冬も楽しめます南アルプスの眺望
日本第二位の高峰の北岳や、王者 甲斐駒ヶ岳を擁します南アルプス。冬でも行きやすい南アルプス絶景の地を訪ねてみました。
3000m級の高峰の景観を見たいけれど、冬の信州は雪だから無理…と思っていらっしゃる方にお勧めしたいのが南アルプスの高峰を間近に見れます山梨県の北杜市です。富士山に次いで国内で2番目に高い山は山梨県にあります南アルプスの北岳で、標高は3,193m。日本国内に3,000mを超える山は21峰ありますが、実にそのうちの9峰が南アルプスにあります。そして、甲府盆地は冬でも比較的冷え込むことが少なく、平野部は降雪が少ないですので、甲府盆地の北西部にあります北杜市は、気温が高い日でしたら、冬でもバイクで走ることができます。地元の方にもお聞きしましたが、雪はめったに降らないとのこと。但し、八ヶ岳の雪が風で流されて降ってきたり、やはり早朝は高い場所は凍結することが多いのとのことでしたので、そのあたりは注意が必要かもしれません。
さて、中央自動車道を須玉ICで下りて釜無川方面へと向かいました。須玉IC近くのオギノ須玉店近くで富士山の好眺望を望みつつ、ICから5kmほど走って釜無川橋の脇にあります釜無川ポケットパークに着。ここは南アルプスの好景観が望める場所で、アニメ「スーパーカブ」のキービジュアルの場所としてライダーに人気の高い場所です。
そして、ポケットパークから2kmほど西に向かったところにあります水車の里公園は、小さな公園ですが、水車越しに南アルプスの景観とバイクを絡めて写真を撮ることができる場所で、また、池には鯉が泳いでいて風情があり、立ち寄りお勧めの場所です。
続いて水車の里公園から南に少し走り、神代公園の駐車場にバイクを止めて、すぐそばの実相寺に向かいました。実相寺境内には日本三大桜に数えられます樹齢2千年の山高神代桜があり、多くの人が訪ねます。桜が咲いていないときでも南アルプスの象徴でもあります甲斐駒ヶ岳の好眺望を望むことができますので、ぷらっと立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。
ここでお勧めの道が、実相寺近くの黒沢川沿いに続きます農道と、その先にあります山梨県道614号線(駒ケ岳公園線)です。特に甲斐駒カントリークラブの近くでは、正面に甲斐駒ヶ岳ほか南アルプスの高峰が、そして右には八ヶ岳と、贅沢な眺望を望むことができます。
また、今回、日本の滝100選にも選ばれています落差121mの北精進ヶ滝を見に行くつもりで山道を走りましたが、落ち葉で道が覆われていて滑りやすいため、遠望台までなんとかたどり着きましたが、その先に進むのは断念しました。
北精進ヶ滝への道は冬は凍結しそうな道のため、訪れるのなら春になってからの方が良いようです。そして、尾白川渓谷へと向かいました。この尾白川渓谷へと向かう道も南アルプスの眺望が良くて走っていて気持ちの良い道です。
やがて、尾白川渓谷に到着。無料の駐車場から遊歩道を歩いて、見どころに千ヶ淵まで徒歩10分ほどと訪ねやすい景勝地ですので、立ち寄りお勧めです。
また、近くの尾白の湯ではフォッサマグナから沸く超高濃度の温泉が楽しめて、休憩室から雄大な南アルプスの眺望を望むことができます。食事処では、山梨名物のほうとうはもちろん、地鳥の鳥もつなども味わうことができます。
そして、「道の駅はくしゅう」に立ち寄り、南アルプスの水を口にしつつ、再び須玉ICに入り、帰路に着きました。
※2021年11月にツーリングを実施
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