三河湾ツーリングとして楽しむ
知多半島は愛知県の西部に位置し、伊勢湾と三河湾に囲まれた約50kmの長さ(大高IC~羽豆岬の距離)の半島で、渥美半島と向き合っています。中部国際空港や工業地帯が多く観光スポットがあまり多くないことから、知多半島だけですとルーティング的に短距離になりがちですが、三河湾沿いの観光スポットの竹島や西浦、爽快ロードの三ヶ根山スカイラインや三河湾スカイラインなどと走り合わせれば満喫間の高いツーリングルートになります。また、三河湾に浮かびフェリーで訪ねられる日間賀島や篠島を訪ねてみるのも楽しいです。そして温暖な場所のため、冬でもツーリングをしやすいのがうれしいところです。

総走行距離~約250km
名古屋市を起点としました場合、まずは名古屋高速3号大高線経由で伊勢湾岸自動車道に入り、国道23号バイパス(明豊道路)を走ります。名古屋から約45kmぐらい走ったところの名豊道路沿いに「道の駅 にしお岡ノ山」がありますので、とりあえず休憩に立ち寄るのもいいかと思います。その後、国道23号線の旧道に入った後、県道320号線を走り、幸田サーキットのそばを通りながらグリーンロードに入りますと、三ヶ根山スカイラインの幡豆料金所に着きます。

三ヶ根山スカイライン(280円)は標高326mの三ヶ根山の尾根伝いに幡豆町から形原温泉へと至る5.1㎞の山岳路で、6月から7月初旬にかけては沿線に7万本のあじさいが咲くことから「あじさいライン」とも言われています。特に近くの本光寺では1万本のあじさいが、そして形原温泉のあじさいの里では5万本ものあじさいの花が咲き誇ります。

山頂公園の見晴らし台からは三河湾の好眺望が望め、また道中のゆうとぴあ三ケ根という喫茶店では名物のベトナムコーヒーを飲みながら綺麗な三河湾を望めます。今回、名古屋方面から知多半島よりも先に 三ヶ根山の方を周るのは、出立して早いうち(まだ体力にあるうち)に楽しくワインディングロードを走りたいということと、ちょうど夕刻ごろに知多半島の西岸を通るルートにすれば、綺麗なサンセットの景観が見れるからです。

さて、 三ヶ根山スカイライン が終わり、県道322号線に入り刑原温泉のそばを通りつつ北上し、国道248号線を200mほど走り、三河湾スカイライン(県道525号線)に入ります。三河湾スカイラインは、国道23号線の交差点から国坂峠まで至る約17.6kmの無料の山岳路で、道中の所々で三河湾の好眺望を望むことができます。そんなに道幅が広くなくて樹々に阻まれていてコーナーの見通しも今一つですが、全線2車線の走りやすい道です。道中のお勧めは桑谷展望園地駐車場で、道沿いにあるトイレのある無料駐車場で展望台までちょっと坂を登りますが、展望台からは三河湾を一望できます。

さて、三河湾スカイラインを走り終えますと県道368号線に突き当りますので、ここを右折して南下し、国道23号線を超えますとマリンロードと交差しますので、そこを右折しますと竹島に到着します。

竹島は三河湾に浮かぶ周囲600mの国の天然記念物にも指定されています小島で、島内には日本七弁財天のひとつの八百富神社があります。近くには竹島園地の有料駐車場があり、そこから歩いて橋で島まで渡ることができます。竹島を後にして、再びマリンロードを走り、海沿いを西へと向かいます。そして、国道23号線経由で国道247号線に入り少し南下し、刑原南新田交差点のところで左折して、長さ約700mの刑原ブルーブリッジを渡りますと、綺麗な三河湾の見ながら走る西浦シーサイドロードに入ります。

スパ西浦サーキットもある場所で、アメリカの西海岸的は風景の蒲フォルニアや、朝日が輝く丘や万葉の小径などの展望所、そして西浦園地や松島遊歩道などの散策地もありますので、時間があればぷらぷらとしたい場所です。

また、パームビーチから見る西浦温泉のホテル街も南国感を感じられて、旅感を味わえます。

西浦の西岸を走り、県道321号線を西上していきますと東幡豆海岸があり、干潮時には綺麗な干潟の砂の模様や、離島の前島が干潟で繋がるトンボロ現象などを楽しむことができます。

また、東幡豆海岸から海沿いに西に向かいますと、道中の高台に好景観のゆうひが丘展望台があり、好眺望地の西幡豆海岸やへひり浜などを通り吉良ワイキキビーチに着きます。夏場は混雑しますが、ヤシの木などがあり雰囲気が良いところです。
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