日光の紅葉の見どころと見ごろ

紅葉の名所としても名高い「日光」。すでに紅葉も色づき、ツーリングでの紅葉狩りも楽しめる時期になってきました。そんな、日光の紅葉の見どころと、各見時をご紹介いたします。但し、日本を代表する観光地でもあり、行き来する道も限られていますため、やはり平日の朝早い時間に訪れるのがお勧め。特に秋は遠足などで東照宮近辺で駐車場待ち渋滞が起こりますので、日光宇都宮道路で終点の清滝ICまで行ってしまう方が良いようです。紅葉時の週末はいろは坂も渋滞しがちですので、ご注意を。

1.半月山展望台  2.明智平展望台  3.華厳の滝  4.いろは坂  5.イタリア大使館別荘記念公園  6.竜頭の滝  7.戦場ヶ原  8.小田代原  9.湯ノ湖 10.湯滝 11.光徳牧場 12.光徳沼  13.裏見ノ滝  14.日光田母沢御用邸記念公園

中禅寺湖エリア

半月山展望台

・見ごろ:10月中旬~11月上旬

バイクで行くなら立ち寄りたい、日光随一の紅葉スポット。中禅寺湖スカイラインを上り、終点の半月山駐車場から徒歩20~30分。標高1,753mの半月山の山頂からは眼下に中禅寺湖、眼前に男体山、そして奥には戦場ヶ原や白根山と紅葉絶景を望むことができます。

半月山展望台より

特に、眼下の中禅寺湖に突き出た八丁出島の紅葉時にはカメラを持った多くの観光客が来訪して、駐車場待ちの車で中禅寺湖スカイラインが渋滞になるほど混みますので、訪問時期にはご注意を。

八丁出島

明智平展望台

・見ごろ:10月中旬~11月上旬

上りの第2いろは坂のほぼ上り切った場所にある展望台で、無料駐車場からロープウェイ(往復1,000円)に乗って3分ほどで明智平展望台に到着。中禅寺湖、男体山、華厳の滝と日光を代表する各景観をまるで絵画のように一目ですべて見ることができます。やはり、シーズン時は駐車場が満車になり駐車場待ち渋滞が起こるのと、いろは坂は一方通行のため、万が一通り過ぎてしまうと、また第1いろは坂で下りて戻って来なければなりませんのでご注意を。また、駐車場には野猿が餌を狙っていますので、くれぐれも飲食などをされないよう。

明智平展望台

華厳の滝

・見ごろ:10月中旬~10月下旬

落差97mの直瀑で、日本三名瀑のひとつにも数えられる豪瀑です。エレベーター(往復570円)で下りて行く観瀑台からの光景は迫力そのもので、滝に吸い込まれそうになるほどです。広い有料駐車場あり。

華厳の滝

いろは坂

・見ごろ:10月中旬~10月下旬

日光市街と中禅寺湖畔を結ぶ一方通行の道路で、上り専用の第二いろは坂と下り専用の第一いろは坂があります。第二いろは坂と第一いろは坂で48のカーブがあり、各々に「いろはに…」の看板があります。第二いろは坂の道中には黒髪平展望台があります。樹々が綺麗な爽快路ですが、紅葉時には渋滞して第二いろは坂を上るのに2~3時間を要する場合もあるので、訪ねる場合は空いているときで。

いろは坂

イタリア大使館別荘記念公園

・見ごろ:10月中旬~11月初旬

イタリア大使館別荘記念公園

中禅寺湖畔にある。昭和3年に建てられたアントニン・レーモンド設計のイタリア大使館の別荘。中禅寺湖スカイラインの上り口にあり、近くには英国大使館別荘記念公園や英国大使館別荘記念公園などの中禅寺湖の好眺望スポットもあります。4月~11月30日まで開館。300円。

竜頭の滝

・見ごろ:10月上旬~10月中旬

210mに渡り、男体山の噴火によってできた溶岩の上を流れる渓流瀑で、同部分が龍の体の鱗のようで、そして、滝壺付近が二つに分かれていることでその左右の流れを龍のひげに見立てたことから竜頭の滝と呼ばれています。国道120号線の橋上からのその景観を望むことも出来ますが、時間があれば無料駐車場にバイクを止めて、ゆっくり滝を散策したいところです。

竜頭の滝(龍の胴部分)
竜頭の滝(龍のひげ部分)

奥日光エリア

戦場ヶ原小田代原

・見ごろ:10月上旬~10月下旬

草紅葉は9月下旬より始まり、樹々は10月より黄赤になり、草原が秋色に染まり出します。かつて、中禅寺湖を巡って男体山の神と赤城山の神が大蛇と大ムカデに化けて戦った場所という由来から戦場ヶ原と呼ばれていて、国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。

戦場ヶ原

また、湯川の西側に広がる周囲3キロの草原は小田代原と呼ばれ、低公害バスが運行しています。但し、本数が限られていますため、時間を要します。

小田代原

湯ノ湖湯滝

・見ごろ:10月上旬~10月中旬

周囲約3kmで三方を山に囲まれた湯ノ湖。日光の奥の方にあり、訪ねる人も少なく、ゆっくりと紅葉を満喫できるスポットです。湖畔に駐車場があり、湖の北側には湯元温泉があります。

湯ノ湖

また、湯ノ湖からの水が流れ落ちる落差70mの湯滝は、滝壺の目の前に観瀑台があり、迫力ある滝景を楽しむことができます。国道近くの有料駐車場から歩いてすぐなのも嬉しいところです。

湯滝

光徳牧場・光徳沼

・見ごろ:10月中旬~10月下旬

奥日光にある牧場で、綺麗な紅葉を楽しむことができます。現在、牛や馬の飼養は行われていませんが店舗は営業していてソフトクリームなどを食すことができます。近くには雰囲気のある光徳沼があります。

光徳牧場
光徳沼(photolibrary)

日光市街エリア

裏見ノ滝

・見ごろ:10月中旬~11月初旬

華厳の滝、霧降の滝とともに日光三名瀑に数えられる滝で、駐車場から徒歩15分ほどで観瀑台に着きます。落差は約20mで、現在は滝の裏に行くことは出来ませんが、滝の裏には不動明王が祀られています。来訪する人も少なめなのでゆっくりと景観を満喫できますが、紅葉時は駐車場が満車になあることもありますので、やはり空いている時間に訪ねるのが良いようです。 なお、2022年9月現在、落石のため裏見ノ滝遊歩道は当面通行止めになっています。

裏見ノ滝

日光田母沢御用邸記念公園

・見ごろ:11月上旬~11月中旬

明治32年から昭和22年まで、3代にわたり天皇・皇太子が利用された御用邸で、江戸・明治・大正の三時代の建築様式を見ることができます。部屋数は106部屋もあり、庭園の紅葉も素晴らしいです。国重要文化財。毎週火曜日(祝日の場合は翌日)休み。600円。

日光田母沢御用邸記念公園
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