1月28日開業 薪割りや火入れをお客様自身で行う無人運営宿&サウナ
世界遺産・熊野古道の1棟貸し宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」(和歌山県田辺市中辺路町)は、 “RETREAT”をコンセプトにした屋外式の薪サウナ「Kumanoko Sauna」を新設し、 2023年1月28日(土)に開業します。 1月10日(火)より公式サイトにて、宿泊予約の受付を開始します。
ご予約はこちら 〉 https://reserve.489ban.net/client/sen-retreat-takahara/0/plan
Kumanoko Saunaは「熊野古道を歩いた後にサウナと水風呂で整う」という、新たな巡礼文化を創出しようと生まれました。大自然の中でストレスをリセットし、明日の自分を好きになる「リトリート体験」をコンセプトとするSEN.RETREAT TAKAHARAと同じく、“心身ともにリトリートすること”が叶うサウナとなっています。
Kumanoko Sauna について
すでに温められている中に入る一般的なサウナと異なり、薪割りや火入れなど、お客様ご自身で一から作り上げられるサウナです。1組限定の貸し切り宿なので、私語や寝転がることは禁止されておらず、普段縛られているマナーから解放され、自由に楽しむことが可能です。サウナのすぐ横に露天の水風呂もご用意しており、”サウナ⇋水風呂”のサイクルを何度でも堪能できます。
サウナ内はあえて照明をほとんど入れず、ほの暗い空間でストーブの火を見つめることで、禅や瞑想のように”無になる瞬間”を生み出します。家族や仲間と一緒にいながらも、自分自身と対話する時間を持てば、日々のストレスがリセットされ、本来の自分を取り戻すことができるでしょう。熊野古道のメインルート・中辺路沿いには現状、当宿が把握している限り、他にサウナ施設はありません。熊野古道を歩き、サウナに入って心身ともに“リトリート”するという、一連の流れが出来上がれば、新たな巡礼文化が誕生すると確信しています。
サウナ新設の理由・背景
熊野古道の主要ルート・中辺路沿いに4カ所の宿「SEN.RETREAT」をつくる計画を進めており、1カ所目を2021年10月、2カ所目を2022年4月に開業しました。この度、1カ所目にあたる、標高300mの山間にある1棟貸し宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」に薪サウナを新設しようとしています。新設の理由は、「”歩いて整う”という新たな巡礼文化を熊野古道に根付かせたい」と思ったからです。TAKAHARAは大自然の中でストレスをリセットし、明日の自分を好きになる「リトリート体験」ができる無人宿として、運営を行ってきました。「蘇りの地」として、古来より信仰を集めてきた熊野。「蘇り」「魂を清める」という歴史的に根付いた特徴をもとに、「リトリート」というコンセプトも考案されました。
コロナ禍前の熊野古道は日本の宗教観や自然を体感しようと、トレッキング目的の外国人であふれていました。ただ、日本人でも熊野古道を訪れたことがない人は多く、その価値と魅力が国内で認知されていない場所でもありました。過疎化とコロナ禍で、地域全体の活気が下火にもなっていました。そこで「今まで熊野古道に来たことがない方に泊まってもらえる宿」を目指し、宿を起点に楽しめるアクティビティや飲食物の充実をはかりました。結果的に2021年10月の開業から今まで多くのお客様にお越しいただきましたが、一方で「SEN.RETREATに泊まり、熊野古道も歩いた」という方はほとんどいませんでした。「今まで熊野古道に来たことがない方を呼ぶこと」には一定成功したが、さらにもう一歩先の「熊野古道を歩き、巡礼文化を体感してもらうこと」を次は実現させたい。そうすれば、もっと幅広い層の方に熊野古道の価値を知ってもらえると考えるようになりました。
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