走っても楽しい南房総。菜の花ロードほか、道と景色にこだわって周ってみました。
南房総3ラインと二つの雀島
首都高速道路を走り、若洲臨海公園の大型風車が回っていないか確認してから、東京湾アクアラインへと向かいました。実はわたくし、風車が回っていたら遠回りでも、千葉の湾岸沿いを走る東関道を走ってアクアラインを迂回して房総に行くほど、強風恐怖症なのです。
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さて、首都高速のトンエンル内から木更津方面への表示に沿って、左レーンに入り、東京湾アクアラインへと向かいます。ぐるっとヘアピン路を回ると東京湾アクアトンネルの入り口が見え、吸い込まれるように暗闇の中へと入っていきます。そして、海底道路トンネルとしては日本最長の9.5kmを走りますと、海上に出て、海ほたるPAの分岐を過ぎますと、こちらも日本一長い橋梁の東京湾アクアブリッジに入ります。
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若洲臨海公園の風車が回り方によっては、この海上に出たとたんに風でバイクがあおられて、約4.4kmの海上橋梁のアクアブリッジ上をどんなジェットコースターよりも怖い思いをしながら、強風の中をバイクを傾けて走っていかなければなりません。今回は、風車が回っていなかったのでアクアブリッジ上の吹き流しがほとんど動いていない微風状態。安心しながら、海上の景色を楽しみながらアクアブリッジを渡りました。そして、君津ICで高速を降りて、県道92号線経由で房総スカイラインに入りました。
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房総スカイラインは房総半島を横断する23kmの無料の道で、ほどほどにカーブがあり、丘陵の房総半島の雰囲気を味わいながら走りが楽しめる道です。交通量はありますが、信号が少ないことと、もし、車が詰まった際には少し待ってから走りますと、意外と快適に走れます。房総スカイラインの道中にあります亀岩の洞窟に立ち寄り、そして鴨川市に。
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まずは、鴨川松島に。お勧めは、鴨川松島のバス停の脇から坂に下りたところにあります八岡海岸。雀島が浮かぶ綺麗な湾景観を望めます。ただ、残念ながら、浜に下りる道は見つけられませんでした。
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そして、県道を挟んだ坂道をバイクで走り上るとありますのが、魚見塚展望台です。さきほど、八岡海岸から見た鴨川松島の好景観を高所より眺め見ることのできるお勧め立ち寄りスポットです。魚見塚展望台に向かっていきますと、道がどんどん狭くなっていき心細くなりますが、それでも突き進んでいきますと、展望台の入り口手前にWC付の駐車場があります。
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鴨川からは海沿いの国道128号線で、風津ヶ浜や江見海岸の景観を眺めながら走り、クジラ肉の食べられる「道の駅 和田浦WA・O!」で休憩。そして、県道296号線に入りしばらく走りますと、「道の駅 三芳村」に到着。
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そこで、和牛100%で普通のハンバーガーの倍のサイズのビンゴバーガーをいただきました。味もボリュームも最高でした。
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その後、道の駅のそばを通っています安房グリーンラインに入りました。
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安房グリーンラインは南房総市を縦断する16kmの農道で、道幅の広いワインデイングの爽快路です。但し、多くのカーブが段差舗装されていて、走りが楽しめる道…とは言えないまでも、首都圏近郊では希少な走れる道の一つです。
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安房グリーンラインがら海沿いを走る国道410号線に入り、野島崎に到着。灯台で有名な野島崎ですが、灯台とともに是非、岬の遊歩道を周遊されることをお勧めいたします。眼前に岩礁と広大な海原を望むことができます。
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さて、野島崎を後にして、そのまま海沿いを通る国道410号線を走り、房総フラワーラインに入りました。房総フラワーラインは南房総の海岸線を走る約46kmの道の総称で、沿道沿いに冬から初春にかけては菜の花が、夏にはマリーゴールドが咲き誇ります。ちょうど、国道410号線に入ったあたりの伊戸から相浜までの約6キロメートルの間が見頃です。
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房総フラワーライン上でのお勧めは洲崎神社の浜の鳥居と御神です。好天であれば鳥居の中に富士山を望むことができます。
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さて、そのまま房総フラワーラインを走り、館山城、岡本(原岡)桟橋、そして法華崎と巡りました。
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法華崎では雀島越しに富士山を望むことが出来ました。そして、岩井海岸で夕焼けを見た後、鋸南富山ICから館山道に入り、東京湾の海風が微風なことを願って帰路に着きました。
総走行距離:約300km(アクアライン経由)
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