この度、マイナーチャンジが施されたタイガー900シリーズ。今回、その中で900GT PROに乗ってみました。
とにかく走りが楽しいアドベンチャーバイクです。水冷3気筒DOHC12バルブ 888㏄のエンジンを搭載し、 最高出力は79.5kW(108PS)/9,500rpmを発生させます。
1-3-2の点火順序を採用したトライアンフ独自の888cc3気筒 Tプレーンクランクエンジンは低中速から高回転まであらゆる回転数で力強く回り、気持ちの良いサウンドと共についついアクセルを開けたくなります。
R1250GSが安定性の塊であるラグジュアリーとしますと、タイガーはまさにスポーツアドベンチャーという感じです。もちろん、ロングツーリングを楽に走ることができるビッグアドベンチャーバイクながら、3気筒ならではの峠道などでのスポーツ走行を楽しめることができます。
個人的には、この3気筒888cc3エンジンは太鼓判を押したい位のいいエンジンだと思います。オーバーリッターほどハイパワーではなく、ミドルサイズながら高速をガーッと走って、一般国道を走り、山間の峠道や酷道を走るといったスタイルや規模感にとてもマッチングしている車格とエンジンだと思います。
もちろん積載スペースはスペースが広く、積載性は十分。
また、視界的にもスリム感があり、重心が低いのか、比較的取り回しがしやすいのも嬉しいです。
もちろん、アドベンチャーバイクとしての機能も満載で、可変式スクリーンやUSBチャージャー、グリップヒーターにシートヒーター、そしてライディングモードにコーナーリングABS、クルーズコントロールやトラコンも装備され、とても快適にツーリングを行えます。
特に、手動ですが、可変式スクリーンはとても便利でした。
GT PROはライディングシートのほか、タンデムシートもヒートシーターになっていて、USBチャージャーもフロント側とリア側の両方に付いていて、がっちりとしたタンデムグリップも付いているので、パッセンジャーの方も快適に乗ることができます。
また、ポジションランプは常時点灯式になりました。
どうしても、エンジンを回したくなってしまうので、平均燃費が高くならないのがネックかとは思いますが、所有感も満喫できる上、日本の風土にとてもマッチングしているアドベンチャーバイクだと再認識いたしました。
●全幅/全高(㎜):930/1410-1460 ●シート高:820-840㎜ ●車重:222㎏ ●エン
ジン:水冷3気筒DOHC12バルブ 888㏄ ●最高出力:79.5kW(108PS)/9,500rpm
●タンク容量:20ℓ ●カラー:GRAPHITE/SAPPHIRE BLACK、CARNIVAL RED
/SAPPHIRE BLACK、SNOWDONIA WHITE/SAPPHIRE BLACK ●価格:
1,895,000円〜1,925,000円 ※ツーリング時の平均燃費:16.6㎞/ℓ
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