景観は望めないものの、信号わずかの快走路
寒い時期に、首都圏から200~300kmで楽しめるツーリングエリア。伊豆、そして房総に続いては茨城になります。来週からは3月に入り、山岳路も一部では走れるようになってはいますが、日陰部や早朝などでは凍結している場合もあり、まだ気の抜けないところです。そこで、この時期でも比較的走りやすいワインディングロードをご紹介いたします。
まずは、北関東自動車道の友部ICで下ります。茨城県になりますので、神奈川県や東京西部の方は遠いかもしれませんが、栃木県や埼玉県や東京都の東部の方は行きやすいかと思います。笠間といえば、日本三大稲荷の笠間神社がありますので、立ち寄っていかれるのもいいかもしれません。
そして、この笠間市から北に向かってのびていますのが、通称ビーフラインと呼ばれています広域農道で、山岳路ではなくプチ丘陵路なのですが、程よくワインディングロードになっていて、しかも道中に信号がほとんどありません。
ビーフラインは、茨城県の笠間市から常陸大宮市までを繋ぐ約23kmの片道一車線追い抜き可の道で、走りやすいですが、周囲が樹々に阻まれているため景観があまり望めず爽快感は薄めです。爽快路というより、快走路という感じです。それでも、この時期に首都圏で走れるワィンディングロードとしては希少な道ですし、距離も長いのがうれしいところです。但し、スピードを出すバイクが走っていたり、急に旗が振られることがありますので、ご注意を。
そして、途中に物産センター 山桜という休憩ポイントがあり、そこでお蕎麦などを食せます。ちなみにここの交差点を左に曲がりますとツインリンクもてぎに向かいます。さて、そのままビーフラインを進みますと、道が細くなり原風景を楽しめる一般道的な道を走り、やがて国道123号線と交差します。この辺りの部分が少しわかりづらいのですが、大桂大橋を渡り那珂川を越えますと、ちょっとクランク気味になりますが、そのままビーフラインは続き、そして国道118号線につきあたりますので、左折して国道118号線を900mほど北上してファミリーマートの手前の道を右折して久慈川を渡ります。この道が2つ目のワインディングロードのグリーンふるさとラインになります。
グリーンふるさとラインは常陸大宮市から北茨城市までの各農道を繋いだ道で、約70km(迂回路宇含む)と大変長い道になります。ビーフロードと同様に信号が少なく走りやすい道なのですが、やはりほぼずっと樹々に阻まれていますため爽快感が薄いことと、ビーフラインほどワインディング感はないです。道中にはちょうど迂回路のあたりに明治時代に建てられたレンガ造りの旧町屋変電所や日本一のパワースポットとも言われています御岩神社、あと冬場なので景観は今一つですが、紅葉の名所の花貫渓谷などがあります。
そして、そのままグリーンふるさとラインを走って行きますと、国道6号線に交差し、そのまま進んで行きますと景勝地の五浦海岸に到着します。有名な赤い六角堂があり、開いていたら是非立ち寄りたいところですが、対岸の五浦岬公園からでも五浦海岸の眺望を望むことができます。
そして、そのまま海岸線沿いを南下しますと二ツ島の好景観が望めます磯原海岸に着いて、そして、常磐自動車道の北茨城ICに入って帰路に着くことができます。
但し、グリーンふるさとラインは総距離的には約70kmもありますが、景観や道が単調で飽きやすいのと、どんどん北上していきますと首都圏からの帰路の距離も増えていきますことから、途中の花貫のところで国道461号線を右折して風情のある高萩の町中を散策しつつ常磐道の高萩ICに入るものありですし、またはもう少し手前の御岩神社のところでそのまま県道36号線で常磐道に向かい、道中にある日鉱記念館や大煙突(跡)を見てから常磐道の日立中央ICに入って帰路に着くのもありかと思いますし、時間があれば、常磐道に入らず、そのまま海沿いに出て、(混みますが)日立市、東海村と走り、阿字ヶ浦や大洗などに立ち寄りつつ、北関東自動車道で帰路に着くというのもありかもしれません。
なお、花貫より北のグリーンふるさとラインは一部プチ山岳路のため、早朝などは凍結にご注意ください。
北関東自動車道 友部IC~常磐自動車道 北茨城IC:約120km
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