富士山が見れなくても楽しめる
先日、某所で「人生は選択だ」といった話しを聞きました。今回、ツーリングに出掛ける日が決まっている中で、都内発で天候がさそうな場所は富士山の南麓のみでした。そう、選択肢が無かったのです。しかも晴れ時々曇り予報。一抹の不安を感じながら当日、首都高を抜けて東名高速に入ると、「やっぱり…」雲で富士山が隠れていました。これから向かう富士山南麓は富士山ありきの景勝地が多く、富士山が見えないとなるとその魅力が半減してしまうのです。
御殿場付近で横にあるはずの富士山が全く見えなかったため、新東名の駿河湾沼津SAで休憩しながら富士山周辺のライブカメラや今後の富士見情報をチェックするも、どうやら今日一日、富士山を見ることは無理なようです。そこで、当初予定していた幾つかの富士山の眺望スポットに行くのをやめて、富士山なしでも観れるスポットに変更しました。
新富士ICで下りて、まずは今宮の茶畑に。やはり富士山が見えなければ普通の茶畑です。そして、大渕笹場に向かいました。茶畑越しに富士山の絶景が見れるこの場所も富士山あっての景勝地ではあります。しかし、やはり富士山が見えなければ茶畑が広がる普通の景色で、他に訪れている人もいませんでした。ただ、試飲のお茶を頂いた売店でいろいろな情報をお聞きすることができました。グーグルマップにあるアンブレラスカイは今は行っていないとのことです。
さて、本来はこの周辺にある富士山眺望スポットを巡るはずでした予定を変更して、大渕笹場から西に10㎞ほどのころにある富士山本宮浅間大社の境内の湧玉池に向かいました。
この池は富士山の雪解け水が湧き出てる池で、とても透明度が高くて綺麗な池です。次にそこから北上して朝日滝に。
落差20mの水量の多い豪快な滝で、水しぶきを浴びるほど近くから見られますし、駐車場からすぐなのも嬉しいです。そして、近くの白糸の滝に到着。世界遺産で日本の滝百選にも選ばれている名滝で、鉄板の絶景を見ることが出来ます。
白糸の滝からそのまま東に進み、富士山スカイラインに入りました。
富士山南麓の樹海の中を走るため眺望は無いが、約29㎞もの間、信号が無い二車線路の快走路です。ただ、道中には富士山スカイラインの入口と水ケ塚公園くらいしかないのが寂しいです。
今回、最後にその水ケ塚公園に寄ったところ、数分だけですが、今日初めて富士山を見ることができました。直ぐに雲に隠れてしまいましたが、なんか富士山が「ツーリングお疲れ様」とウィンクしてくれたような感じがして、いい気分で帰路に着きました。
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