2.耶馬溪(大分県)
九州の紅葉の名所の代名詞でもあります耶馬渓。その美しさは日本三大奇勝や日本新三景にも数えられていて、本耶馬溪、深耶馬溪、奥耶馬溪、裏耶馬溪、椎屋耶馬溪の5つの耶馬渓に分けられています。その中で、特に深耶馬渓の一目八景の紅葉は見もので、近くの道中には道に紅葉が広がるひさしもみじなどもあり、ツーリング的に景観も走りも楽しめる場所です。但し、休日は多くのマイカーで混雑しますので、やはり出来れば平日の来訪がお勧めです。九酔渓からは久住高原ややまなみハイウェイも近いですので、時間があれば、阿蘇の走りを満喫しながら各所の紅葉を楽しむことができます。
- 下城の大イチョウ 10月下旬〜11月上旬
- 深耶馬溪(一目八景) 10月下旬~11月中旬
- 奥耶馬渓(猿飛千壺峡・魔林峡) 10月下旬~11月中旬
- 九酔渓 10月下旬~11月中旬
- 立羽田の景 10月下旬~11月中旬
- 耶馬溪ダム記念公園「溪石園」 11月中旬~11月下旬
一目八景~群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺と、八つの岩峰群が一目でみれることから名づけられた景勝地で、カエデ、モミジ、イチョウなどが紅葉し、耶馬渓を代表する圧巻の紅葉絶景を眺めることができます。日光、嵐山と並んで日本三大紅葉とも称され、展望台もあります。駐車場から徒歩5分。手打ちそばや山菜料理などが名物です。
深耶馬溪~山国川の支流の山移川沿いにある渓谷で、代表的な景勝地の一目八景のほか、県道28号の途中にあります紅葉のトンネルのひさしもみじや、もみじ谷などの紅葉の名所があります。
奥耶馬渓(猿飛千壺峡・魔林峡)~守実温泉から英彦山の東側まで約16kmに渡り続く山林の中にある深い渓谷です。猿飛甌穴群が広がる猿飛千壺峡は奥耶馬渓を代表する景観で、秋には、その昔、山猿が岩を飛び回っていたと言われる狭い渓谷に朱色や橙色の紅葉が色づき、より風情を醸しだしてくれます。また、魔林峡は猿飛甌穴群の下流に延びる渓谷で、趣のある念仏橋周辺が赤く染まり、風情を楽しめます。駐車場あり。
九酔渓~玖珠川の流域約2kmに渡り続く渓谷で、高低差約200メートルものV字谷があります。トチノキ、イタヤカエデ、ケヤキなどの渓谷林が広がり、九州でも屈指の紅葉美を望むことができます。周辺には日本の滝百選にも選ばれています震動の滝やヘアピンが続く十三曲がりなどがあり、日本一の人道大吊橋で高さ173mお九重“夢”大吊橋からは渓谷を含めた周囲の紅葉美を楽しむことができます。但し、シーズンの週末は渋滞必至です。
立羽田の景~県道43号沿いに1kmに渡り奇岩が林立する裏耶馬渓を代表する景勝地です。秋には荒々しい岩肌と錦の紅葉とのコントラストがとても綺麗な場所です。展望駐車場あり。
溪石園~1987年に耶馬溪ダム完成を記念してつくられた2万平方メートルの日本庭園で、紅葉の名所でもあります。園内にはもみじの丘もあります。夜のライトアップも綺麗です。駐車場あり。
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