圧倒される東北の絶景紅葉地10~須川高原・小安峡

5.須川高原・小安峡(秋田県・岩手県)

  • 中尊寺 10月下旬~11月中旬
  • 須川高原 9月下旬〜10月中旬
  • 小安峡 10月中旬〜11月下旬

岩手県平泉市にある世界遺産の中尊寺は紅葉の名所として名高い場所です。そこから、紅葉の綺麗な須川高原、そして小安峡を訪ね、秋田県の川原毛地獄へと東北中部を横断する紅葉ツーリングルートをご案内いたします。

名残ヶ原

まずは、岩手県平泉市の中尊寺に。世界遺産ということで一年中訪問客が多い寺院ですが、特に紅葉の時期は訪れる人が多い場所です。850年に開山された古刹で、金色堂は国宝に指定されています(拝観料:800円)。

そして、中尊寺の南側には、ここで散った源義経にまつわる、高館義経堂や源義経公妻子の墓、武蔵坊弁慶墓碑などがあり、その南に見事な浄土庭園のある毛越寺があります。庭園の樹々が赤く染まり、より風情を醸し出しています。

さて、平泉から県道31号線で西へと向かいますと道中に達谷窟毘沙門堂があります。達谷窟毘沙門堂は特に紅葉の名所というわけではありませんが、 1200年前に征夷大将軍の坂上田村麻呂が征夷の記念に毘沙門天を祀った岩窟といわれ、岩に張り付いたように建てられた朱色の寺社がとても鮮やかですので、ぜひとも立ち寄りたい場所です。最強の御札(牛玉寳印:1000円)を購入することができます。

そして、県道31号線をそのまま進み、国道342号線を越えた先に厳美渓があります。仙台藩主の伊達政宗公が「松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり」と言われたとも伝わる全長約2kmの渓谷で、奇岩が点在していて、国の名勝にも指定されている景勝地です。天工橋の橋上からのその景観を気軽に見れられるのもうれしいところです。

国道342号線で磐井川沿いを西に向かいます。途中に雰囲気のある龍神穴滝や鍋滝などがあり、ずっと国道を走って行きますと、栗駒山の北面、秋田県との県境にある須川高原温泉に到着します。

須川高原温泉から栗駒山への登山道

須川高原温泉から紅葉の名所でもあります栗駒山へと登る道が紅葉の綺麗な場所で登山にはなりますが、須川高原温泉の駐車場から15分ほど山を登って着く名残ヶ原でも十分に紅葉絶景を楽しむことができますので、ツーリングということもあり、そのあたりまで散策して戻られるのがよいかと思います。。

名残ヶ原

須川高原温泉から国道342号線を外れて県道282号線い入ります。道中にはシラタマノキ湿原や紅葉の名所の須川湖などがありますので、ちょっと立ち寄って見るのもお勧めです。

須川湖から栗駒山を望む

県道282号線を走って行きますと国道398号線に突き当たりますので、そこを右折して国道398号線に入ります。道中には紅葉橋や板谷楓橋などの紅葉にまつわる橋で紅葉などから山間の紅葉を眺めつつ、やがて小安峡に到着します。

深いV字谷の下を皆瀬川が流れる小安峡は、秋田県有数の紅葉の景勝地でもあります。そして、渓谷から蒸気が噴出する大噴湯があり、階段を下りて皆瀬川沿いの遊歩道を歩くと紅葉と白い湯気のコントラストや不動滝などを楽しむことができます。

小安峡の先で県道51号線(こまち湯ったりロード)に入り桁倉沼沿いで県道310号線を進みますと、川原毛地獄に着きます。

川原毛地獄

毛川原毛地獄は蒸気の噴気地帯で、灰白色の岩肌が一面に広がる光景は異様感も漂い、日本三大霊地のひとつとも言われている場所です。ある意味神秘的感もあり、訪ねる価値ある場所です。川原毛地獄から少し歩きますが滝そのものが温泉という落差20mの川原毛大湯滝があります。

入浴も可能ですが他の観光客から見られること必至です。川原毛地獄の周囲には駐車場がいくつかありますので、川原毛地獄のみ訪ねるのか、また、 川原毛大湯滝 も行かれるのかによって、バイクを止める駐車場を決められた方が歩く距離も減らせます。中尊寺から記載のルートで川原毛地獄まで約80km。しかし、紅葉シーズンの週末は渋滞がしがちですので、やはり平日の来訪がお勧めです。

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