おすすめ〜お買い得バイク【401〜800cc編】

乗るのに大型二輪免許が必要な401cc以上のバイク。総じてビッグバイクと言われますが、その中でも1000ccやオーバーリッタークラスに対して、600cc〜650ccくらいのクラスはミドルクラスとも言われます。今回はそんなミドルクラスを含む、400ccを超える排気量で800ccまでのバイクでおすすめのお買い得バイクをピックアップしてみました。

目次

3位:ヤマハ MT-07

MT-07 ¥880,000

全長2,085mm 全幅:780mm 全高:1,115mm ホイールベース:1,400mm 地上最低高:140mm シート高:805mm 車両重量:184kg乗車定員:2名 最小回転半径:2.5m エンジン種類:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒 総排気量:688立方センチ 圧縮比:11.5 最高出力(kW[PS]/rpm):54 (73) / 8,750 最大トルク(kW[PS]/rpm):67 (6.8) / 6,500 燃料タンク容量:13L 燃料消費量(※60km/h定地走行):40.0km/L 変速機形式:6速 タイヤ(前)120/70ZR17M/C (58W) タイヤ(後)180/55ZR17M/C (73W) ブレーキ(前):ダブルディスク ブレーキ(後)シングルディスク


3位はヤマハのMT-07です。扱いやすい直列2気筒の688cm3エンジンを搭載し、街中から高速、そしてワインディングロードまで、どんな場所でも楽しめる汎用度の高いバイクです。直列2気筒ということで車体がスリムで、シート高も805mmながらシート先端が細身なこともあり、足つき性がいいのも◯。アップライトなハンドルで視界も良いのでライディングもしやすいですし、腹下のショートエンドマフラーと相まって今風の先鋭なデザインがクールさを醸しだしています。

また、スマートフォンを真横にしたようなディスプレイは、スマホとペアリングすることが出来、電話着信やメールなどの通知やバッテリー残量をメーター内に表示することが可能です。汎用度の高いバイクですが、逆に言いますと何かに秀でた個性的のものが少ないのが難点。まあ、ヤマハには同じく水冷直列2気筒688cm3を搭載した個性の塊のようなテネレ700(139.7万円)というバイクもありますが…

2位:NC750X DCT

NC750X DCT ¥990,000

全長2,210mm 全幅:845mm 全高:1,330mm ホイールベース:1,535mm 地上最低高:140mm シート高:800mm 車両重量:224kg乗車定員:2名 最小回転半径:3.0m エンジン種類:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒 総排気量:745立方センチ 圧縮比:10.7 最高出力(kW[PS]/rpm):43 (58) / 6,750 最大トルク(kW[PS]/rpm):69 (7.0) / 4,750 燃料タンク容量:14L 燃料消費量(※60km/h定地走行):43.0km/L 変速機形式:電子式6速 タイヤ(前)120/70ZR17M/C(58W)タイヤ(後)160/60ZR17M/C(69W) ブレーキ(前):シングルディスク ブレーキ(後)シングルディスク


バイクの価格が高くなり、なかなか若い人が買いづらくなったことを危惧して「求めやすい価格で提供」でバイクを提供するという『New Mid Concept』(ニューミッドコンセプト)により開発されたのがNCシリーズです。2012年に発売されたNC700Cは、669ccで59.85万円〜と1cc=1000円以下を具現化したモデルで、価格をリーズナブルにするためにエンジンやフレームなどを共通とした複数の車種のバリエーションを出すことによりコストダウンがはかられました。NC700Cも同時に同じエンジンのNC700X・インテグラ(NC700D)が同時に発売されました。NC700Xの価格は64.995万円で、DCTモデルは75.285万円で発売されました。以降、この手法が各メーカーでとられることになり、今に至ります。

さて、そのNC700Xの後継のNC750Xは、電子制御クラッチのDCTがより進化し、比較的自分の意思に近いタイミングで自動でシフトアップ/シフトダウンをしてくれるようになりました。そんなNC750Xも2014年発売のため、既に発売して10年。モデル後期ではありながら今年(2024年)のミラノショーでフロントがWディスクとなった新型が発表されました。まだ発売前ですが、間違いなく値段が上がるであろう中、現行のDCTモデルは、アシスト&スリッパー®クラッチ、ライディングモード、グリップヒーター、ETC2.0車載器、エマージェンシーストップシグナルなどが標準装備されて、なんと100万円を切る99万円。もちろん非DCTのNC750Xもあり、そちらも924,000円というリーズナブルプライスですが、やはりNC750Xに乗るなら6.6万円高ですがDCT装備車がおすすめです。まもなく新型が発売されると思いますので、リーズナブルに購入を検討されるなら今がラストチャンスかと思います。逆に新型の価格が出てから(在庫があれば)現行型と比較検討するというのもありかと思います。

1位:スズキ SV650ABS

SV650ABS ¥803,000

全長2,140mm 全幅:760mm 全高:1,090mm ホイールベース:1,450mm 地上最低高:135mm シート高:785mm 車両重量:199kg乗車定員:2名 最小回転半径:2.5m エンジン種類:水冷4サイクル90°VツインDOHC4バルブ 総排気量:645立方センチ 圧縮比:11.2 最高出力(kW[PS]/rpm):53(72) /8,500 最大トルク(kW[PS]/rpm):63(6.4)/ 6,800 燃料タンク容量:13L 燃料消費量(※60km/h定地走行):34.8km/L 変速機形式:6速 タイヤ(前)120/70ZR17M/C(58W)タイヤ(後)160/60ZR17M/C(69W)ブレーキ(前):ダブルディスク ブレーキ(後)シングルディスク


同一のエンジンや車体構造でバリエーションを作り、コストダウンをしてバイクの価格を抑えるという手法がホンダのNCシリーズを行われ、その後、ヤマハのMT(XSR)シリーズやこのスズキのSV(Vストローム)シリーズなどでも同じ手法が取られることになりました。個人的にはモデル末期かとは思いますが、神バイクのVストローム650(厳密には現行型はSV650とエンジン型式が異なります)をリーズナブルモデルとして推したいところですが(95.7万円)、いかんせんSV650が安すぎです。装備の差はあれど、Vストローム650とは15.4万円もの差があります。

液晶ディスプレイはモノクロで、丸型のヘッドライトは非LEDで、特に電子制御システムなどを装備していない(ABSやローRPMアシストは装備しています)素うどんのようなバイクですが、とにかく走りが楽しいバイクです。高回転まで伸びる90度Vツインエンジンに、今や希少となったスチール製トラスパイプフレームのシャーシによりバイクがしなる感じを味わえて、特にワインディングでの走りが楽しいです。Vツインということで車体もスリムで、785mmというシート高とスリムなシートで足つき性も良くて視界も抜群にいいので、安心して、そして、楽しくスポーツ走行を楽しむことができます。価格も素晴らしいですが、まさに、シンプル・イズ・ベストを具現化したミドルバイクだと思います。

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