2023年式 カワサキ エリミネーターSE に乗ってみました。

ドラレコとETC2.0、スマートフォンアプリ対応が標準装備

398cm³の並列2気筒(パラレルツイン)エンジンを搭載したロー&ロングフォルムのスタイルが特徴的なエリミネーター。タンクからテールにかけて直線的なこのデザインが、1980年代に発売された先代エリミネーターを彷彿させてくれます。

さて、実際に跨って見ますと、まずびっくりしますのがその足付きの良さです。両足の膝がまがってのベタ足。それもそうで、シート高が735mmとかなり低いです。発売以降、ずっと売れ続けているレブルシリーズの売れている要因のひとつとして足付き性の良さがあります。

バイクの販売のグローバル化&国内の販売台数減により、ファンバイクは欧米向けの高身長のライダー向けが多くなり、個人差にもよりますが、身長150~160cmくらいですと片足のつま先立ちでしか付かないバイクも多くなり、かなり怖さを感じます。ちなみに、レブル250のシート高は690mmというクルーザータイプではありますが驚異的な低シート高を誇っています。

そして、ポジションは ロー&ロングフォルム であまりハンドルがプルバックされていないこともあり、ちょっと前かがみ的なボバースタイル。ハンドル幅もショートで(全幅:エリミネーター/785mm、レブル250/820mm)エリミネーターのイメージらしいドラッグバイクタイプのポジショニングな感じです。

車両重量も178kg(ノンカウルのエリミネーターは176kg)で、250ccのレブル250が171kgであることを考えますと、400ccということでかなり軽量化が図られていると思います。「足付きの良さ」「軽量(=取り回ししやすい)」というのは、今、国内で販売するのに売れるための条件の要素のような気がします。

但し、エリミネーターは軽いので押し引きしやすいですが、ロングフォルムながらハンドルがショートということもあり、押し歩きしてハンドルを動かし、右回りや左回りする際にはちょっと力を要することが必要なときもありました。

メーターは円形のモノクロデジタルメーターで、中央にスピードメーターが、そして、上半分が回転計になっていて、そのほか、トリップメーターや燃料計、そして時計などがあり、パッと見、分かりやすいメーターですが、ちょっと、表示自体が小さめなことと、陽光下では見づらくなることもありました。標準装備のETC2.0のランプもあります。

SEに標準装備されていますドライブレコーダーのスイッチはハンドルの左側にあります。また、スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP」対応していて、バイクから離れていてもスマホで走行距離や燃料、走行ルートなどを確認することができます。

ハンドルの左、および右ともに、スイッチ類は基本的なものだけで、分かりやすいです。

標準タイヤは安定感の高い、IRCのクルーザータイプ用のバイアスタイヤを装着しています。

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