圧倒される東北の絶景紅葉地10~蔵王

7.蔵王(山形県・宮城県)

  • 蔵王エコーライン 9月下旬~10月下旬
  • 長老湖 10月下旬~11月中旬
  • 蔵王温泉 10月中旬

宮城県と山形県に跨ります蔵王。冬は樹氷で有名な景勝地ですが、紅葉も見事な場所です。バイクで走ると爽快な蔵王エコーライン沿いはもちろん、山形県の蔵王温泉でも綺麗な紅葉を見ることができます。また、蔵王の南側にあります長老湖を紅葉の名所として知られています。

蔵王エコーラインの紅葉

福島県北部の東北道・国見ICで高速を下りてそのまま県道46号線を北上します。道中には、森の中の参道に百数十基もの朱色の鳥居が並ぶ萬蔵稲荷神社があります。また、その先には如意輪観音堂という小さな観音堂がポツンと立っていて風情を感じられます。

萬蔵稲荷神社

そして県道を進み、幹が左巻きにねじれている小原のヒダリマキガヤの先で左の道入りますと七ヶ宿ダム近くにあります材木岩公園に着きます。材木岩は白石川沿いにあります高さ65mもの柱状節理で、その様相が材木ににていることからその名がつけられたようです。近くに材木岩公園があり、また宮城県有形文化財の検断屋敷や、お蕎麦屋さんなどもあります。また、材木岩公園の南には雰囲気のある飛不動尊もあります。

材木岩

材木岩公園を後にして国道113号線い入り、西上します。七ヶ宿ダムの展望公園を過ぎ、七ヶ宿公園の先で県道51号線に入り北上します。道中には、紅葉に染まった横川の渓谷が望める長さ120mのやまびこ吊橋があります。

そして湖畔が紅葉に染まった長老湖に到着します。好天でしたら赤い錦越しに不忘山の好眺望を望むことができる、紅葉の名所です(駐車場あり)。

長老湖越しに不忘山を望む

さて、そのまま県道51号線を走りますと途中に源頼家が硯にしたという硯石という大きな岩のそばを通り、やがて国道457号線に入ります。国道をしばらく走りますと、大きな蔵王大権現の大鳥居が見えてきますので、鳥居をくぐり蔵王エコーラインに入ります。

蔵王エコーライン(無料)は宮城県の蔵王町と山形県の上山市とを繋ぐ約26kmの山岳道路で、沿道の樹々が赤黄に染まり、綺麗な紅葉を見ながら爽快な走りを楽しめる道です。但し、11月初旬には冬期通行止めになります。道中には、東北最大の落差181mを誇る三階の滝の遠望が望める滝見台があります。

紅葉の三階の滝

三階の滝は遠くて見えづらいですが、近くに見える落差53.5mの不動滝は迫力があります。なお、滝見台の少し先に道沿いに蔵王不動尊が立っている場所があり、そこからですとより不動滝が近くに見ることができます。

さて、蔵王エコーラインを進みますと初夏にコマクサが群生します駒草平があり、ここの展望台からの紅葉は絶景ですので、駐車場から展望台までも近いのでぜひとも立ち寄りたい場所です。岩の間を流れる落差97.5mの不帰の滝(かえらずのたき)の景観がとても素晴らしい場所です。

そして、蔵王に来ましたら、やはり御釜には立ち寄って行きたいところです。蔵王エコーラインから有料の蔵王ハイライン(往復390円)には入りますが、約2.5kmほどで御釜のすぐぞばの駐車場まで行くことができます。これほどの絶景がこんなに簡単にアクセスできるのはとてもうれしいことです。

秋の御釜

御釜を後にして再び蔵王エコーラインを走り、山形県に入ります。冬には樹氷が楽しめます蔵王坊平の中を走り、途中の蔵王鉱山歴史資料館のところで県道53号線に入り北上、やがて蔵王温泉に着きます。蔵王温泉には鴫の谷地沼や盃湖、横倉滝や見返り滝などがありますが、紅葉の名所なのがドッコ沼です。エメラルドグリーンの湖面がとても綺麗な沼ですが、秋は湖畔が錦に染まり、とても綺麗です。

ドッコ沼は標高1,400mの蔵王中央高原にある沼で、蔵王高原から蔵王スカイケーブル(往復1500円)に乗る必要があります。スカイケーブルの中央高原駅から徒歩5分ほどになります。なお、 狭路にはなりますが蔵王温泉の南側からバイクで直接行くことも出来ます

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