■八ヶ岳高原ライン(ツーリングルート)

目次

八ヶ岳の麓を走る爽快な林間ロード

八ヶ岳高原ライン~山梨県北杜市の国道141号清里交差点を起点として、長野県諏訪郡富士見町の国道20号下蔦木交差点に至る県道11号線の通称。そのほとんどが林間コースで、5~6月には新緑が、10月中旬〜11月中旬には紅葉が見頃になります。休日やシーズンは混みますが、通常時は走りやすい林間ロードです。約22km。

八ヶ岳高原ライン(東沢大橋)

中央自動車道の長坂ICから県道28号線を13kmほど北上しますと、八ヶ岳高原ラインに入ります。県道28号線沿いの立ち寄りスポットとして、清里丘の公園の近くに吐竜の滝があります。

吐竜の滝~落差10メートル、幅15メートルの滝で、駐車場から徒歩15分ほど。絹糸のような綺麗な流れの美滝です。

また、少し先のJR清里駅の近くには落差20mの水量の多い千ヶ滝もあります。

千ヶ滝~大滝、宮詞の滝とならぶ大門川三滝のひとつで、落差は20m。駐車場から歩いて数分で着きます。

そして、その近くから八ヶ岳スケッチラインと道を走りますと、正面に八ヶ岳を望めます平沢峠(獅子岩)に着きます。

平沢峠~広い舗装の無料駐車場があり、そこから八ヶ岳の絶景を望むことができます。

標高1,449mの平沢峠の駐車場からは正面に八ヶ岳の好眺望が望めるほか、隣りの獅子岩からは、南アルプスの遠望を望むことができます。

獅子岩から望む南アルプス

さて、県道28号線を逸れてJR清里駅に。踏切を渡った先に、昔、清里ブームの時にシンボル的な存在でしたミルクポットがあります。残念ながら、今は廃墟となっているようです。当時は写真撮影の列ができるほどの人気のスポットですが、時の移ろいを感じられます。

清里駅前にあります元ミルクポット

再び県道28号線に入り少し走りますと、左に県道615号線に入り口があります。ここが八ヶ岳高原ラインの起点になります。そして、3kmほど走り、途中で清里高原の方へ右折しますと、美しの森 駐車場があります。ここから10分ほど遊歩道の木段を上りますと、美し森 展望台に到着します。上るのに、多少息が切れますが、間近に八ヶ岳を望めるほか、美しい南アルプス山脈の眺望も望めまる、立ち寄りお勧めのスポットです。

美し森 展望台

再び、八ヶ岳高原ラインに戻り、西へ1.5kmほど走りますと、赤い色の橋の東沢大橋があります。この橋を渡る前に舗装の大きめの駐車場があり、そこから、東沢大橋と八ヶ岳の好眺望を望むことができます。八ヶ岳高原ラインの代表的な景観ですので、是非とも立ち寄りたい場所です。

東沢大橋

さて、東沢大橋を渡ると、やがて、牧場が見えてきます。山梨県立まきば牧場です。

山梨県立まきば牧場

八ヶ岳南麓の標高1100~1700mの高原に広がる牧場で、牧場内にはレストランや売店があり、甲州ワインビーフのステーキや、高さ約18cmの清里ジャンボバーガーなどが食べられます。

甲州ワインビーフのステーキ

再び、八ヶ岳高原ラインを走りますと、この辺りから樹々に囲まれた林間コースとなり爽快度が増してきます。路面は広く、適度なカーブが続きスポーツ走行を楽しめますが、若干、道があれている部分がありますので、スピードの出し過ぎには注意も。また、樹々に阻まれて八ヶ岳も見えづらくなりますが、たまに道の向こう側に八ヶ岳が顔を出すことがあります。

八ヶ岳高原ライン

八ヶ岳高原ラインをしばらく走りますと、やがて小淵沢カントリークラブの上を通りますが、その脇に、かの武田信玄が軍事の移動用に造ったといわれています棒道の跡があります。八ヶ岳高原ラインを下りて、道沿いに少し戻りますが、歴史に興味のある方は、ちょっと見ていかれてみてはいかがでしょうか。

鉢巻道路沿いにあります信玄棒道(舗装路の向かって右側の土の道)

そして、中村キース・ヘリング美術館や延命の湯がある道の駅 こぶちさわなどを通ると、中央自動車道の小淵沢ICを越えて、その先の国道20号線で八ヶ岳高原ラインが終わります。ちなみに、近くには道の駅 信州蔦木宿や森の中にこじんまりとある八ヶ岳リゾートアウトレットなどがあります。

中村キース・ヘリング美術館

実走ガイド~八ヶ岳からメルヘン街道へ

総走行距離~約51km

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次