■やまなみハイウェイ(ツーリングルート)

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日本を代表する、爽快な高原路

九州はもちろん、日本を代表する爽快な高原路で、雄大な阿蘇の山々の屋根を走るツーリングロードです。周辺には阿蘇ミルクロードや菊池阿蘇スカイライン、阿蘇パノラマライン、ぐるっとくじゅう周遊道路などなど、数多くの爽快路がありますが、名実ともに阿蘇を満喫できる見どころ満載の絶景ロードです。湯布院から瀬野本高原までの約42km、もしくは湯布院からJR宮地駅前までの約60kmの区間がやまなみハイウェイとして一般的ですが、今回は、広義的な意味での大分県別府市汐見町の国道10号線の交線から国道500号線(別府一の宮線)からJR宮地駅前までの約102kmの区間をご紹介いたします。

大分県の別府湾沿いを走る国道10号線より国道500号線(別府一の宮線)に入ります。市街地を走って行きますと、やがて別府温泉の著名地、別府地獄めぐりの地に着きます。地獄とは様々な奇観の源泉池で、中でも、海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄の4つの地獄が「別府の地獄」として国の名勝に指定されています。

そのほかにも、鬼石坊主地獄やかまど地獄など、特徴的な地獄が多数点在しています。そして、国道500号線をそのまま進みますと、ブクブクと音を立てている泥湯に浸かれる鉱泥温泉があります。時間があれば、記念に浸かっていかれるのも良いかと思います。さて、鉱泥温泉の前から県道11号線に入ります。東九州自動車道を越えるところを右手に曲がり扇山さくらの園駐車場から200mほど歩いたところに綿津海乙姫観音という亀の上に立つ観音石像があり、別府市街と別府湾を眼下に望むことができます、

再び県道11号線に戻り、南下しますと、東自動車自動車道の別府ICを過ぎます。別府ICの近くには、桜湯や堀田温泉、夢幻の里・春夏秋冬、白糸の滝温泉などの気持ちの良い温泉がいくつもありますので、温泉好きな方は、是非立ち寄って行きたいところです。再び、県道11号線を進んで行きますと、別府ロープウェイ乗り場に着きます。ロープウェイ(往復1600円)に乗って10分ほどで山頂駅に到着。東展望台からは別府湾の好景観が、山頂駅から階段を10分ほど登りますが山頂展望台からは由布岳の好眺望を望めます。

鶴見岳から別府湾を望む

また、別府ロープウェイ乗り場から県道11号線を南下して行きますと、火男火売神社中宮鳥居があり、そこをバイクで登って行きますと火男火売神社中宮鳥居があり、歩いて10分ほどで雰囲気のある火男火売(ほのおほのめ)神社中宮(御嶽権現)に着きます。 火男火売神社中宮鳥居から県道11号線を西に向かいますと、やがて城島高原を通り、猪ノ瀬戸湿原に。そして、そのまま県道11号線を走り、由布岳の南麓を走ります。

猪ノ瀬戸湿原

由布岳が見え隠れしながら山麓を爽快に走るこの区間は、別府川から走った際のやまなみハイウェイ最初の爽快スポットと言っても過言ではないかと思います。

由布岳山麓の道

特に、由布岳正面登山口あたりからの由布岳の景観、そして、その先の左側から狭路ですが雨乞牧場(牧場は一般車立入禁止)へと向かい道の道中の由布岳展望所やその先の展望台から見る由布岳の景観は絶景です。

由布岳展望所より

ちなみに県道11号線を走りますと狭霧台の駐車場があり、由布岳のビュースポットがあります。

狭霧台から見る由布岳

やまなみハイウェイとして、狭霧台の先で県道11号線と分かれ、そのまま県道216号線に入ります。やがて、湖上に石鳥居が立つ金鱗湖沿いを通ります。

由布岳西登山口を過ぎた先で、県道216号線からオフセットしてたけもと通りに入りますと、1950~60年代の湯布院昭和館(入館料500円)があり、そのまま地元の工芸品などが販売されている風情のある湯の壺街道を走って行きますと、JR由布院駅に着きます。ここからも由布岳がとても綺麗に見ることができます。

由布院駅前

さて、再び県道216号線(やまなみハイウェイ)に戻り、西上します。その道中には、アンテーィークのバイクが数多く展示されています岩下コレクション(入館料:800円)もあります。やがて、道の駅 ゆふいんを過ぎて、国道210号線に入ります。そのまま国道を進んで行き、水分峠で県道11号線に入り南下します。やがて、由布岳の好眺望地の蛇越展望台に到着します。

駐車場から階段を登りますと、展望台に着きます。ちょっと変わった形の由布岳と湯布盆地を一望することができ、県道沿いにありますので、立ち寄りお勧めの展望台です。そのまま、樹々に挟まれ眺望があまりない県道11号線(やまなみハイウェイ)を走って行きますと、やがて視界が開けてくじゅう高原へと入ります。県道621号線(ぐるっとくじゅう周遊道路)と交差し、飯田高原を走りますと、やまなみハイウェイの代名詞の一つでもあります、長者原の道標に到着します。是非、記念写真を撮っておきたい場所です。ここまでで、別府の方からの起点から約56kmになります。

その先には、国内最大の中間湿原で、ラムサール条約にも登録されていますタデ原湿原があります。

タデ原湿原

県道11号線(やまなみハイウェイ)も、この辺りから爽快な景色と共に、ワインディングも続き、景観を楽しむか走りを楽しむか悩ましい区間になります。熊本県との県境の近くにあるやまなみハイウェイ展望台までは走りを楽しみ、やまなみハイウェイ展望台は久住高原や阿蘇五岳が望めるので、スルーせずに、是非とも立ち寄りたい展望台です。

やまなみハイウェイ展望台

そして、熊本県に入りますと国道442号線と交差しつつ瀬の本高原に入ります。

やまなみハイウェイ展望台以降は熊本県に入ってしばらくやまなみハイウェイ沿いに展望スポットがないため、そのまま高原の爽快路を楽しみながら走る方が良いかもしれません。しばらく走りを楽しむつつ進みますと、ミルクロードへの分岐路を過ぎ、そして、田園風景の先に阿蘇五岳の秀峰が望める城山展望台に到着します。

ちなみに、ミルクロード(県道45号線)で西へ向かうと、著名な阿蘇の展望台の大観峰に向かいます。そして、やまなみハイウェイは城山展望台を後にして、交通量の多い阿蘇市街を抜けて、JR宮地駅前で終点となります。なお、宮地駅には転車台があります。

JR宮地駅 

さて、この後、県道111号線を南下して行きますと、米塚や草千里、中岳といった阿蘇の中心的な混交スポットへと向かいますが、そちらは【阿蘇・由布岳(ツーリングルート)】編をご覧になって頂けましたら幸いに存じます。

⇒■阿蘇・由布岳(ツーリングルート)

総走行距離~約97km

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