「今回のバージョンアップでは、車両オーナーからの発信機能に力点を置きました。走り始めから車両情報のログが始まり、走行中の軌跡の更新、エンジンを切ってデータが自動保存されるまで、車両とペアリングされた『Y-Connect』ならではの利点を活かして、『もっと走りたい!』という気持ちを後押しする機能を強化しています」。イメージしているのは、日本のライダーだけではありません。たとえばたくさんの「Y-Connect」ユーザーを抱えるインドネシアやインド、ベトナムなどでは、二輪車は主に実用的な移動のパートナーとして活躍しています。近年、ツーリングなどのレジャーユースも増えつつありますが、こうした市場のお客さまに、さらに二輪車の楽しさを拡げてもらうことにも「Y-Connect」が貢献できるだろうと山田さんは考えています。新たに加わったSNS発信機能の長所は、「ツーリングのほぼすべてを記録し、お伝えできる」(山田さん)こと。走行ルートや距離、速度やECOポイント、気象条件、バイクコントロールの詳細な記録等に加え、出会った人びとや風景の写真、旅の感想コメント、ハッシュタグなどをつけて発信することが可能です。また、こうしたツーリングの全記録をリストで見る・見せることができるのも特長の一つです。「私の実感として、バイクは乗るたびに新しい発見があり、走れば走るほど楽しさが深まるものです。その走りの記録を発信する楽しみを支援することで、走りたくなる気持ちさらに拡げていただけたら……と願っています」
※CCU: Communication Control Unit
コメント