■安比高原レインボーライン~八幡平アスピーテライン~樹海ライン [爽快ツーリングルート]

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安比、八幡平の5本の道を走り巡る

北東北エリア屈指の爽快ツーリングエリアの八幡平。著名な八幡平アスピーテラインをはじめ、樹海ライン、岩手山パノラマライン、安比高原レインボーライン、七時雨山カルデララインなどいろいろなスタイルのツーリングロードを楽しむことができるエリアです。

八幡平アスピーテラインより岩手山を望む

東北自動車道を松尾八幡平ICで下りて一般道で西上。県道17号線に入り、そのまま県道227号線に入ります。この県道227号線と、その先で繋がる県道30号線までの約22kmの道が七時雨山カルデララインになります。道自体はほぼ2車線ながら見通しが良くはなく道幅も広くはないので決して走りやすい…という道ではないのですが、県道30号線部では開けて標高1,063mの七時雨山の綺麗な山景を望むことができます。七時雨山周辺はその名の通り天候が変わりやすい場所で、田代カルデラの南壁に位置することからカルデララインと名付けられたようです。

七時雨山

さて、県道30号線が県道6号線に突き当たり七時雨山カルデララインは終わり、そのまま左折しますと国道282号線に出ます。そして国道を南下。すぐに、東北自動車道の安代ICがありますので、七時雨山カルデララインを走らない場合は、この安代ICからアクセスするのも良いかもしれません。国道282号線を南下して行きますと、途中で不動の滝の入り口がありますので、時間がたあれば立ち寄って見るのもありです。

不動の滝

高さ15mの三段瀑の不動の滝は「日本の滝百選」にも選ばれている名滝で、アクセスも良く(途中の分岐点(標識あり)を間違えないよう)、赤い橋が風情を醸し出しています。そのまま、交通量の多い国道282号線を我慢の走行をし、安比川を渡った後、国道から一般道に入ると安比レインボーラインになります。

安比レインボーライン

安比レインボーラインは、安比高原の安比スキー場の麓を走る約16kmの平坦路で、樹々に阻まれていますが岩手山の眺望がよく交通量も少なくて、のんびりと走りと景色を楽しめる道です。そして、県道45号線との交差点で左折して県道に入り八幡平アスピーテラインへと向かいます。そして、ちょうど、釜石環状列石や松尾八幡平ビジターセンター がある県道23号線との交差部で右に曲がると八幡平アスピーテラインに入ります。ちなみに同交差部を左に曲がると、天空の町とも言われました松尾鉱山を学べる松尾鉱山資料館があります。

八幡平アスピーテライン

八幡平アスピーテラインは八幡平を横断する約27kmの爽快路で、開通直後の4月には雪の回廊を楽しめて、9月下旬から10月中旬ごろには紅葉が見頃になります。さて、八幡平アスピーテラインの連続するスノーシェルターのヘアピン路を走りつつ高度を上げていきます。紅葉時は周りの樹々が色づき、とても綺麗です。ヘアピン路をクリアしますと、緑が丘のバス停と旧松尾鉱山新中和処理施設と書かれた案内板がある道がありますので、そこを左折すると松尾鉱山の住居地跡がありますので、ご興味のある方は立ち寄られてみるのもいいかもしれません。

松尾鉱山跡

さて、八幡平アスピーテラインを走って行きゲートを通過しますと、やがて、八幡平アスピーテライン展望所があり、その先には源太岩展望台があり、この辺りから岩手山の好眺望が望めます。

八幡平アスピーテラインから岩手山を望む

このあたりから右側に岩手山を望みながら樹々深い八幡平山麓の風景を楽しむことができます。

八幡平アスピーテライン

そして、岩手県と秋田県の県境近くにある見返峠に到着します。駐車場があり、売店やレストラン、また駐車場の奥には展望台もあります。

見返峠駐車場にある展望台からの景観

そのまま八幡平アスピーテラインを走り秋田県に入りますと、ふけの湯や後生掛温泉などの秘湯がありますが、今回は見返峠から樹海ラインに入ります。ただ、見返峠から秋田側に八幡平アスピーテラインを1.5kmほど走りますと大深沢展望台という好眺望スポットがありますので、そこまで行って戻ってくるのもありかと思います。

大深沢展望台

さて、見返峠から八幡平樹海ラインに入ります。八幡平樹海ラインは見返峠から麓の松川温泉を結ぶ県道318号線の約17kmの区間で、適度なカーブが続きスポーツ走行が楽しめる道です。

八幡平樹海ライン

道中には泥湯が楽しめる藤七温泉や、多くの湯気が吹いている太古の息吹などがあります。また紅葉時には沿道の樹々が赤黄色に染まり、目を楽しませてくれます。

藤七温泉

八幡平樹海ラインを下りますと、岩手山の北麓にあります松川温泉に入ります。そのまま松川沿いに県道212号線を走って岩手県民の森方面へ走りますと、途中に松川渓谷があります。

松川渓谷

松川渓谷には玄武岩の岸壁があり、紅葉時には周囲の樹々が染まり見ごたえがあります。道中にありますので、ちょっとバイクを止めて見てみるのもよいかと思います。また、渓谷を渡る森の大橋からも綺麗な渓谷美を望めます。さて、その森の大橋を渡りますと、岩手山パノラマラインに入ります。ちなみに、岩手山パノラマラインから少し北に向かったところに名水百選に指定された透明度の高い金沢清水(湧水群)があります。

金沢清水

岩手山パノラマラインは岩手山の北麓の松川渓谷と焼き走り溶岩流の間の約8kmの市道で、ほぼ直線路が多い道で、雄大な岩手山の景観を望みながら走ることができます。

岩手山パノラマライン

そして、焼走り熔岩流に到着。焼走り溶岩流は、1732年に岩手山は噴火した際に流れ出た大量のマグマが固まってできた全長4kmの場所で、岩手山を眺め見ながら荒涼感の味わえる独特な場所です。無料の駐車場からすぐなのも嬉しいところです。

焼走り溶岩流

そして、焼走り溶岩流の先にある西根ICより東北自動車道に入ることができます。

総走行距離~約120km

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