千葉県の紅葉スポット(12月上旬)

素掘りのトンネルと房総の紅葉

養老渓谷

ここ数日で南関東も冷え込みがきつくなり、都内はもちろん関東で一番遅く開花するといわれています房総半島の紅葉も見ごろのようです。

千葉県の紅葉の名所といいますと成田山の新勝寺や松戸市の本土寺などがありますが、バイクツーリングで訪ねるなら、やはり房総半島の養老渓谷がお勧めです。すごく紅葉が綺麗!とは言わないまでも、周囲には栗又の滝や濃溝の滝などバイクで移動しながらいろいろな景観を望むことができますし、走りも楽しめます。房総半島は暖かいとはいえ、できるだけ日中の暖かい時間に回るとして、距離短めのお勧め紅葉ツーリングルートをご紹介させていただきます。

房総最大の滝 栗又の滝(養老の滝)

東京アクアラインからまっすぐに進み首都圏中央連絡自動車道の市原鶴舞IC(アクアブリッジを渡ってから約28km)で自動車道を下ります。県道168号線で高滝ダムに向かい、ダムを渡る前に左折してすぐ湖畔に向かいますと朱色の鳥居が湖畔に立っています。また湖畔沿いに走りますと高滝湖畔公園があり、園内には美術館があるほかオブジェなども展示されています。

高滝湖上の鳥居

そのまま湖沿いのレイクラインに入り、小湊鉄道と並行して走ります県道81号線に入り南下します。そして、小湊鉄道の飯給駅から月崎駅間には風情のある素掘りのトンネルが点在しています。2つの素掘りトンネルが連続する柿木台トンネル、その先には房総最大級の川回しの穴の空いた浦白川のドンドンがあります。また、将棋の駒のような形の観音彫りの永昌寺トンネルは幹線沿いにありますのでアクセスがしやすいです。

永昌寺トンネル

それから、中央部がポッカリと空いているインスタ映えするライダーにも人気の素掘りトンネルの月崎トンネルなどがあります(但し、行き止まりのピストン路になります)。

月崎トンネル

但し、この時期は道が落ち葉で覆われていて、バイクが滑ったり落ち葉の下に落石などが隠れている場合もあり、またトンネルによっては崩落の危険があり通行止めになっている場合もありますので、事前にご確認、および危なそうでしたら勇気をもって引き返すのがお勧めです。急がなくても素掘りトンネルはそこにありますので…

また、近くの養老川の東側、田淵不動滝の近くに77万4千年前の逆転地層が発見されて話題になりました「チバニアン」もありますので、普通の崖にしか見えませんが、話しのネタの寄っていくのもありかと存じます。

チバニアン

そしてそのまま県道81号線を南下しますと小湊鉄道の養老渓谷駅に着きます。駅前には観光案内所がありますので、ここで最新の紅葉の情報を得るのもいいかもしれません。近くには渓谷橋や宝衛橋などがあり、ここから綺麗な養老川の紅葉を望むことができます。

再び県道81号線を進みますと、朱色の観音橋があります。できればこのあたりでバイクを駐車場に止めて、養老山 立國寺や周辺をぷらぷら散策してみるのもお勧めです。そして途中で右に曲がり、素掘りの二層式のトンネルの向山トンネルを抜けます。

向山トンネル

もちろん向山トンネル内は駐停車禁止ですので、ゆっくり走って二層トンネルを楽しみましょう(トンネル内で記念撮影している方もいますので走行にはご注意を)。トンネルを抜けて養老川を越えますと、すぐに弘文洞跡へと続く川沿いの遊歩道があります。川沿いを歩くこと5分(途中で渡河の石渡などしつつ)ほどで弘文洞跡に到着します。

弘文洞跡

さて、再び県道81号線に戻り、南下して国道465号線と交差するところにワークショップとして活用されています旧老川小学校や遠見の滝などがあります。また、国道を越えてそのまままっすぐ県道179号線を進みますと栗又の滝の展望駐車場(無料)があります。その先にすすみますとちょっと変わった門をくぐりますが滝を間近に見ることができます。

栗又の滝(養老の滝)

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