冬のグルメといえばやっぱりカニ! 全国の名地で、 おいしいカニ料理を食べるのが楽しみな方もいらっしゃるでしょう。 特定の地域や港で水揚げされたカニは特に「ブランド蟹」と呼ばれ、 ブランド蟹であることを示すタグが付けられます。 今回阪急交通社では、 全国20代以上の男女500名以上を対象とし、 ブランド蟹の知名度ランキングをはじめとした、 カニについてのアンケート調査を実施しました。 その結果を公開します。
冬の味覚として大人気のカニ。 カニの種類や地域によって異なるものの、 カニ漁の解禁期間は11月から3月あたりである場合が多いです。 年末年始にかけてカニの消費量も上がります。
実際、 「カニの旬といえば何月を一番に思い浮かべますか」という質問に対しては、 12月が29.1%、 1月が17.4%、 2月が12.1%という順で高くなっていることがわかりました。 12月~2月をカニの旬として捉えている方が多いようです。
日本でよく食されるカニの種類としては、 真っ先にズワイガニの名前が挙がるでしょう。 このズワイガニ、 水揚げされる地域や漁港によってさまざまなブランド名が付いており、 ブランド名の付いたカニは「ブランド蟹」とも呼ばれています。
しかし、 ブランド蟹の名前を聞いただけでは、 どの地方のどんなカニなのかわからない人も多いかもしれません。 今回、 ブランド蟹の知名度調査の結果を、 ブランド蟹ごとの特徴と共に解説しましょう。
■ブランド蟹の知名度ランキング
「あなたが知っているブランド蟹の種類」について聞いた結果がこちらです。
知っている割合が半数を超えたのは1位「越前がに」(75.0%)、 2位「松葉がに」(67.0%)という2つのブランド蟹です。
知っている割合が3.7%だった「柴山がに」は、 松葉がにの中でも柴山漁港で水揚げされる上質なカニのことを言います。 ブランド蟹によって対象となる範囲の広さが違ってくるため、 知名度にも差が出やすくなっています。
それでは、 知名度上位になったブランド蟹の特徴をご紹介します。
1位:越前がに(福井県)
福井県の漁港で水揚げされたズワイガニのオスを「越前がに」と呼びます。 ズワイガニの中でも最高級品種とされ、 甘い身が特徴です。 福井県にはおいしい越前がにが楽しめる飲食店や宿泊施設が多数あります。 ぜひ現地でも堪能してみてください。
2位:松葉がに(山陰地方)
カニの種類としては越前がにと同じですが、 山陰地方(鳥取県、 島根県)で水揚げされたズワイガニのオスを「松葉がに」と呼びます。 「松葉」の語源は定かではありませんが、 地域名とは関係がなく、 細い足が松の葉をイメージさせるからという説が有名です。
3位:香住ガニ(香住漁港)
香住漁港(兵庫県北部の香美町にある港)で水揚げされたベニズワイガニのことを「香住ガニ」と呼びます。 松葉がにと比べて水分が多く、 甘いのが特徴とされています。
ベニズワイガニは他のズワイガニと違って深いところに生息するため、 カニカゴ漁法と呼ばれる、 海底にかごを沈めて獲る方法がとられています。
4位以下のブランド蟹は以下のようになっています。
4位「間人(たいざ)ガニ」
松葉がにの中でも、 京都の間人港で水揚げされたカニです。
5位「舞鶴かに」
松葉がにの中でも、 京都の舞鶴港で水揚げされたカニです。
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