2021年のビーナスライン走り納めはいかがでしょうか?

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2021年は11月25日(木)の11時より通行止めに

ビーナスライン

八幡平アスピーテラインや志賀草津道路など東北や信州のツーリングロードが冬期通行止めとなり、冬の到来が近づき少しづつツーリングエリアが狭まってきているなぁ…と感じています今日この頃。そして、ライダーに人気の高いビーナスラインですが、こちらは11月25日(木)の11時より冬期通行止めとなります。ちなみに通行止めの解除は2022年の4月19日11時になります。

今年、ビーナスラインを走れますのが、あと10日間ほど。いろいろありました2021年ですが、ビーナスラインの走り納めにツーリングに行かれてみてはいかがでしょうか?

時間があれば散策したい霧鐘塔と美しの塔

ビーナスライン

ビーナスラインとは、長野県茅野市から長野県上田市の美ヶ原高原美術館を結ぶ76kmの道で、全線1車線路で道幅もあり走りやすく、なんといいましても高層湿原地帯を通るため開放感が高く、そして、八ヶ岳やアルプス山脈、そして富士山などの眺望を眺めながら走れる、日本を代表するツーリングロードのひとつです。

現在、同地の天気予報を見ますと、21日(日)と22日(月)のみ傘マークがついていますが、その他の日はおおよそ晴れ間が見えそうです。お勧めは、美ヶ原高原からの日の出と雲海です。

美ヶ原高原から見る雲海

美ヶ原の雲海を見るのにライダーに人気のある場所が、道の駅 美ヶ原高原です。ちょうどバイク駐車場が展望の良いところにあり、道の駅ということで寒くなってもトイレに困りません。おおよそ今の日の出が6時ごろですので、5時45分くらいには現地に着いていたいところです。結構ライダーが集まっているときもあり、寒い中、気持ちをみんなで共有出来て心強くなります。

但し、もちろん気温は一桁なので電熱グッズなど真冬の装備必須ですし、(暗くて見えづらいですが)道のコンディションには注意しましょう。できれば、あとで下に降りて暖かくなることもありますので、脱着式インナーでバッグ内にインナーの収納スペースを確保しておくと便利です。あと、ネックウォーマーとホッカイロとタオル。タオルは夜露に濡れたベンチなどに座るときに重宝します。

美ヶ原高原から見る日の出

とはいえ、通常であれば、やはり気温が高くなってくる10時くらいにゆっくりとビーナスラインを走りたいところです。

ビーナスラインへの入り方は出発地により変わって来るかと思いますが、定番の中央自動車道の諏訪ICから茅野市街へと入る場合、お勧めの立ち寄り地は御射鹿池です。ここも早朝に行くと霧が出て幻想的な風景を見れることがあります。但しこの時期ですので、緑色ではなく黄色の樹林の風景になります。

御射鹿池

あと、滝好きでしたら、 御射鹿池からバイクですぐのところにあるおしどり隠しの滝はこじんまりとした滝ですが風情があります。

おしどり隠しの滝

また、間近で迫力のある滝が見れる乙女滝もお勧めです。

乙女滝

そして、ビーナスラインの道中近くにあります蓼科大滝も苔の原生林の中にあり、風情がありお勧めの滝です。

蓼科大滝

さて、ビーナスラインとして蓼科のあたりが林間コースでまだ紅葉を見れる場所があり楽しめます。北八ヶ岳ロープウェイへの道を過ぎた先に左側に女の神展望台という展望台があり、結構バイクの方々はスルーしがちですが、道沿いにありバイクを降りずとも南アルプスに好景観が望めますので、立ち寄りお勧めです。

女の神展望台

そのまま進みますと白樺湖に着きますが、出来れば遠回りになりますが女神湖経由がお勧めです。この女神湖までの道が林間コースでまだところどころで紅葉を楽しめるかもしれません。

女神湖

また、女神湖から蓼科スカイライン(11/19の15時より冬期通行止め)を上りますと紅葉の綺麗な御泉水自然園があり、駐車場から徒歩7分ほどで行ける女神のテラス1830があります。蓼科高原を見下ろせる好眺望でが望めます。また、敷地内には少し歩きますが蓼仙の滝という風情のある滝があります。但し、駐車場代と入園料600円がかかりますので、訪ねるかどうかは好き好きで。

蓼仙の滝

さて、女神湖から白樺湖を過ぎ、そしてビーナスラインは高度を上げていきます。途中に白樺湖展望台駐車場という白樺湖と蓼科山が綺麗に見える駐車場がありますので、是非、立寄りたいところです。

白樺湖展望台駐車場

やがて車山高原が見え、ビーナスラインの右側に今年の8月に鎮座されました車山高原 オートバイ神社があります。この辺りから視界が遮られない高層高原を走り爽快な走行を楽しむことが出来ますが、気温もどんどん冷えて行きますのでご注意を。

そして、ビーナスライン道中最大級の駐車場の霧ヶ峰富士見台駐車場があります。ここからは南アルプスや八ヶ岳はもちろんのこと、その名の通り、好天でしたら富士山をも見ることが出来ます。

霧ヶ峰富士見台より

そして、実は霧ヶ峰富士見台の手前にある伊那丸富士見台駐車場からもとても綺麗な富士山や八ヶ岳の眺望が望めますので、是非、両方の駐車場の立ち寄って景観を望まれることをお勧めいたします。

伊那丸富士見台駐車場より

ちなみに、霧ヶ峰富士見台駐車場の方には売店もあり軽食を取ることも出来ます。そして、その先からはビーナスラインを代表します高原の霧ヶ峰に入るのですが、ビーナスライン沿いのところどころに駐車スペース(未舗装が多いですが)があり、どこに止めても綺麗な景色が見れますので、急いて走らず、素晴らしい景観をじっくり満喫しながら走りたいところです。

ビーナスラインの道中より

やがて、霧ヶ峰高原 ドライブイン霧の駅に到着します。諏訪湖方面からの上ってくる県道との交差部分にあり、多くの観光客や多くのライダーで賑わっている場所です。お蕎麦などが食べられる食事処などもあります。

そのまま通過するのももったいないですし、もし時間があれば霧ヶ峰を満喫するために霧ヶ峰の象徴の霧鐘塔(ドライブインから徒歩10分ほど)まで歩いて散策してみるのも楽しいかと思います。

霧鐘塔

そして、ここからビーナスラインは美ヶ原高原へと向かい走りがメインとなる爽快区間となりますが、霧ヶ峰から県道40号線を下りて蓼の海公園の大見山展望台、諏訪湖の眺望の良い立石公園などに立ち寄りつつ、諏訪湖湖畔に出て、間欠泉や諏訪大社、万治の石仏などを見たり、好景観の塩嶺御野立公園 展望台や高ボッチ高原に寄って帰るというルートもありかと存じます。

立石公園

とりあえず、今回は霧ヶ峰から美ヶ原高原へと向かうルートにしました。道中の景観スポットとしましては、八島ヶ原湿原があり、道の左側にあります八島湿原駐車場にバイクを止めて、道を横断するとすぐに七島八島という八島湿原を見渡せる場所がありますので、ちょっと立ち寄って見るのもいいかと思います。

七島八島

その先、美ヶ原高原美術館までの約23km、ビーナスラインは周囲の景観は見えづらくなりノンストップで走りを楽しめる区間になります。そして、 道の駅美ヶ原高原に到着します。先述しましたが、ここの道の駅のバイク駐車場あたりから美ヶ原高原の好景観を望むことが出来ます。

そこから、またビーナスラインに戻ってもいいのですが、時間があればせっかくの美ヶ原ですから、山本小屋ふる里館の駐車場にバイクを移動させて美しの塔まで歩いてみてはいかがでしょうか。

美しの塔

美しの塔には山本小屋ふる里館の駐車場から徒歩10分ほどで着きます。ここから美ヶ原高原の360度のパノラマビューを見られます。山本小屋で売っているサックサクコロッケも美味しいです。

さて、ビーナスラインもここで終点となり、その先は美ヶ原高原線として白樺の中を走って行きます。ビーナスラインと変わって路面状況も今一つになります。そして、突き当りの巣栗渓谷を左折して松本方面へと向かいます。車線無しの道ですが、走りやすく樹々の中を縫っていく感じで走っていきます。美ヶ原高原美術館から美ヶ原高原線を35kmほど走りますと美鈴湖畔に到着。そして、長野自動車道の松本ICへと行く途中に国宝の松本城がありますで、ちょっと寄って行くのもいいかもしれません。

国宝 松本城

今回のルートで約180km。諏訪ICを10時に下りたとして、ところどころで立止まりつつおおよそ6時間で松本ICに着くのが16時。 女神のテラス183や霧鐘塔、美しの塔などを散策すればプラス1時間で松本ICで17時。そんなイメージになるかと思います。もちろん、ビーナスラインの冬期通行止めが解除される来年の4月でも十分楽しめるツーリングルートです。

ぜひ、2021年のビーナスラインの走り納めに、きとんと防寒装備をいてツーリングに行かれてみてはいかがでしょうか。

総走行距離~約180km

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