まさに、スズキらしいバイクです

250cc単気筒エンジンを搭載した税別40万円のリーズナブルなモデル。しかも、スズキの最新技術を投入しました油冷モデルです。

二輪マーケットが超大きいインドで販売されているバイクということで、とはいえ、正直、それなり(価格なり)のバイクだろうなぁ…と思って乗ってみたらビックリ!いやー、楽しいバイクでした。

とにかくエンジンが素晴らしいです。単気筒250ccというとどうしても非力…というイメージがありましたが、先日乗った、ホンダのレブルといい、このジクサーといい、いやはや予想以上に力強くてびっくり!

冷却方式に油冷を採用して新たに開発された単気筒SOHC4バルブ249cm3エンジンは、シングルエンジンながら、同じスズキのツインエンジンのGSX-250Rより馬力があり(但し、最大トルクは同じ)、軽くて足つきも良いので、高速から街中、そしてツーリングに遭遇しがちな酷道なども走りやすく、取り回しやUターンもしやすいです。

ブレーキもじわーっと効き、スポーツ走行ではカッツリと効いた方がいいのかもしれませんが、ツーリングではブレーキレバーを握りこんでジワーッと効く方が扱いやすく安心感も高いです。

もともとインドではスポーツバイクという立ち位置なのでしょうか、シートは若干腰高でタンデムシートとは別体で段差があり、スポーツ走行時には体がホールドしやすいです。もちろんABSは標準装備されています。

逆にスポーツ系バイクにありがちな、リアシートの中央部が盛り上がっていて、また、シートバッグの固定ベルトを付ける場所が遠いので、逆にそれがツーリング的にはネガな要因になっています。

ですので、タンデムも一体型シートに比べると着座スペースが狭いですが、タンデムグリップがあるので街乗りベースなら問題ないかと。但し、積載スペースも鑑みつつ、タンデムでのツーリングはちときつそうです。

タンクは小ぶりで12Lですが、実走して平均燃費が32.7km/Lでしたので満タンで400km近く走れます。レギュラーガソリンでこの燃費の良さも嬉しいところです。

アップライトなハンドルは操作がしやすく、そして視界も良いので運転しやすいです。ただ、インストルメントパネルがかなり下の方にあり、視線を結構動かさないと視認できずらいです。また、ミラーが若干ベタっぽい感じがしますので、個人的にはアフターパーツでショート系に変えたいところです。

インストルメントパネル ですが、フル液晶ディスプレイでスピードメーター、タコメーター、燃料計と見やすく、もちろん、ギヤポジションインジケーターや時計も付いています。ウィンカーの表示も左右別なのも嬉しいです。

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