富士山南麓ツーリング(BMW R1300GS)

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富士山が見れなくても楽しめる

好天であれば、上のような絶景が見れる大渕笹場

先日、某所で「人生は選択だ」といった話しを聞きました。今回、ツーリングに出掛ける日が決まっている中で、都内発で天候がさそうな場所は富士山の南麓のみでした。そう、選択肢が無かったのです。しかも晴れ時々曇り予報。一抹の不安を感じながら当日、首都高を抜けて東名高速に入ると、「やっぱり…」雲で富士山が隠れていました。これから向かう富士山南麓は富士山ありきの景勝地が多く、富士山が見えないとなるとその魅力が半減してしまうのです。

富士山が見れなくても、大笹場周辺の森林も風情があり、走り抜けるだけでも爽快です。

御殿場付近で横にあるはずの富士山が全く見えなかったため、新東名の駿河湾沼津SAで休憩しながら富士山周辺のライブカメラや今後の富士見情報をチェックするも、どうやら今日一日、富士山を見ることは無理なようです。そこで、当初予定していた幾つかの富士山の眺望スポットに行くのをやめて、富士山なしでも観れるスポットに変更しました。

大篠牧場に行くも。残念ながら富士山を見えず。情報だとお茶の初摘み前の5月頭がお勧めとのことです。GWで混む前も◯だそうです。

新富士ICで下りて、まずは今宮の茶畑に。やはり富士山が見えなければ普通の茶畑です。そして、大渕笹場に向かいました。茶畑越しに富士山の絶景が見れるこの場所も富士山あっての景勝地ではあります。しかし、やはり富士山が見えなければ茶畑が広がる普通の景色で、他に訪れている人もいませんでした。ただ、試飲のお茶を頂いた売店でいろいろな情報をお聞きすることができました。グーグルマップにあるアンブレラスカイは今は行っていないとのことです。

大篠牧場の売店では大渕笹場で採れたお茶も販売しています(ティパック 700円)。


さて、本来はこの周辺にある富士山眺望スポットを巡るはずでした予定を変更して、大渕笹場から西に10㎞ほどのころにある富士山本宮浅間大社の境内の湧玉池に向かいました。

富士山本宮浅間大社の境内の北側にある湧玉池。かつては富士登山者のみそぎに使われていました。国特別天然記念物。

この池は富士山の雪解け水が湧き出てる池で、とても透明度が高くて綺麗な池です。次にそこから北上して朝日滝に。

眼前で見れる迫力が凄い朝日滝。近くに平成棚田があります。

落差20mの水量の多い豪快な滝で、水しぶきを浴びるほど近くから見られますし、駐車場からすぐなのも嬉しいです。そして、近くの白糸の滝に到着。世界遺産で日本の滝百選にも選ばれている名滝で、鉄板の絶景を見ることが出来ます。

白糸の滝そばにある音止めの滝。
高さ20m、幅150mにわたり富士山の雪解け水が落水する様はまさに絶景の白糸の滝。バイク駐車料金200円。最奥には100円のPもあり。
名物 富士宮やきそばをいただく(白糸の滝 平石屋にて) 。


白糸の滝からそのまま東に進み、富士山スカイラインに入りました。

樹高47m、推定樹齢1,000年の村山浅間神社の大杉。必見です。

富士山南麓の樹海の中を走るため眺望は無いが、約29㎞もの間、信号が無い二車線路の快走路です。ただ、道中には富士山スカイラインの入口と水ケ塚公園くらいしかないのが寂しいです。

交通量も少なく走りやすい富士山スカイライン。

今回、最後にその水ケ塚公園に寄ったところ、数分だけですが、今日初めて富士山を見ることができました。直ぐに雲に隠れてしまいましたが、なんか富士山が「ツーリングお疲れ様」とウィンクしてくれたような感じがして、いい気分で帰路に着きました。

水ケ塚公園で最後に一瞬だけ微笑んでくれた富士山。
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