぐそばを走り爽快感を味わえます。とこどころに湖岸緑地がありますので、ぷらっと立ち寄って湖を眺めるのもいいかもしれません。

琵琶湖岸の緑地

やがて近江大橋との交差点を過ぎ、国道1号線をくぐりますと、瀬田の唐橋に着きます。日本書紀にも登場する名橋で、日本三名橋のひとつ(※諸説あり)にも選ばれています。交通量は多いですが、是非とも通りたい橋です。

瀬田の唐橋

この瀬田の唐橋を渡った瀬田川の中州に、「起点 START 一周193km」と書かれたビワイチのポイントの看板があります。そして、瀬田川を渡り、すぐ交差点(唐橋西詰)を右折して国道422号線、県道102号線を走り、琵琶湖の西岸を走ります。途中に大津湖岸なぎさ公園という風景の綺麗な湖岸公園があります。

大津湖岸なぎさ公園より

ちなみに、大津湖岸なぎさ公園の先にあります膳所城跡公園からは近江大橋の眺望を望むことができます。

膳所城跡公園より近江大橋を望む

近江大橋脇から県道18号線になり、そのまま琵琶湖の西岸を走ります。途中でなぎさ通りに入り、距離は短いですが、におの浜沿いに走るのもお勧めです。また、その先には、明智光秀の重臣の明智左馬之助(明智秀光)が山崎の戦いでの明智光秀の敗死を知り、敵に囲まれたところここから琵琶湖を渡り坂本城に入ったとされる、湖水渡りのところがあります。

におの浜から琵琶湖を望む

再び、県道18号線には入り、そして県道558号線に繋がり進んで行きますと、湖畔に唐崎神社があります。唐崎神社は持統天皇の頃の創建と伝わる古社で、琵琶湖岸に社殿が立ち、風情のある場所で、立ち寄りお勧めです。近江八景の唐崎の夜雨の場所でもあります。

唐崎神社

そして、先に進みますと坂本城址公園に着きます。坂本城は、戦国時代に明智光秀が造った城で、城内に琵琶湖の水を引き入れた水城で、山崎の戦いで城主の明智光秀が敗れた後、重臣の明智光秀が入城し、火を放ち妻子ともども討ち死にしたと伝わっています。

坂本城址公園

城内には明智光秀の像が立っているほか、琵琶湖も望めます。小さな城址公園ですので、立ち寄ってみるのもいいかと思います。さて、そのまま県道558号線を走りますが、琵琶湖から離れ湖が見れなくなり、また交通量も多いので、しばらく我慢の走行が続きます。やがて、天神川を越えて湖方面へと東上しますと、琵琶湖を代表する満月寺浮御堂に着きます。

満月寺浮御堂

近江八景のひとつ「堅田の落雁」で有名な浮御堂で、現在のお堂は昭和12年に再建されたものですが、風情があり、琵琶湖を象徴する景色のひとつでもあります。そして、浮御堂のそばには、「幸福を呼ぶ石」があるパワースポットの伊豆神社もありますので、立ち寄って行きたいところです。

幸福を呼ぶ石がある伊豆神社

そして、住宅地内の道を通り、堅田漁港を過ぎますと、やがて出島の灯台があり、また南北朝時代の名将の新田義貞の妻である勾当内侍の墓があり、その先には道の駅 びわ湖大橋 米プラザがあり、国道477号線を走り、再び真野ICに入ることができます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次