ピアッジオグループはEICMAにて、2022年に発売を予定する全ブランドの新型車を発表しました。
アプリリアの660プラットフォームを基盤として1985年にアプリリアが発表しオフロード分野 で伝説となったバイクの名前を受け継ぐオフロードバイクです。トゥアレグ660は単気筒のエンデューロバイクとミドルレンジの アドベンチャーバイクという2つのジャンルを理想的な形で統合するモデルとして設計、開発、製造されました。トゥアレグ660は80Hp 70Nmの2気筒エンジンを搭載し、そして乾燥重量はわずか187kg。ツアラーの特性を活かしながらオフロードも快適に走 行できるアドベンチャーバイクです。トラベル量が非常に大きなサスペンションは幅広い調整に対応しライダーとパッセンジャーの快適性を保証します。タンク容量は18リットル。チューブレス対応のアルミリ ムのホイールは前輪は2.5 x 21インチ、 後輪は4.5 x 18インチで、それぞれ90/90と150/70のピレリ製スコーピオンラリーSTRタイヤを装着。最先端のインストルメントには、トラクションコントロール、クルーズコントロール、エンジンブレーキ、 カスタマイズ可能なエンジンマップを含むAPRC電子制御装置が搭載されています。過酷なオフロードを走 行する際などにはABSを両方のチャンネルで無効化できます。並列2気筒エンジンは3,000rpmで75% のトルクを発揮するため低回転域でもスロットルに機敏に反応します。
トゥオーノ660ファクトリーは、トゥオーノ660の優れたシャーシに高性能なサスペンションを装着することで、スポーツライディング時の性能をさらに高めています。41mmのイン ナーチューブを持つKYB製フォークは圧側および伸び側の減衰力とスプリングプリロードの調整が可能。独立したリザーバーを持つザックス製リアショックアブソーバーも、圧側および伸び側の減衰力とスプリ ングプリロードの調整が可能です。 軽量のリチウムイオンバッテリーを採用し、総重量を約2kg軽量化(車両重量181kg)したことでパワーウェ イトレシオがさらに向上。660cc 2気筒エンジンの最高出力はトゥオーノ660では95Hpでしたが、トゥオーノ660ファクトリーでは100Hpにアップしています。トゥオーノ660より1丁少ない16丁のスプロケットを採用し、ファイナルドライブレシオをショートにすることにより加速性能がさらに向上しています。最大トルクは変わらず8500rpmで67Nmに達します。 トゥオーノ660ファクトリーは、ライドバイワイヤ電子制御アクセルと6軸慣性プラットフォームを標準装備したAPRC電子制御装置に加えて、AQS(アプリリア クイックシフト)を採用しています。AQSは電子制御式ギア ボックスで、ライダーはスロットルやクラッチを操作せずに瞬間的にシフトチェンジできます。ダウンシフト機 能も搭載しており、クラッチレバーに触れずにシフトダウンできます。 デザインもさらに磨き上げられており、Factory Dark(ファクトリーダーク)グラフィ ックが施され、黒と赤で塗装されたシングルシート用テールフェアリングが装着されます。
アプリリアRS660は2021年のツインズカップを勝ち取りました。この勝利を記念して、アプリリアはRS660の1,000台限定のシリアルナ ンバー入りの特別モデルを発表。このモデルはオリジナルの星条旗の カラーリングに加え、シングルシート用テールピースカバー、大型のフロントシールド、クイックシフトの設定 を逆チェンジにも対応させるソフトウェアなど、ユニークな特徴を備えています。ライダーのニーズに合わせ てシフト設定を公道走行用とサーキット走行用に別々に設定できます。
アプリリア初のアーバンアドベンチャースクーター です。普段使いだけでなく長距離走行 にも対応し、カントリーロードや未舗装路でも気軽に走行できます。新型アプリリアSR GTはトラベル量の大きなサスペンションと高い地上高により、市街地の道路に存在する段差も簡単に乗り越えられます。幅広なオールテレーン対応タイヤを備え、舗装路、石畳、ダートまで、あらゆるタイプの路面に対応します。エンジンのパワーと効率の面でも優れており、ユーロ5認証を受けた最先端の電子制御式インジェクションを備えた最新世代の4バルブ水冷式i-getエンジンを搭載。新型の単気筒174ccエンジンは、8,500rpmで 13kW、7,000rpmで16.5Nmを発揮します。さらにアプリリアSR GT 125に搭載される単気筒の125cc i-getエ ンジンは、8,750rpmで11kWの最高出力、6,500rpmで12Nmの最大トルクを発揮します。
モト・グッツィV100 マンデッロは、他に類を見ない伝統の2気筒エンジンを活かして開発されました。モト・グッツィとして初めて6軸慣性プラット フォーム、コーナリングABS、セミアクティブサスペンション、クイックシフトなどの先進的な電子ソリューション を導入。モト・グッツィならではのトルク感とサウンドを実現する90°Vツインエンジンという伝統はそのままに設計は完全に一新されており、非常に優れたパフォーマンスを発揮します。115Hpを超える出 力、105Nmを超えるトルクで、3,500rpmで最大トルクの90%に達します。電動式のウインドシールドに加えて、速度やライデ ィングモードに応じて燃料タンク側面のエアディフレクターの位置を自動的に調整する世界初のアダプティ ブ・エアロダイナミックシステムにより、快適性と防風性が高められています。また、最先端の電子制御デバ イスが多数搭載されており、パフォーマンスと燃料消費量をきめ細かく管理するライドバイワイヤ 電子制御スロットル、マレリ製11MPアドバンストコントロールシステム、電子制御を最適に管理するための6 軸慣性プラットフォーム、クルーズコントロール、カーブでのブレーキング時に予防安全を実現するコーナリ ングABSが搭載されています。ライディングモードは、トラベル、スポーツ、レイン、ロードの4つが用意されて おり、それぞれ3種類のエンジンマップ、4段階のトラクションコントロール、3段階のエンジンブレーキを設定 できます。また、オーリンズ製Smart EC 2.0セミアクティブサスペンションのキャリブレーション機能により、ライディング スタイルや路面状況に応じてサスペンションが刻一刻と自動調整され、あらゆる状況下で最適な性能が得られます。
モト・グッツィ V85 TTグアルディアドノーレは、高い評価を得ているクラシックトラベルエンデューロのシリアルナンバー入りの特別限定モデルで、創業100周年の今年、イタリア国家元首を警護する部隊に正式採用されました。V85 TTグアルディアドノーレには、クイリナーレ宮殿に提供されたV85 TTと同様に、 黒のカラーリングとコラッツィエリのモト・グッツィバイクの白のグラフィックが施されています。白のストライ プはフロントマッドガードから燃料タンク、サイドパネルを経て、特大のツーリングウインドシールドにも施されています。ウインドシールドの他、センタースタンド、エンジンガード、LEDフォグライトも標準装備されています。このモデルにはサイドパニアのセットもオプションにて取り揃えています。モト・グッツィV85 TTグアルディアドノーレは1946台の限定車として生産。また、各車 のハンドルバーライザーには、1から1946までのシリアルナンバーが刻印されます。
スタイリストのフェン・チェン・ワン氏とピアッジオのコラボレーションにより、都市向け電動スクーターであるピアッジオ1(日本未導入モ デル)の特別カスタムモデルが誕生しました。水という自然の要素と、中国神話で美徳と優雅さを象徴する不死鳥のシンボルを視覚的に組み合わせた水彩画が、中国の伝統的な筆使いで描かれています。一方、シートカバーやホイールにも使用されている緑の色は、中国に原生する植物や、健康、繁栄、調和といった普遍的な価値観を表しています。
(ベスパエレットリカ)REDは、非営利団体である(RED)とピアッジオ グループとのパートナーシップにより誕生しました。(ベスパエレットリカ)REDが1台販売されるたびに、(RED) とともにパンデミックとの戦いを支援するために、世界最大級の世界保健基金であるグローバルファンドを支援するための寄付が行われます。(RED)は、緊急事態を表す赤色にちなんで名付けられAIDSと戦うための寄付金を企業から募る目的で2006年に設立されました。現在は新型コロナウイルスの差し迫った脅威と、パンデミックの大きな被害を受けたコミュニティにおける壊滅的な影響とも戦っています。 2017年の(ベスパ946)RED、2020年の(ベスパプリマベーラ)REDに続き、(ベスパエレットリカ)REDは、この長年の パートナーシップから生まれた3つ目の特別な製品であり、世界の健康への尽力と環境や地球への敬意という共通の価値観を何よりも効果的に体現しています。
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