2.日本一の大イチョウ(青森県)
- 北金ヶ沢の大銀杏 11月下旬
紅葉といえばイチョウ…とイメージされる方も多いかと思いますが、実は「日本一の大イチョウ」が青森県にあるのです。場所は津軽半島の根本あたりにあります深浦町。北金ヶ沢の大イチョウと呼ばれ、木の幹回りは22mで高さは31m。 全ての樹種の中でも日本で3位という巨木です。やはり、それだけ大きいイチョウの木ということで、ある意味、日本一の紅葉の樹をこの時期に見に行かれてみてはいかがでしょうか。
北金ヶ沢の大銀杏は推定樹齢1,000年以上で、夜にはライトアップがされ、ビッグイエローとも称されています。そして、日本一の大イチョウの北金ヶ沢の大銀杏から海沿いの国道101号線沿いに東へ1.5kmほど進みますと、折曽のイチョウという幹回りは12mで高さは20mの大きなイチョウの木があります。
折曽のイチョウの近くには関の古碑群がありますので、合わせて見ていきたいところです。
そして、この国道101号線ですが、日本海に沿って走る道で、特に夕焼け時は絶景を望めます。そして、少し場所が移って八幡平の北西部に法量のイチョウという大きなイチョウの木があります。
幹回りは14-15mで高さはなんと30-33m!推定樹齢は約11100年で、イチョウの木としては国内で4,5番目に大きい木とされていて国の天然記念物に指定されています。あまりに大きい木であり雪が降るのが早い場所であることから、全体が色づく前に落葉してしまうことが多く、全体が黄色く紅葉する姿になることが稀なイチョウの木です。そして、法量のイチョウの北の七戸町には大銀南木という大イチョウがあります。
大銀南木は推定樹齢750年で、 幹回りは11.6mで高さは26m。地元では古くから「子守イチョウ」と呼ばれ親しまれてきました。ちなみに法量の大イチョウから大銀南木へと向かう道中の十和田市街には、イチョウではないですが、大きな土手山のケヤキがあるほか、天間館一里塚にも幹回りが約10mの大きなケヤキの木(天間のツキノキ)があり、紅葉時には赤く染まります。法量のイチョウから 大銀南木 経由で 北金ヶ沢の大銀杏 までは約165km。青森北部を横断するようなルートになりますが、一味違うこんな紅葉ツーリングもいかがでしょうか。
ちなみに同ルートの途中の鶴田町にあります廻堰大溜池(津軽富士見湖)には、鶴の舞橋という全長300mで三連太鼓橋では日本一長い木橋が架かっていて好天時には岩木山の美峰が望めますので、ぜひ立ち寄って行きたいところです。
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