シティランも楽しめるカジュアルなオフロードバイク

ホンダの250ccオフロードモデルのCRF250L。水冷4ストロークDOHC単気筒249cm³のエンジンを搭載し、24PSを発揮します。

オフロードバイクということで足付きが気になりますが、数値的には830mm(ハイシートのSは880mm)ですが、跨るとオフ車ということでサスが柔らかいこともありサスペンションが沈み込み、またシート幅も狭いことからそんなに足付きは悪くありませんが、もちろんレブル250(690mm)やCL250(790mm)に比べますと、高く感じます。

タイヤの口径は、フロントが21インチでリアが18インチで、オフロードバイクらしくキャストホイールで、標準でIRCのブロックタイヤを装備しています。

メーターはシンプルな長方形のデジタル計で、華美なものではありませんが、必要な情報がすぐ見れてすっきりして分かりやすいです。
ハンドル周りは左右ともに必要最低限のスイッチ類が配置されていて押しやすいです。ただ、やはり頻繁に使うウィンカースイッチの上にあまり使わないホーンのスイッチが大きく配置されているのはホンダさんならではの配置。個人的には、厚いグローブを装備している冬場などはどうしてもウィンカーを押そうと思ってホーンを誤って押してしまうことがあるので、ちょい苦手です。

ライトは一眼で、ハンドルガードが装備されています。

エンジンをかけると、トトトト…という単気筒249㎤のシングルらしい、軽くてリズミカルな排気音がします。

早速走り出してみますと、とにかく軽くて(141kg)ハンドルの切れ角が大きいので小回りがしやすく、市街地では走りやすいの一言。ちょっとした知らない路地でも入ってみようと思えるほどの軽快さです。まさにシテイランも楽しめるカジュアルテイストなオフロードバイク、という感じでしょうか。

そして、なんと言いましてもエンジンが素晴らしいです。8BKというレブル250やCL250と同系のエンジンで、もともと低速から中速域までスムーズに回り最高出力を9,500回転(レブル250)で発生させるというように、高回転までストレスなく回るエンジンで、パルス感も楽しめて素晴らしいエンジンだな…と思っていましたが、CRFではより低速に振ってあるだけあって、出力的には9,000回転で24PSを発生させるということでレブルより2馬力低いですが、極低速がとても扱いやすいです。

あと、アシスト&スリッパー®クラッチ装備で、軽い力でクラッチが繋がりやすく、個人的には軽すぎるのでは?と思うくらい繋がりやすいです。
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