■秩父・昇仙峡(ツーリングルート)

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関東随一のパワースポットと日本一の渓谷美

埼玉県の奥座敷の秩父。都心からほど近いながらも風情のある景色を楽しめる場所です。そこから雁坂トンネルを抜けて一路、山梨県へ。好景観のフルーツラインから昇仙峡へと至る、景観を走りを楽しむバイクならではのツーリングルートです。

長瀞(埼玉県)

総走行距離~200km

関越自動車道の花園ICを下りて国道140号線で長瀞に向かいます。ちなみに途中の寄居駅近くに日本百名城にも選ばれています鉢形城跡がありますので、城跡にご興味ある方は、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

鉢形城跡

国道140号線のバイパスには入らず、そのまま旧道を走りますと、荒川の渓流が見え隠れしてきます。そして長瀞のメインスポットの岩畳に到着します。

長瀞 岩畳~荒川沿いにあります約600m続く隆起した結晶片岩が岩となった場所で、青緑の荒川と白くキラキラと光る岩のコントラストがとても綺麗な場所です。地質的にも価値が高く、日本地質学発祥の地や地球の窓とも言われています。

緑の渓流と白い岩ののコントラストがとてもきれいな渓谷です。メインの岩畳の周辺には無料駐車場がありませんので、近くの民間駐車場(だいたい500円)に止める必要があるようです。

長瀞を後にしてそのまま国道140号線を進みますと、秩父のシンボル的な山の武甲山が見えてきます。そして、秩父駅の近くの秩父神社があります。また、その近くに武甲山がきれいに見れる見晴らしの丘や寺坂棚田がありますので、是非、立寄られて見られることをお勧めします。但し、芝桜の時期には近くの芝桜に向かう車で渋滞していますので、ご注意を。

寺坂棚田

ちなみに、秩父市の隣りにバイクで町興しを行っています小鹿野町があります。同町の名物の安田屋のわらじカツ丼ですが、秩父にも支店の日野田店がありますので、並びますが回転は早いですので、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

わらじカツ丼

秩父市街を抜けてそのまま荒川沿いの国道140号線を走り、やがて新道との分岐がありますが、旧道の方に入ります。尚、新道の方にはループ橋がありますので、ご興味のある方は新道経由で雁坂トンネルへと向かうのもありです。

さて、旧道に向かいますとやがて二瀬ダムが見えてきます。この堤体の上を走り片道約10kmのピストン道を登りますと、秩父随一の三峯神社に到着します。大型の舗装駐車場が完備され、駐車場から神社までは参道を歩いて約10分ほどになります。

三峯神社

三峯神社~秩父の山奥、標高1100mの場所にある名刹で、秩父三山の一つです。ヤマトタケル伝説なども残り、関東随一のパワースポットで人気の高い神社です。但し、麓から片道10kmのピストン道路を上る必要があります。

再び国道140号線に出て、西上しますと栃本関所跡があり、そこから階段集落を見ることが出来ます。そして、そのまま国道140号線(雁坂みち)を走りますと、やがて山梨県へと県境を跨いで繋がります雁坂トンネルに着きます。二輪車は580円の有料トンネルで長さは6,625mあります。ちなみに秩父市を過ぎて、山梨川に入るまでガソリンスタンドはほぼ無いのでガソリンの残量は秩父市内で確認された方が良いようです。

雁坂トンネル

雁坂トンネル~埼玉県と山梨県とを繋ぎます、総距離6,625mのトンネルです。一般国道では、東京アクアラインに次ぐ長さであり、原付一種(50cc未満)が走れる国内最長のトンネルでもあります。二輪車580円。

そして、長い雁坂トンネルを抜けますと、景勝地の西沢渓谷に到着します。ここの七ツ釜五段の滝はとても綺麗な滝ですが、西沢渓谷は一方通行で、最奥にあります七ツ釜五段の滝まで徒歩2時間、往復で約10km、4時間の道のりですので、行くのであれば西沢渓谷メイン、且つ、遊歩道的には整備されていますが、やはりそれなりの服装でくるのが望ましい場所です。

さて、そのまま国道140号線を南下しますと、途中に一之釜があります。滝が流れている渓流で夏はとても気持ちの良い場所です。国道からも近いのですが、場所が分かりづらいですので、ナビなどで確認されていかれた方が良いようです。

一之釜 男滝

そして、そのままほったらかし温泉へと向かいます。途中に名前のない展望台というそそられる名前の展望台があります。また、近くの笛吹川フルーツ公園の西側には横溝正史館もあり横溝正史氏の直筆原稿ほかいろいろな展示物がありますので、ご興味のある方は立ち寄られて見られてはいかがでしょうか。

名前のない展望台

その少しさきにありますほったらかし温泉。多くのメディアに紹介されているため、多くの観光客で賑わっています。但し、お湯自体はぬるめな部分もあり、やはりここは富士山や眼下に広がる甲府盆地の眺望を楽しむ温泉な感じがしますので、その日の天候によって寄られるかどうか決められるのもいいかもしれません。

ほったらかし温泉

さて、ここからフルーツラインを走って甲府市街に向かいます。生活道路でもありますフルーツラインは、走りを楽しむ道というよりは、甲府盆地や遠くの山々の峰や、好天でしたら山間から顔を覗かせる富士山の眺望を楽しみながら走る好景観道路です。しかし、信号も少ない車通りもさほど多くないことから、お勧めのツーリングロードです。ちなみに、ほったらかし温泉からフルーツラインを反対側に北上しますと、好天でしたら富士山も望めますフルーツライン 展望ポイントがあります。そして、武田信玄好きな方や戦国大名好きなかたにお勧めの武田神社を経由して昇仙峡へと向かいます。途中のヘアピン路を抜けたところの道沿いにあります和田峠からは好眺望が望めますので、是非立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

そして、そのまま昇仙峡グリーンラインに入ります。信号も無く走りやすい爽快路で、しかも道に沿って流れる荒川の対岸には奇岩や巨岩が乱立して渓谷を作っていて迫力を感じ得ます。途中で昇仙峡方面への向かう細い道に入ります。しばらく走って行きますと、昇仙峡を代表する奇岩地の覚円峰に到着。その迫力に圧倒されます。

昇仙峡~花崗岩が削られ、迫力のある奇岩や巨岩を見ることが出来、日本一の渓谷美とも言われています。国の特別名勝にも指定されています。

そして、一度昇仙峡グリーンライン(県道7号線)に戻りもう少し先に進みますと、仙娥滝へと向かう道に入れます。

仙娥滝は日本の滝百選にも選ばれている滝で、落差30mの迫力のある滝景観を望むことが出来ます。そこから再び昇仙峡グリーンラインを戻り、甲府市内から双葉スマートIC、または甲府昭和ICから中央自動車道に乗り、帰路に着くことが出来ます。

実走ガイド

https://doko-iko.net/archives/9441
https://doko-iko.net/archives/14845
https://doko-iko.net/archives/9510
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